SSブログ

「この一年間ご訪問くださり、ありがとうございました」

2008年4月から趣味で続けている拙映画ブログも来年で満12歳(干支が一周です)となります。映画を単なる鑑賞趣味から1歩進んで記録をつけ始めたのが2004年で、さらに1歩進めようと4年後(2008年)にブログにチャレンジしてから現在に至ります。


東宝チャンピオン祭り.jpg


東映まんがまつり.jpg


子どもの頃に観た「東宝チャンピオンまつり」や「東映まんがまつり」は、映画鑑賞のきっかけとなった原点です。昔の映画館は、入れ替え制ではなかったので朝から最終上映まで鑑賞して、劇場を出たら夜になっていたという経験は、当時小学生だった私には、不思議な体験でした。


松竹.jpg中央.jpg


私の拠点である平塚は、東宝、東映、松竹、大映、日活すべての映画館がありました。ところが映画の衰退期という時代背景に見舞われ、1980年くらいから1990年ころまでの間にすべての映画館が姿を消しました。90年代の10年間(失われた10年)は、平塚に映画館がない寂しい時代でした。


海老名市に誕生したワーナーマイカルシネマ(シネコン第1号、現在はイオンシネマ海老名)が誕生してから現在のスタイルに変わり、とにかくあちこちの劇場にあしげく通いました(笑) そして2000年にようやくシネプレックス8(シネプレックス平塚)がオープンして、こけら落としでスターウォーズの新作(エピソード1)が上映された時のうれしさといったら、涙が出るほどでした。


小学生のころから現在まで、常に”映画”と共に時を過ごしてきたものとして、今年のコロナは青天の霹靂です。「劇場で映画が上映されないなんて、初めてのことです!」でもおかげさまで新生活様式が、当たり前になって劇場で鑑賞出来るようになったこと、「鬼滅の刃」のヒットで世の中すべての劇場が、90年代の平塚にならなくてよかった!って思います。


記録をつけ始めた2004年から現在までの鑑賞数は、1739本(2回以上の鑑賞はノーカウント)です。映画ファンとしては、決して多くはありませんが、とりあえず現在の目標は2000本です(プロ野球選手の2000本安打がどれだけ大変か、わかるような気がいたします:笑)。マイペースで楽しみながら続けて行きたいと考えています。


年末最後の一日にちょっと自分のことを書いてみました。


まだまだコロナは、続いています。皆様方におかれましても、ご健康で無難な一年をお迎えください


nice!(33)  コメント(7) 
共通テーマ:映画

「ジョゼと虎と魚たち」

本日29日の朝刊1面に「鬼滅の刃」が324億円の興収で歴代1位の記事が登場!記録は塗り替えられることも醍醐味だと思っておりますので、いち映画ファンとして嬉しさひとしおです。ここに来て26日から始まった「鬼滅の刃 無限列車編」4DXは、朝から終日までの上映チケットが早々に完売とネットで調べてたまげました(笑) 「鬼滅の刃 無限列車編」を初めて鑑賞したときに残った余韻は、一番印象に残ったこと(煉獄さん)とエンディングの楽曲「炎(ほむら)」が見事にリンクしてしていたことによって深まりました。この余韻は「タイタニック」の時と同じでした。ジャックとローズのラブストーリーとテーマ曲「マイ ハート ウィル ゴー オン」が見事にリンクして大ヒットした時のように心に染みてゆく感覚でした


ジョゼと虎と魚たち.jpg


2003年に実写作品として上映されて以来17年ぶりにアニメになって降臨!実写版は、好きな作品でしたから当然アニメも気になります。作品は、主人公の少女ジョゼと大学生恒夫のラブストーリー。アニメ版は色彩鮮やかで夢のある感動作として描かれ、いっぽう実写版は、若者の青春の1ページとして描かれたリアルなドラマです。特徴としてはアニメも実写版もその時代が反映されていて、設定と結末が多少異なります。


田辺聖子さんの原作は読んでいませんが、原作に近いのは実写版で、アニメは実写版の今ならNGなことを消毒したオリジナル版のように思います(笑) ジョゼと自称する女性クミ子がとても魅力的で、これはアニメも実写も共通です。大学生の恒夫は、実写はやんちゃでアニメは好青年です。


ジョゼと虎と魚たち2003.jpg


ジョゼと虎と魚たちDVD.jpg


とても懐かしい作品なので実写版を鑑賞しなおしてみたのですが、個人的には痛いほど現実味の感じられる実写版が好みです。今鑑賞してみると昔観た以上に面白いです。恒夫の恋人役を演じていたのは、まだ新人だった上野樹里さん。当時16歳で20歳の役を演じています。ジョゼのおばあちゃんを演じた新屋 英子さんはもう最高!


