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2019年月間ベストPart3

シネマトゥデイの配信記事によりますと、2019年は、映画興収(興行収益)は過去最高だったそうです。「天気の子」、「アラジン」、「トイ・ストーリー4」、「名探偵コナン 紺青の拳」などの大ヒットに恵まれたことや動員数も1971年以来の1憶9000万人超え。特に20代の観客増員が著しいのだとか。2020年の今年は、8月に東京オリンピックが控えておりますので、目標の2億人到達に多少の影響が出るかもしれませんね



月間映画ベスト3(2019年)Part3です。


2019年9月鑑賞作品


「ペット2」
「アス」
「ハウス・ジャック・ビルト」
「人間失格」
「最高の人生の見つけ方」
「アド・アストラ」
「見えない目撃者」
「ヘルボーイ」


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1位 「ハウス・ジャック・ビルト」


はじめにお断りしておきますが、この作品はお薦めしません。現在レンタルが始まりましたけど、決して12歳以下のお子様と一緒に鑑賞するのだけはおやめください(トラウマになります)。どうしても鑑賞したくなったら、お子さんが寝静まった深夜にお一人でひっそりとお楽しみください。またレンタルしたDVDの取り扱いにもご注意ください。お子様の目につかないところ、机の引き出しに入れて施錠するなど工夫してください。感の鋭いお子さんに気づかれた時の言い訳も考えておいてください(子どもを侮ってはいけません)。



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2位 「ヘルボーイ」


極秘の超常現象調査防衛局のエージェントとして人間に育てられた悪魔の王は、ジョークも出るしユーモアもあります。ミラ・ジョボヴィッチさんが、悪魔のクイーン役で登場し、R指定作品に格上げ!登場する魔物もCGあり、特殊メイクもありとバラエティです。



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3位 「最高の人生の見つけ方」


3位は悩み抜いた結果、個人的にショックを受けた天海 祐希さんのスキンヘッド(演技)に一票。




2019年10月鑑賞作品


「ジョーカー」
「クロール~凶暴領域~」
「悪の華」
「記憶にございません」
「プロメア」
「ロボット2.0」
「108海馬五郎の復讐と冒険」



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1位 「ジョーカー」


曲者ぞろいの10月鑑賞作品の中で、やはりこの作品は抜きんでていました。私の中にあったジョーカーのイメージが崩壊しました。



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2位 「記憶にございません」


三谷 幸喜監督作品で一番好きかも(笑)後味の良い落ちでした。



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3位 「ロボット2.0」


「ロボット」の続編ですが、前作を観て主役のチッティが好きか、嫌いかで大きく評価の別れる作品。何でもありのスーパーバトル!荒唐無稽さが際立つ大胆なアクション。目には目を!歯には歯を!悪には悪を!のバージョンアップ2.0(笑)





2019年11月鑑賞作品


「マレフィセント2」
「ターミネーター/ニューフェイト」
「蜜蜂と遠雷」
「地獄少女」
「アイリッシュマン」
「すみっコぐらし」
「エンド・オブ・ステイツ」
「アナと雪の女王2」
「イエスタデイ」
「影踏み」



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1位 「アイリッシュマン」


再びネットフリックス配信作品が、アカデミー賞作品賞にノミネートされました。本命の「ジョーカー」か、快挙の「パラサイト」か、それとも本作か?全く予想がつきません。マフィアの殺し屋の視点で描き出された3時間超えの超大作、変化球の無いストレートなストーリーは、鑑賞後にズシリ!



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2位 「イエスタデイ」


ビートルズが、存在しない異次元にスルーしてしまった主人公が、ビートルズの楽曲で一躍時の人となってしまうドラマ。このアイデアの素晴らしさと主人公が奏でるビートルズの楽曲に魅せられました



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3位 「蜜蜂と遠雷」


天才ピアニストたちの感性を表現した映像が独創的で、逆に原作ではどう文章で表現されているのか、気になってしまいました(映画だけの演出かも知れませんが…)。





2019年12月鑑賞作品


「ひとよ」
「殺さない彼と死なない彼女」
「ルパン三世 THE FIRST」
「決算!忠臣蔵」
「屍人荘の殺人」
「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」」
「ひつじのショーン UFOフィーバー」
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「マチネの終わりに」




