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「キャッシュトラック」

いよいよ12月5日から「鬼滅の刃/遊廓編」が始まります。TVの新シリーズを楽しむために敢えて原作を封印しておりますので楽しみにしています。これに合わせての記念切手発行は、日本映画の興行収入を塗り替えた人気の証です(笑)

鬼滅の刃切手.jpg



今現在上映されている劇場もだいぶ少なくなりましたが、「キャッシュトラック」は記録しておこうと思います。ジェイソン・ステイサムさん出演の作品は色々と鑑賞してはいるのですが、彼がどの作品でブレイクしたのかは正直わかりません。まだ未見なのですが「トランスポーター」でしょうか?アクションに切れがあってスタイリッシュ!クセつよな雰囲気は伊達ではなくて、この人が登場すると何かが起こりそうな良い意味で期待してしまいます。

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現金輸送のセキュリティ会社に雇われた通称H(ジェイソン・ステイサム)と呼ばれる謎の男のアクションドラマ。犯罪組織から大金を守る銃撃戦、その裏で男が果たそうとしている真の目的とは?


予備知識なしで楽しめるクライムアクション。現金輸送=犯罪というイメージのしやすさ、犯罪組織×H(ジェイソン・ステイサム)=アクションの真骨頂!つまり見(魅)せる作品です。といっても単純にアクションだけというものではなく、ドラマも一捻りあり。ただHという男の行動を善悪で判断するとなるとそこは国や人によって温度差もありそうな…。蛇の道はへび。ただモノではないHが殺しても死なないタフネスであるいう点はお約束?


心に秘めた思いは表に出さず、やるときはやる!この人にお似合いなのは正義のヒーローではありませんし、柄じゃありません(笑) 一匹狼タイプで昭和の特撮番組キカイダーに登場したハカイダーやライオン丸のライバル タイガージョーのような存在なんです。そんな立ち位置もジェイソン・ステイサムさんの魅力ではないかと思うのです。


監督:ガイ・リッチー
脚本:マーン・デイヴィス
原案:エリック・ベナール
キャスト
ジェイソン・ステイサム、ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン、ジョシュ・ハートネット、ニーヴ・アルガー、スコット・イーストウッド、エディ・マーサンほか
2021年アメリカ・イギリス映画
上映時間:119分
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「マリグナント/狂暴な悪夢」

11月の最終日曜日。日本でのコロナがようやく落ち着いてきたかと思えば南アフリカで新種のオミクロン株のニュース。こうなると世界規模で蔓延するコロナウィルスとの闘いは出口がないような気さえしてきます。SF映画みたいなお話ですが、地球の頂点にたつ人類への人口増加に対するこの星(地球)の警告でしょうか?



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お子さまにとっては映像が刺激的なR18指定作品。「ワイルドスピードSKY MISSION」と「アクアマン」のメガホンをとったジェームズ・ワン監督のホラー。伏線と回収がしっかりと描かれ鑑賞者もスッキリ!


1993年にとある病院で起きた惨殺事件から現在へ。夫のDV以後始まったマディソンの悪夢。それは何者かが犯す生々しい殺人の強行現場。しかし、それは悪夢ではなく現実に起こった事件としてニュース報道される。


悪霊の仕業なのか?それとも幻覚なのか?想像を膨らませる展開が、事件を捜査する刑事が介入することで悪夢は現実味を帯びてきます。マディソンは、自分が見た悪夢が実は予知夢であることを報じられたニュースで自覚し刑事に相談。半信半疑で始まった捜査が進むにつれて殺害される被害者の関連性が明らかとなる。


謎解きもうやむやのない筋金入り。B級ホラーの要素を内包し、事件解決に挑むサスペンスホラーという印象です。過去の様々なホラー作品を彷彿とさせるちょっとユニークな心臓刺激映画でした。ネタバレにならないところで紹介しますと、鑑賞して思い出した作品は「バスケットケース」と「暗闇にベルが鳴る」です。

暗闇にベルが鳴る(採用).jpg

所蔵DVD

布施明さんと結婚したことでも有名なオリビア・ハッセーさん主演映画です。

この作品は中学生のころ劇場で鑑賞して当時は凄く怖く感じたのですが、今見たらどうなのか?見返してみたいと思いました。


ジェームズ・ワン監督は人気ホラー作品「ソウ」がデビュー作です。しかし、私は1作目の「ソウ」の驚愕のラストを観て卒業してしまいました。ネタバレで恐縮ですが、最後に犯人がむっくりと起き上がるシーンは確かに啞然呆然です。でも「これまでの長い時間、トイレに行きたくはなかったのか?」そう考えると冷めてしまったのです。いけない私(笑)


監督:ジェームズ・ワン
脚本:アケラ・クーパー
キャスト
アナベル・ウォーリス、マディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、ジェイク・アベル、イングリット・ビスほか
2021年11月12日公開 アメリカ映画
上映時間:111分
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「モスル~あるSWAT部隊の戦い~」

