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「今年もありがとうございました」

2021年もたくさんの映画を楽しみました。来年もたくさん楽しんでこのブログで楽しみをおすそ分けできるとよいのですが(笑)


読書家で芸人のカズレーザーさんが本の帯にコメントを寄せていた「毎日読みたい365日の広告コピー」という冊子の中に映画関係のコピーがありましたのでご紹介します。


「人生は繰り返せない。だから映画が生まれたんだ。」

【名画座ライズ/シネマライズ】ポスターより 2011年


あと数日で丑年から寅年へバトンタッチ。

来年の干支を3回も連呼する懐かしい映画の割引券をお披露目して今年を締めくくりたいと思います。


トラ!トラ!トラ!.jpg


来年が素敵な一年になりますように


みなさま、よいお年を!

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「呪術廻戦0」

故障の連鎖が止まりません。今度はコピー機です。「インク収納体が満杯に近づきました。早めに修理窓口へ交換を依頼ください」ですと。呪われています(笑)


呪術廻戦0.jpg

テレビシリーズ以前のドラマが描かれた劇場版。特級加呪怨霊にとりつかれている乙骨憂太が呪術高専に入学し、仲間と共に呪術を学び成長してゆく姿が描かれた青春アクション。イデオロギーの違いから呪術高専を退学となった最悪の呪詛師 夏油傑が呪術高専に宣戦布告する。


鬼滅の刃に続く注目の人気アニメ。呪いを祓うために呪いを学ぶ学校 ”都立呪術高専” に入学した乙骨憂太(おっこつゆうた)は、新入生でありながら階級は特級。彼には特級怨霊が憑いていて、その力を問題視した呪術高専上層部の命により五条悟がスカウトすることに。


乙骨憂太は高専のクラスメイトと学校や病院といった怨霊の集まりやすい場所へ祓いの授業(実践)に出かけるが、未熟な彼に怨霊を祓う術はない。しかしそんな彼に興味を抱いているのが最悪の呪詛師 夏油傑(げとうすぐる)である。


怨霊というイメージはどうしても人型を連想してしまうのですが、作品に登場する怨霊は悪しき心の化身という位置づけなのか妖怪っぽくて安心します。人型だったらホラーになってしまってお子様はトラウマになってしまいますもんね(笑) お祓いも念仏を唱えるような形式ではなく、悪意ある怨霊を派手なアクションで倒す。これこそが本作の見せ場ではないかと思います。


クラスメイトにはパンダがいたり、ツンデレな落ちこぼれがいたり、寿司ネタしか喋らない仲間もいたりして魅力的です。劇場版だけあって闘いの舞台も東京、京都といった同時多発戦のスケール感とお馴染みさんの参戦といった演出はファンも喜ぶでしょう。


気になったのは、乙骨憂太くんです。自分に自信が持てず殻にこもっていたのですが、仲間たちと学びを通して成長するプロセスでの彼の言動。なんかエヴァの碇シンジくんと被るなぁ~と思っていたら、声も緒方恵美さんじゃあ~りませんか。ドンピシャキャストです(笑) 


監督:朴 性厚
脚本:瀬古 浩司
原作:芥見 下々
ボイスキャスト
緒方恵美、花澤香菜、中村悠一、小松未可子、内山昂輝、関智一、黒田崇矢、岩田光央、櫻井孝宏ほか
2021年12月24日公開 日本映画
上映時間:105分
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「マトリックス/レザレクションズ」

今年もコロナで始まり、コロナで終わるのか?とうとうオミクロン株の陽性者が日本でも確認されてしまいました。コロナを褒めているわけではありませんが、腰重な私からすればその速さだけは見習いたいという心境です。


マトリックスレザレクションズ.jpg

懐かしい思いとつい最近鑑賞したかのような感覚が交錯する「マトリックス」シリーズの最新作。16年以上も前の作品なのに最近鑑賞したような感覚ってちょっと矛盾していますが、それだけ強く印象に残っている作品です。 