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1位 「ひつじのショーン UFOフィーバー」


素敵な作品に出会えて、うれしい気持ちでいっぱいです



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1位 「マチネの終わりに」


意中の人との関係に絶望させられ、迎えたエンディングの蒔野(福山 雅治)の表情が、何とも言えません



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3位 「殺さない彼と死なない彼女」


12月のベスト3は、苦しかったです。「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」」を敢えて外さなければならないほど、豊作でした。で、この作品。意外にも惹き込まれました(笑)



最後までお読みくださいまして、ありがとうございました

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2019年月間ベストPart2

創刊25周年をもって休刊となった映画秘宝3月号(現在発売中)。フィナーレは、2019年の様々な映画ランキングが楽しめます。復刊のその日まで「映画秘宝」よ永遠に!


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月間映画ベスト3(2019年)Part2です。


2019年5月鑑賞作品

「響けユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」
「名探偵ピカチュウ」
「ブラック・クランズマン」
「賭けグルイ」
「居眠り磐音」
「貞子」
「空母いぶき」
「コンフィデンスマンJP」
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」


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1位 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

映画のポスターは、いまや劇場内のディスプレイに留まっておりますが、昔(インターネットのない昭和時代)は、タバコ屋さんなどのお店の横や交差点の角などのちょっとしたスペースに映画ポスター掲示板があって、よく「ゴジラ」や「ガメラ」、「妖怪百物語」などポスターを見に出掛けました。その時は、ゴジラが、ハリウッドで制作されて帰ってくるなんて想像も出来ませんでした。本作では、ゴジラに加え、キングギドラ、モスラ、ラドンも登場!マイケル・ドハティ監督もゴジラの大ファンです。「自宅で細部までじっくりと何度も見たい!」童心に戻してくれる薬です(笑)


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2位 「居眠り磐音」

長年続いた「水戸黄門」の終了が象徴的であったと記憶する時代劇の下火。これも時代の流れと思いつつ、このような作品に出合えるとうれしいです。幼馴染の親友同士が、雌雄を決しなければならない理由がとても切ないのですが、続編を期待したい作品でした。


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3位 「空母いぶき」

もしアメリカから「日本の安全は、日本自らの手で守ってください。アメリカは、関与しません」と引導を渡されたら日本はどうする?架空のお話である本作をみて、ふとそんなことを考えてしまいました。記憶に自信がないのですが「相手の攻撃を迎え撃てば戦闘になります」のセリフは印象に残りました。



2019年6月鑑賞作品

「長いお別れ」
「泣くな赤鬼」
「ルパン三世/峰不二子の嘘」
「アラジン」
「MIB インターナショナル」
「海獣の子供」
「ダークフェニックス(X-MEN)」
「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」


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1位 「ダークフェニックス(X-MEN)」

「X-MEN」シリーズ作品最終話。シリーズ全12作(デッドプール含む)コンプリート鑑賞完了、そして新3部作「ニュー・ミュータンツ」は2020年4月3日全米公開予定。まだまだ続きます。まだまだ追っかけます(笑)


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2位 「アラジン」

ディズニーアニメ作品の実写映画化が現在の流れ。「ムーラン」の実写化作品も近日公開予定。オリジナルストーリーが土台なので映像技術におんぶしている感は否めませんが、ウィル・スミスが演技でカバーしてくれました(笑)


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3位 「長いお別れ」

人生100年時代と言われても、認知症のことを考えると不安になります。認知症になったら鑑賞した映画のことも全部忘れちゃうんだろうなぁ~。でもこの作品のことは、覚えているような気がします。地元の病院が、ロケ地になりましたし(笑)



2019年7月鑑賞作品

「ファイナルファンタジー14/光のお父さん」
「新聞記者」
「ダイナー」
「トイストーリー4」
「凪待ち」
「天気の子」
「アルキメデスの大戦」
「東京喰種S」


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1位 「新聞記者」

重苦しくてインパクトのある作品でした。作品に関係した「新聞記者ドキュメント」も話題になりましたが、そちらは未鑑賞。官僚役の田中 哲司さん、コワ過ぎ!(誉め言葉)