22日ようやく神奈川でコロナ対策(飲食店やイベントの人数制限)の撤廃が決定しました。これに伴い飲食店での忘年会、新年会など賑わいも徐々に戻ると思います。個人的には冬を越すまでは様子見です。だって、コロナ怖いんだも~ン(笑)


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アベンジャーズシリーズ「インフィニティウォー」、「エンドゲーム」の監督ルッソ兄弟がプロデュースを手掛けたアクションドラマと聞いては期待せずにはいられません。鑑賞後「やっぱこの兄弟は目の付け所がスゴイ!」と思うのであります。



本作は実話をベースにしたドラマです。「モスル」とはイラク第2の都市で長引く紛争により繁栄の形跡は微塵も感じられないガレキ地帯。ここはテロ組織ISIS(現地での通称はダーイッシュ)の拠点が存在する危険地帯で日々銃声が飛び交っています。


ダーイッシュのメンバーを逮捕した警察官とダーイッシュ武装集団との銃撃戦。仲間が打たれ、銃弾も底を尽き絶望的な状況でSWAT部隊に助けられた21歳の新人警官カーワ。彼はこの銃撃戦で叔父を失う。これを理由にSWATの隊長ジャーセム少佐からSWAT入隊のオファーを受け、受諾する。SWAT部隊の目的、使命は明かされないまま部隊はある地点を目指している様子ですが、度重なるダーイッシュとの戦闘で仲間を失って行く。


謎めいたSWAT部隊に入隊し、隊員たちと共に行動するカーワのドラマは最前線真っただ中の緊張感とそのリアルさにビリビリします。法も秩序も人権も無意味な激戦を通じ、次第に明らかとなる部隊の目的。その目的を知りカーワもさらなる前進を決意する。


いつの時代の映画なんだと思えば現代のドラマであることに恐怖を覚えます。世間では自分がどんな親の元に生まれてくるかをガチャポンに例えて「親ガチャ」なんて言われているそうですが、それを「国ガチャ」と形容するならばエゴかもしれませんが、日本に生まれて本当に良かったと考えてしまう作品です。


単純ストーリーだからこそ心に直撃するこの重いしこり。映画の世界だけの話であってほしいと願わずにはいられません。


監督・脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
プロデューサー:アンソニー&ジョー・ルッソ
キャスト
スヘール・ダッバーシ、アダム・ベッサ、イスハーク・エリヤス、クタイバ・アブデル=ハック、アフマド・ガーネム、ムハイメン・マハブーバほか
2019年 アメリカ映画
上映時間:102分
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「恋する寄生虫」

映画「糸」で共演した菅田将暉さんと小松菜奈さんの入籍のニュース。中島みゆきさんの名曲「糸」のご利益でしょうか?結婚前の共演作が「糸」だけに運命的で感動しました(笑)

お幸せに!


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視線恐怖症の女子高生と極度の潔癖症青年の恋を取り持つのが寄生虫?こんな寄生虫が存在したら少子化担当大臣も黙っていない(笑) その顛末は?



ラブストーリーとしては異色感のある本作。人に恋心を抱かせる寄生虫とは?対人精神症どうしのふたりの恋には訳ありの事情が…。


問題を抱える男女どうしの恋ですからラブラブではありませんし、出会いも展開もサスペンスフル。女子高生と青年という普通では考えられない出会いの演出としては至極自然な流れかもしれません。社会のはぐれ者というコンプレックスを抱え、人とかかわることが苦手な超潔癖症青年高坂(林遣都)と人の視線に嫌悪感を抱き距離を置く女子高生佐藤ひじり(小松菜奈)は、ある理由で付き合うことになる。ギクシャクしながらも距離感も縮まり、恋を意識した先に待っている現実。


タイトルにある寄生虫について触れるシーンもあり、寄生虫のなかには寄生後宿主を操る手練れも存在することからラブストーリーと結びつけるアイデアはナイスなマッチングだと思いました。


話は変わりますが、気になるのは結婚後菅田将暉さんと小松菜奈さんの共演はあり得るのかという点です。夫婦ともなればやりにくくないかと素人ながら考えてしまいます。でも菅田さんは、小松菜奈さんを戦友と語られましたのでお声がかかればやるでしょうね(笑) 夫婦で共演、期待しています。


監督:柿本ケンサク
脚本:山室有紀子
原作:「恋する寄生虫」三秋縋
キャスト
林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌ほか
2021年11月12日公開 日本映画
上映時間:99分
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「カオス・ウォーキング」

14日朝刊の一面トップはプロ棋士 藤井聡太さんが最年少で四冠獲得の記事でした。羽生善治さんの七冠達成はスゴイと思いましたけど藤井さんなら8大タイトル獲得も夢ではなさそうですね、期待しています。