全3部作で完結した感のある作品の続編が制作されたことにまず驚きます。続編なので前作のストーリーの流れを汲むものなのですが、当然作品自体は前3部作鑑賞者を意識したシナリオです。


先の読めない現代を反映しているかのようにマトリックスの世界もベタな前作の流れでは始まりません。緩い世界のマトリックスに衣替えしたのかと思わせるようなオープニングです。


現実と仮想世界を反転させた面白さがマトリックスの醍醐味ですが、それをさらに反転させて始まるのですから初見の方にはちと難解かもしれません。しかも映像の世界観はそのままにマトリックス世界の時代が変わってしまっています。これは徐々に解明されますが、キーマンであったモーフィアスとエージェント スミスの意外すぎる存在感も印象に残ります。


サブタイトルのレザレクションズは直訳すれば復活ですが、ズがついているので複数形。それぞれのキャラ復活に工夫が施された作品であるということにも注目してみてください。


話はそれますが、ネット記事でキアヌ・リーブス主演作品「コンスタンティン」の続編に触れるものがありましたが、制作決定という内容ではなく、熱望していたというものです。実現は難しいとされていますが、個人的には制作して欲しいですね。あのエンディングは明らかに続編をにおわせますからね(笑)


監督・脚本:ラナ・ウォシャウスキー
キャスト
キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、ニール・パトリック・ハリスほか
2021年12月17日公開 アメリカ映画
上映時間:148分
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「彼女が好きなものは」

機械故障がまるで連鎖のようにパソコンに続きスクーターとスマホのバッテリーが不調となりました。スマホはバッテリー交換、スクーターはだましだまし乗っている状況です。スマホのバッテリーは寿命、スクーターは寒気によるバッテリー負荷が原因です。寒さ厳しい折、みなさまどうぞご自愛ください。


彼女の好きなものは.jpg

LGBTをテーマとした青春ラブストーリー。【ゲイ】であることを隠している僕、【BL好き】を隠している彼女。この二人の出会いから始まる恋の顛末がリアルに描かれていて意外にも感動してしまいました。


物事を理解するには向き合ってみないとわからなものです。書店で陳列棚を眺めてみればBLコーナーが設置されていることに着目(私の知らない世界)。BLのコミックを読むにしてもたくさんありすぎるし、時間もない。ならば映画を!(笑)


作品はBL(ボーイズラブ)について詳しく描かれた作品ではありませんが、ゲイでありながらも本心は結婚して普通に家庭を持ちたいと考えている高校生の彼とBL好きな彼女との恋がエモいのです。


” ふつう ”ってなんだ?こんな疑問は自分がゲイで人と違うという自覚があるからこそ出てくる疑問です。人と同じでなければはじかれてしまうのではないかという不安から” ふつう ”を装うことに自問自答し葛藤する彼。幼なじみの友人をはじめ気の合う仲間たちからBL好き(秘密)の彼女との恋を応援してもらっているのですが、その彼女にゲイである決定的現場を目撃されてしまいます。


こじれてしまう彼女との恋や離れてしまった友人との距離。そして、心が痛む事件が起こります。ほんとうにビックリしました。心臓に悪い!人を思う気持ちが人を追い込んでしまう。考えさせられます。


事件後に彼女がとった行動になみだ!恋の顛末もディズニー作品のエンディングとは違うところにリアルさを感じました。個人的にはラブストーリーというよりも記憶に残るドラマでした。


監督・脚本:草野 翔吾
原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫)
キャスト
神尾楓珠、山田杏奈、前田旺志郎、三浦獠太、池田朱那、渡辺大知、三浦透子、磯村勇斗、山口紗弥加ほか
2021年12月3日公開 日本映画
上映時間:121分
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「ラストナイト・イン・ソーホー」

修理に出していたPCメイン機が一週間ぶりにかえってまいりました。オプテインメモリの故障が原因らしくデータはリカバリー出来たものの(一部消失)本体は初期化されました。店員さんの説明では、ハードディスクと違いSSDは何の前触れもなく突然壊れるのが特徴らしいです。