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2位 「アルキメデスの大戦」

反戦映画の中でも切り口が新鮮に感じられました。予算の不正を暴いて戦艦 大和の建造を阻止しようというアイデアは、脱税で逮捕されたアルカポネと意外性という一面で共通していると思います(笑)


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3位 「ファイナルファンタジー14/光のお父さん」

元気のない父親を心配する光。ゲーム世界の仲間に協力を求め、親子で冒険の旅に出る。「ファイナルファンタジー」というゲーム世界の住人として息子であることを隠しての親子旅に魅力と刺激を感じました。



2019年8月鑑賞作品

「ドラゴンクエスト/ユアストーリー」
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」
「ライオンキング」
「ワンピース/スタンピード」
「チャイルドプレイ」
「ダンスウィズミー」
「ロケットマン」
「二ノ国」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


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1位 「ロケットマン」

イギリスのスーパースター エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。富と名声を得ても埋まらないもの。自分にとっての幸せってなんだろう?立ち止まって冷静に考えるきっかけになる作品です。


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1位 「ライオンキング」

こちらもディズニーのアニメ実写映像化作品。昔日本でも放映されたアメリカのTVコメディ「チンパン探偵ムッシュバラバラ」は、本物のチンパンジーに演技をさせていましたが、こちらはオールCG。これなら演技をさせられないライオンだってハイエナだってへっちゃらです(笑)あまりにも出来が良すぎて、表情だけでは、感情が伝わりにくいという問題もありますが、そこはオリジナルのアニメ鑑賞さえしていれば克服できます。


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3位 「ワイルドスピード/スーパーコンボ」

ワイルドスピードシリーズでドミニク(ヴィン・ディーゼル)が唯一登場しないスピンオフ作品。ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホプスとジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウという強烈な2大キャラがタッグを組んで大暴れ!アクションの派手さが、シリーズを重ねるごとに増して行くのもお楽しみです。



Part3 へつづく

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2019年月間ベストPart1

毎年恒例の月間映画ベスト3(2019年)を3回に分けてご紹介します。邦画洋画和洋折衷の鑑賞記録に基づいたお気に入り個人ベスト(あくまでも個人的主観ですので悪しからず)です。


2019年1月鑑賞作品

「蜘蛛の巣を払う女」
「クリード チャンプを継ぐ男」、「クリード 炎の宿敵」(ダブル上映)
「PSYCHO-PASS 罪と罰」
「劇場版 ダーウィンが来た!生き物新伝説」
「がっこうぐらし」


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1位 「蜘蛛の巣を払う女」

2019年初鑑賞は、当りでした!ドラゴンタトゥーの女(ミレニアムシリーズ)の続編で、主役リスベット役が、クレア・フォイに交代されましたが、作家の宮本 輝さんも原作は、面白いと賞されたミレニアムシリーズだけあって、魅力的なストーリー、骨太なアクションに魅了されました。最強の敵のボスが妹というところもリスベットの過去と現在がうまく投影されていて、作品の好感度、次回作への期待感が、アップしました。


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2位 「劇場版 ダーウィンが来た!生き物新伝説」

そもそも「ダーウィンが来た!」のテレビ番組を子供向けと決めつけて、スルーしていた自分が恥ずかしい(子どもからやり直します:笑)!生き物たちの大自然の営みには、教えられることがいっぱい。この作品を鑑賞して以来、番組は、毎週録画しています。間もなく公開予定の続編は「恐竜伝説」で、こちらはテレビでも観ましたけど、劇場版もみちゃおうかな(笑)


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3位 「クリード 炎の宿敵」

ロッキーの宿敵だったアポロ・クリードの息子をロッキーが育て(指導し)、やがて対戦することになった相手は、アポロ・クリードを倒したドラゴの息子。麻雀で役満を積もるよりも難しいこのカード、めぐりあわせが、ロッキーファンにとってはじっとしていられません。



2019年2月鑑賞作品

「七つの会議」
「12人の死にたい子供たち」
「アクアマン」
「マスカレードホテル」
「女王陛下のお気に入り」
「PSYCHO-PASS First Guardian」
「アリータ~バトルエンジェル~」
「メリーポピンズ リターンズ」