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スパイダーマンでお馴染みのトム・ホランドさん主演のSF映画。地球から遠く離れた惑星に移住した人類は進化をとげ、考えが人に伝わってしまう能力?を身に着けていた。植民地に女性の姿はなく男しか存在しない。そこにひとりの女性が現れる。


お話は人類が移住した新世界でのストーリー。なぜ考えたことが人には伝わってしまうようになったのか?移住から現在までの経緯や先住民と何があったのか?詳細はご想像にお任せ的で深くは語られません。ツッコミどころもありますが、タイトルは間違っていませんでした(笑)


植民地では首長が集落を束ねており権力者的な存在。ある日、この星の偵察にやって来た女性ヴァイオラの第一発見者であるトッド(トム・ホランド)の知らせで彼女の身柄を確保すると母船の偵察機が不時着したことを知る。首長は母船を占拠することを画策するが、ヴァイオラに惹かれたトッドは彼女と共に逃亡する。


2001年に上映された邦画「サトラレ」も考えたことが人に伝わってしまう青年のお話でしたけど、「サトラレ」はその能力に特化したドラマでした。本作の能力の意味合いを考えるとどうもトッドの気持ちをヴァイオラにストレートに伝えるためのこじつけっぽいのです。なので、逃亡を通じて二人の距離が近づいて行くことからラブストーリーなのではないかと個人的に解釈致しました(笑)


監督:ダグ・リマン

脚本:パトリック・ネス、クリストファー・フォード

原作:「心のナイフ」パトリック・ネス


キャスト

トム・ホランド、デイジー・リドリー、マッツ・ミケルセン、デミアン・ビチル、シンシア・エリヴォ、ニック・ジョナス、デヴィッド・オイェロヴォほか


2021年公開 アメリカ・カナダ・香港映画

上映時間:109分


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「エターナルズ」

11月に入り今さらではありますが、コインランドリーデビューしました。コインランドリーを利用しようと思ったきっかけは、自宅の洗濯機では洗えない毛布と布団を洗濯したいと思ったからです。日乾しすることはあっても洗わないでいるのはコロナのご時世にあって少々不安に感じたからです。乾燥時間も目安とする時間よりも長めにした方が良いことも分かりましたし、日乾しとは違う寝心地も味わえました(気のせいかも)、精神的にも良いのでリピーターになろうと思います(笑)


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アベンジャーズ/エンドゲームから5年後の物語。いきなり地球消滅という危機感マックススタートの本作。アベンジャーズ誕生以前の7000年前から存在していたエターナルズと呼ばれる彼らと敵対関係にある存在ディヴィアンツの使命、歴史、能力が明らかに。


強敵サノスとアベンジャーズが必死で戦っていた最中も静観を貫いていたエターナルズが長い沈黙を破り集結。絶滅したはずのヴィラン ディヴィアンツが突如現れたからだ。エターナルズの使命はディヴィアンツを駆逐すること。彼らの歴史上の物語が紐解かれ、明かされる真実は衝撃的!


マーベル・シネマティック・ユニバースもフェーズ4に突入。「シャン・チー/テン・リングスの謎」からスタートして本作が2作目。「シャン・チー」を鑑賞した限りでは、これまでの流れを継承しているかのように思われたのですが、本作はガラッと衣替えを感じさせる驚天動地な展開です。エターナルズがいればアベンジャーズは必要ないのでは?神に近い能力を秘めた彼らの目的は?


人類は守るに値する存在なのか?宇宙の真理、営みに迫る壮大な秘密は価値観も変わりますし、人類に哀愁すら感じます。こんなにお話を大きくしてしまって大丈夫?という以前にそこを描かれてしまったら…。インパクト強すぎて上映の順番としてどうなのでしょう?ここに「エターナルズ」を持ってきたということは、この先とんでもないことが起こると期待しても良いのでしょうか(笑)


サウジアラビア、クエート、カタールで上映中止

ネットの記事では中東で本作が上映中止になったとありました。劇中に描かれる同性愛シーンが検閲に引っかかったというものです。ところ変われば事情も変わる。これに対しディズニーは編集やカットを拒否したそうです。日本では、無事映倫通過のようなのでどのシーンなのか注目していました。どのようなシーンであっても映画ファンはオリジナルを鑑賞したいものです。このような事態も想定していた勇気ある監督とディズニーの対応に拍手ということで(笑)


監督:クロエ・ジャオ

脚本:クロエ・ジャオ、パトリック・バーリー


キャスト

ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、リア・マクヒュー、リア・マクヒュー、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ローレン・リドロフ、バリー・コーガン、マ・ドンソク、ハーリッシュ・パデル、キット・ハリントン、サルマ・ハエッグ、アンジェリーナ・ジョリーほか


2021年公開 アメリカ映画

上映時間:155分


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