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霊感のある女子学生エロイーズがロンドンのソーホーに越してから始まる恐怖体験が描かれた作品。夢と現実、過去と現在が交錯し、やがて恐怖の真実が明らかに。


服飾デザイナーをめざしロンドンにあるデザイン学校の寮に越してきたエロイーズは、同僚となじめずソーホー地区にある古いビルの一室に転居。親の仕送りだけでは生活が成り立たなくなりアルバイトを始めるが、ある出来事を境に現れるようになった鏡に映る自分とは別の女性。彼女は夢の中にも現れ、エロイーズがあこがれる60年代のファッションを着こなし歌もダンスもあざやかに披露するアクティブな存在。次第にエロイーズも感化されてゆく。


女性版「ジキル博士とハイド氏」か?と最初は思いました。本作はエロイーズの青春ドラマであり、ホラー映画です。彼女のもつ霊感がいろいろな妄想に結びつくような伏線が色々と張られています。学業とアルバイト、人間関係に翻弄されながらエロイーズと鑑賞者は悪夢から抜け出せなくなります。この伏線が、どう回収されるのか?お楽しみください。


エドガー・ライト監督の「ベイビー・ドライバー」を鑑賞された方なら気づかれたことと思いますが、本作も同様に楽曲が多数登場します(監督は今後もこの路線を貫かれるのでしょうか?)。楽曲は60年代のオールディーズ。実はこの楽曲にもエンディングにつながるヒントが隠されていました。


監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
キャスト
トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ、ダイアナ・リグほか
2021年イギリス映画
上映時間:118分
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「ヴェノム/レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

先週土曜の朝PCを立ち上げましたらwindows11の更新案内ダイアログが表示され、今は更新する気はないので「windows10のまま」をクリックしました。するといきなりBIOSの画面に切り替わりそこから先に進めなくなりました。色々試して最終手段の電源引っこ抜きをしましたが復旧ならず、サポートデスクに問い合わせると即修理の回答(修理代6万円)。購入して3年、前日まで何の問題もなかったPCが突然故障という事態に見舞われました。よりによって、バックアップを取っていなかったのですがどうにか映画のデータは無事にリカバリー。皆様、大切なデータのバックアップはお忘れなく。


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スパイダーマンに登場する悪役ヴェノムが主人公の続編。地球外生命体シンビオートとそれに寄生された記者が共同生活する日々は夫婦関係のようで妙に微笑ましく、新たに出現した強敵カーネイジと対峙するために一度は仲違いしたものの記者がシンビオートに謝罪する姿はいじらしい(笑)


寄生されるというと寄生された側は支配されるというイメージをもちますが、シンビオートと記者は”もちつもたれつ”でお互いが必要と感じさせる関係性が描かれているところはすごくユニーク。ただこの関係は既に日本映画「寄生獣」の主人公 泉新一とミギーの関係のほうが先行しています。


本作に登場する凶悪なヴィラン カーネイジは、シリアルキラーが変身したモンスターです。記者にとりついたシンビオートとシリアルキラーにとりついたシンビオート。宇宙生命体もとりついた人間の性格に左右されることがヴェノムが「こいつはヤバイ!」というセリフからも読み取れます。


シリアルキラーならではの残虐性を秘めたカーネイジの強さは圧倒的でヴェノムも力を振り絞りますが「勝てる気がしない」と弱音を吐きます(すっかり人間に馴染んでいます)。ド派手なアクションが看板だと思うのですが、シンビオートと記者のラブロマンスに魅せられてしまう作品でした。


私が鑑賞したときに近くに座っていた外国籍の鑑賞者さんが、シンビオートと記者のすったもんだを観て大笑いしていました。本当はそれが一番健康的な鑑賞だと思いますけど、今の日本では憚られます。周りに気を遣いながら心の中で笑ってました(笑)


監督:アンディ・サーキス
脚本:ケリー・マーセル
原案:トム・ハーディ&ケリー・マーセル
キャスト
トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス、リード・スコット、スティーヴン・グレアム、ペギー・ルーほか
2021年アメリカ映画
上映時間:97分
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