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1位 「アクアマン」

マーベルと双璧をなすDCコミックも近年注目度アップ。マーベルと同じコンセプトで上映された「ジャスティス・リーグ」に登場したアクアマンの単独主演作品です。マーベル同様ひとりずつキャラに馴染んで、未来に控えている大作に備えましょう(笑)


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2位 「女王陛下のお気に入り」

信長に好かれて出世した秀吉のようにキングに好かれてしまえばこっちのもの?お国柄の違いがあるとは言え、どこの国でも同じようなことが起こるのは人間だから?判り易い作品です。


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3位 「マスカレードホテル」

原作を読んでいないので先入観なしで鑑賞して面白いと思いました。長澤まさみさんのイメージ改革的な演技、役どころに注目しています。



2019年3月鑑賞作品

「宇宙戦艦ヤマト2202 第7章/新星編」
「グリーンブック」
「ROMA ローマ」
「PSYCHO-PASS 恩讐の彼方へ」
「キャプテンマーベル」
「スパイダーマン/スパイダーバース」
「バンブルビー」
「翔んで埼玉」


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1位 「グリーンブック」

アカデミー賞作品賞受賞は、納得です。人種差別という過去の過ちをユーモアで包んだ痛快のエンタメ作品で、明るい未来を想像させてくれます。「芸は身を助ける」じゃありませんが、何かひとつでいいから取り柄を持ちたいものです(笑)


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2位 「キャプテンマーベル」

「アベンジャーズ/インフィニティウォー」では、サノスにコテンパンにやられてしまったアベンジャーズ。粉と消えたニック・フューリーが落とした発信機に点滅していたマークが、キャプテンマーベルのものでした。つまり「キャプテンマーベル」こそが、逆転の切り札ではないか?そう思い込んだら絶対に見逃せない作品でした。「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、絶対絶命のトニー・スタークを乗せた漂流宇宙船を地球に無事運んできましたし、サノスとのタイマン勝負も互角以上の活躍をしました。強過ぎる女性ヒーローです。


3位 「ROMA ローマ」

ネットフリックスが、如何に自由度が高いかを証明してくれた作品です。ネット配信の作品を映画と呼べるのかについても賛否が議論されるなど話題にもなりました。この作品のアカデミー賞監督賞受賞を皮きりに今後はネット配信作品の台頭は明らかです。映画の賞レースに一石を投じた記念碑的な作品です。



2019年4月鑑賞作品

「ギルティ」
「麻雀放浪記2020」
「ハンターキラー」
「バイス」
「シャザム」
「ハロウィン」
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
「バースデイワンダーランド」


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1位 「アベンジャーズ/エンドゲーム」

マーベルユニバース10年の集大成。ヒーロー惨敗の「アベンジャーズ/インフニティウォー」。ここから如何に逆転するかが、大注目でした。逆転のカギそのものが、まさに集大成で、スケールも映像も劇場のスクリーンで味わいたい作品です。


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1位 「ハンターキラー」

この作品の最大のポイントは、”信じること”に尽きます。この見えないリスクこそが最大の武器になる。究極の場面での出来事は、「え~っ!」としか発しようがありませんでした。人を簡単に信用することの出来ない現代だからこそ、感動的で清々しいエンディングでした。


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3位 「バイス」

これ、実話だといいますけど、だとしたら許しがたい人たちのドラマですよ。笑い話にならない深刻なお話です。トランプ大統領しかり、アメリカはどこへ向かおうとしているのでしょうか?こわいよ、アメリカ。


Part2 へつづく

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「パラサイト 半地下の家族」

シネマトゥデイの記事によりますと第92回アカデミー賞の授賞式が2月9日(現地時間)ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催、作品賞ノミネートの速報が挙がりました。その中で気になったのが作品賞に「パラサイト 半地下の家族」が入っていることです。国際長編映画賞ノミネート作品が、作品賞にもノミネートされるということは、作品賞を受賞すれば快挙となりますし、日本映画にも可能性の光が射すことになります。作品賞、いっちゃって欲しいですね(笑)


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話題の作品「パラサイト 半地下の家族」は、日本でも深刻化している格差社会を極端な演出で分かりやすく斬り込んだ衝撃作です。噂通りのネタバレ厳禁エピソードに唖然!呆然!


高台に構える豪邸で優雅に暮らすIT社長家族と雨が降れば水没する半地下の住居で暮らす家族の対比は、作品の重要な土台です。一部屋一部屋がゆとりの間取り、パーティが開ける広い庭、屋敷の管理すべてを任された家政婦と誰もが憧れる環境がドラマの舞台です。


ITの利権やしくみで収入を得ている勝ち組家族と時間を切り売りしている負け組半地下家族が、勝ち組家族に仕掛けた生き残り戦術。


気になったのが、お屋敷の対比で、意図的なオーバー演出だと思いますけど、半地下住居からして本当にあるのか?ビックリですが、トイレの場所ってやり過ぎじゃないですか?一番高い場所にあって、仕切りもなく、家族を見下ろせる様子は、日本の銭湯の番台状態でしたよ(笑)


家族が仕掛けた生き残りゲームで、まさか「パラサイト」の真の切実さを思い知ることになろうとは…。これ以上は、口にチャックです(笑)


監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ、ハン・ジスォン


キャスト
ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジュン、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジンほか


2019年韓国映画
上映時間:2時間12分


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発表された第92回アカデミー賞ノミネート一覧です。どの作品に決まるのか、楽しみです。


作品賞
「フォード&フェラーリ」
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「ジョーカー」
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
「マリッジ・ストーリー」
「1917命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パタサイト 半地下の家族」


監督賞
マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン」
トッド・フィリップス「ジョーカー」
サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」


主演男優賞
アントニオ・バンデラス「ペイン・アンド・グローリー」
レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
アダム・ドライヴァー「マリッジ・ストーリー」
ホアキン・フェニックス「ジョーカー」
ジョナサン・プライス「2人のローマ教皇」


主演女優賞
シンシア・エリヴォ「ハリエット」
スカーレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」
シアーシャ・ローナン「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
シャーリーズ・セロン「スキャンダル」
レネー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」


助演男優賞
トム・ハンクス「ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド」(原題)
アンソニー・ホプキンス「2人のローマ教皇」
アル・パチーノ「アイリッシュマン」
ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


助演女優賞
キャシー・ベイツ「リチャード・ジュエル」
ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」
スカーレット・ヨハンソン「ジョジョ・ラビット」
フローレンス・ピュー「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
マーゴット・ロビー「スキャンダル」


長編アニメ映画賞
「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」
「失くした体」
「クロース」
「ミッシング・リンク(原題)」
「トイ・ストーリー4」


短編アニメ映画賞
「ドーター(英題)」
「ヘア・ラブ(原題)」
「キット・ブル(原題)」
「メモラブル(原題)」
「シスター(原題)」


脚本賞
ライアン・ジョンソン「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」
ノア・バームバック「マリッジ・ストーリー」
サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ、ハン・ジウォン「パラサイト 半地下の家族」


脚色賞
スティーヴン・ザイリアン「アイリッシュマン」
タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」
トッド・フィリップス&スコット・シルバー「ジョーカー」
グレタ・ガーウィグ「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
アンソニー・マクカーテン「2人のローマ教皇」


撮影賞
ロドリゴ・プリエト「アイリッシュマン」
ローレンス・シャー「ジョーカー」
ジェリアン・ブラシュケ「ザ・ライトハウス(原題)」
ロジャー・ディーキンス「1917 命をかけた伝令」
ロバート・リチャードソン「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


美術賞
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト 半地下の家族」


音響編集賞
「フォード&フェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」


録音賞
「アド・アストラ」
「フォード&フェラーリ」
「ジョーカー」
「1917 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


編集賞
マイケル・マカスカー&アンドリュー・バックランド「フォード&フェラーリ」
セルマ・スクーンメイカー「アイリッシュマン」
トム・イーグルズ「ジョジョ・ラビット」
ジェフ・グロス「ジョーカー」
ヤン・ジンモ「パラサイト 半地下の家族」


視覚効果賞
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
「アイリッシュマン」
「ライオンキング」
「1917 命をかけた伝令」
「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」


歌曲賞
「君のため」(トイ・ストーリー4)
「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」(ロケット・マン)
「I'm  Standing With You」 (ブレイク・スルー<原題>) 
「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」(アナと雪の女王2)
「Stand Up」(ハリエット)


作曲賞
ヒルドゥル・グーナドッティル「ジョーカー」
アレクサンドル・デスプラ「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
ランディー・ニューマン「マリッジ・ストーリー」
トーマス・ニューマン「1917 命をかけた伝令」
ジョン・ウィリアムス「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」


衣装デザイン賞
サンディ・パウエル&クリストファー・ピーターソン「アイリッシュマン」
マイエス・C・ルベオ「ジョジョ・ラビット」
マーク・ブリッジス「ジョーカー」
ジャクリーン・デュラン「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
アリアンヌ・フリップス「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」


メイク・ヘアスタイリング賞
「スキャンダル」
「ジョーカー」
「ジュディ 虹の彼方に」
「マレフィセント2」
「1917 命をかけた伝令」


国際長編映画賞
「コーパス・クリスティ(英題)」(ポーランド)
「ハニーランド(英題)」(北マケドニア)
「レ・ミゼラブル」(フランス)
「ペイン・アンド・グローリー」(スペイン)
「パラサイト 半地下の家族」(韓国)


短編実写映画賞
「兄弟愛」
「ネフタ・フットボール・クラブ(原題)」
「向かいの窓」
「サリア(原題)」
「ア・シスター(英題)


長編ドキュメンタリー賞
「アメリカン・ファクトリー」
「ザ・ケイブ(原題)」
「ブラジル-消えゆく民主主義-」
「娘は戦場で生まれた」
「ハニーランド(英題)」


短編ドキュメンタリー賞
「イン・ジ・アブセンス(原題)」
「ラーニング・トゥ・スケートボード・イン・ア・ウォーゾーン(イフ・ユア・ア・ガール)(原題)」
「眠りに生きる子供たち」
「セント・ルイス・スーパーマン(原題)」
「ウォーク・ラン・チャチャ(原題)」

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「この世界のさらにいくつもの片隅に」&「ロング・ショット」

windows7のサポートが、いよいよ終了(1月14日)です。私のノートPCも7からスタートして途中から10に切り替えました。2012年10月に購入したノートPCは、最近お疲れ気味でメール送受信とブログの専用機に特化させて昨年購入したデスクトップPCにメイン機の座を譲りました。PC2台で分業出来る便利さと引き換えに作業スペースが狭くなり、ねずみ(マウス)も2匹とにぎやかになりました(笑)


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「この世界のさらにいくつもの片隅に」は、2016年公開の「この世界の片隅に」のアップデート版ですが、ストーリーの流れはシームレスで完全版とも受け取れる新作です。すずと周作、遊女リンとの関係が表情豊かに深堀りされていて、よりドラマチックにバージョンアップされています!


18歳で呉に嫁いだ北条 すずが、やがて戦争に巻き込まれて行く激動の人生ドラマ。戦時下の人々の暮らしぶり、竹やり訓練や空襲警報、防空壕避難など非常事態にありながらその日常があたりまえになってゆく中で、すずと径子の娘 晴子が畑で口ずさんでいる歌が、軍歌というのも戦争の悲哀を感じさせます。突然すずと晴子に降りかかる衝撃の波紋は、場内に多くの哀愁をもたらしました。


本作はアニメの反戦映画として「火垂るの墓」と肩を並べる、両横綱だと思います。「火垂るの墓」の節子(白石 綾乃さん)、すずを演じたのんさんの声は、一生忘れないと思います。


監督・脚本:片渕 須直
原作:こうの史代


キャスト
のん、細谷 佳正、岩井 七世、稲葉 菜月、小野 大輔、尾身 美詞、牛山 茂、藩 めぐみ、新谷 真弓ほか


2019年日本映画
上映時間:2時間47分


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次期アメリカ大統領と目される国務長官とワケありジャーナリストの恋が描かれた「ロング・ショット」は、新年早々笑わせてくれるラブコメディ。職を失ったジャーナリスト フレッド・フラスキー(セス・ローゲン)と国務長官シャーロット・フィールド(シャーリーズ・セロン)のありえない恋のきっかけは、偶然の再会。


会社の買収事情で退職したジャーナリストのフレッドは、親友と出掛けたパーティー会場で、シャーロットと出会う。昔シャーロットは、フレッドのベビーシッターであったというご縁と過去の記事を買われ、スピーチライターとして採用されることに。世界を飛び回るシャーロットに同行し、順調に実績を重ね次第に二人の関係は深まるものの、環境問題で大統領選と恋の決断を迫られる大ピンチに!


アメリカ映画でよく登場する下ネタ、卑猥ワードは、相手を侮辱するだけはなくて、時に距離感を縮めるアイテムとして用いられる場合もありで、自由研究の題材として調べてみるのも面白いかもしれません(笑) 御多分に洩れず、本作はワードではなく下ネタですが、シチュエーションで笑わせるネタと、ドン引きする悪意の下ネタ二刀流です(笑)


シャーリーズ・セロンさんは、容姿からしてクレバーな役柄がとてもお似合いです。ワイルドスピード次回作での活躍も期待しています。


監督:ジョナサン・レヴィン
脚本:ダン・スターリング、リズ・ハンナ


キャスト
シャーリーズ・セロン、セス・ローゲン、オシェア・ジャクソン・Jr、アンディ・サーキス、ジェーン・ダイアン・ラファエル、ボブ・オデンカーク、アレクサンダー・スカルスガルド、ラヴィ・パテルほか


2019年アメリカ映画
上映時間:2時間5分


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新年おめでとうございます&「FOR REAL -戻らない瞬間、残されるもの- 」

皆さま、新年おめでとうございます

早々にご訪問いただき感謝申し上げます

期待していた年末ジャンボも鮮やかに外れ、いつもと変わらぬ穏やかな三箇日を過ごしました(笑)

どうぞ本年もよろしくお付き合いくださいませ


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2020年の初見は、大変恐縮ですが応援している横浜DeNAベイスターズの密着ドキュメンタリー作品「FOR REAL -戻らない瞬間、残されたもの-」です。TV放送からは、窺い知れない選手たちのバックヤードでの素顔が赤裸々に描写される一年間の人間ドラマ(鑑賞は、毎年の恒例行事)です(笑)


2019年のリーグ成績は、成長著しい選手たちが好不調の波を乗り越えて掴んだ、22年ぶりのセ・リーグ第2位。来シーズン(2020年)からは、チームリーダーとして大きな存在感を示してきた筒香選手が、メジャーに挑戦ということも周知の事実。選手各々、様々な思いが交錯する中、ポジションキープという生き残りのプレッシャーと向き合い、チーム一丸でベクトルの先にある優勝を目指した記録です。


等身大の姿を描くといってもカメラが回っているところでは、選手だってそうそう弱音は吐けませんから限界はあると思いますけど、常に緊張感をもって戦っていることは、十分に伝わってきます。連敗してチームがトーンダウンしている時、筒香選手が、全員を集めて緊張感をほぐしたり、落ち込んでいる選手にさりげなく気を使ったりとチームリーダーとしての責任を背負いながら期待に応え、結果も出さなければならない立場は、結構しんどいと思いました(ご本人は、そう思ってはいないかもしれませんが)。素人が差し出がましいとは思いますが、ただでさえ、練習を怠れば居場所がなくなるという危機感を抱いていますので、チームリーダーは、選手からではなく、専属ポスト(お世話係兼ムードメーカー)を置くか、助監督がそれを担うかしたほうが選手の負担がなくなり、練習に専念出来ると思うのですがいかがでしょうか?


それと怪我は、怖いですね。特に投手などは、一人がローテーションから外れると残された人員の負担が増え、良い結果につながらないという悪循環に陥ります。チームで戦うスポーツに於いて走攻守のバランスを維持すること、怪我をしないことは重要だと改めて思います。


一人一人のインタビューの中で山崎投手のことばが、耳に残りました。「来シーズン、筒香選手がいないからチームが弱くなったとは、絶対に思われたくはない」。この言葉は、選手一同の気持ちを代弁していると信じています。


筒香選手のメジャー(レイズ)でのご活躍も楽しみです。がんばってください!


監督:辻本 和夫


2019年日本映画
上映時間:1時間59分


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