驚いたのは、大ヒットのTVドラマ「半沢直樹」で大臣役を演じていた江口のりこさんが出演していたことです。知らなかった~(笑)


アニメ版「ジョゼと虎と魚たち」

監督:タムラコータロー

脚本:桑村さや香

原作:田辺 聖子


キャスト(声の出演)

清原 伽耶、中川 大志、宮本 侑芽、奥津 和幸、Lynn、松寺 千恵美ほか


2020年日本映画

上映時間:98分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(28)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「ワンダーウーマン1984」

テレビもラジオもタイムリーではなく、どちらかと言えば録画、録音(いずれも予約)したものを視聴することが多い昨今。そんな中で先週金曜日のラジオ ニッポン放送 キャスター有働由美子さんの「うどうのラジオ(録音)」は”有働由美子、結婚について語ります”という特集でした。リスナーさんにリクエストした”結婚とは○○である”のお題目で届いたメールが、うならせるような内容の流れの中で、アシスタント熊谷アナの紹介に一瞬「えっ?」ってなりました。そして有働さんのツッコミが入り大爆笑!文脈の流れから思い込みによる読み間違いだったようですが、そのご解答が素晴らしい!有働さんの特集を熊谷アナが全部かっさらうかのようなインパクト!18日の回はお宝になりました(熊谷アナありがとうございます!)。人の失敗談なのでラジコで聴いてくださいなんて、私には言えません(笑)


ワンダーウーマン1984.jpg


アメリカに先駆けての日本先行上映です(興奮)。しかも今回は奮発してIMAX鑑賞! ”もしも願いが叶うなら、あなたなら何を願いますか?” 何でも願いを叶えてくれる禁断の骨董品をめぐる地球の危機!ワンダーウーマンだってヒーローであるまえに一人の女性です。有働さん同様ワンダーウーマンにもこんな過去が…(どんな過去?ひ・み・つ:笑)。


ダイアナ(ワンダーウーマン)が働くスミソニアン博物館に赴任してきた学芸員バーバラのもとにFBIから強盗事件の証拠品鑑定の依頼が入る。その証拠品のひとつに”代償と引き替えにひとつだけ願いを叶える”という神の力を宿した骨董品が!


願いを叶えてくれるなんてロマンがありますけどこれが曲者で、悪しき者の手に入ったらどうなるのか?願い事は欲望を産み、その欲望が人類に牙を剥く。それを阻止するワンダーウーマンに辛い選択が、待っていた!


一つの願いを叶えるのに代償が伴うって「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の石と一緒なんですけど、ギブアンドテイクだからこそドラマチックであることも否めません。悪しき者は、代償の対処法も心得ているから質が悪いです。


IMAXは、映写されていないスクリーン状態だとえらく大きくて「おお~っ!」ってなります。でも上映が始まると映像が目の前にあるような大迫力!「ワンダーウーマン1984」はIMAX用に制作された作品なので、鑑賞するならばIMAXをおすすめします。


監督・脚本:パティ・ジェンキンス


キャスト

ガル・ガドット、クリス・パイン、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカル、ロビン・ライト、コニー・ニールセンほか


2020年アメリカ映画

上映時間:151分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(25)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「新解釈 三國志」

映画「鬼滅の刃 無限列車編」の大ヒットにより視聴者からの要望に応え、今週20日日曜ゴールデンタイムにフジテレビが全国ネットでテレビシリーズ第22話~26話の総集編の特番を放送するそうです。私は原作漫画からではなく、テレビシリーズの入門者です。第1話~21話までは頭の中をニュートラルにしてビギナー鑑賞を続けていたのですが、ギアが入ったのは22話からでした。謎だった柱の剣士が一堂に会し、炭次郎とねず子の裁判シーンは見ごたえがありました。初登場のお館様 産屋敷耀哉(素晴らしい人格者)が鬼のねず子に不信感を露わにする柱剣士たちに披露した手紙で、明らかになった炭次郎の師匠 鱗滝、冨岡義勇の覚悟には、うるっと来ました。後半の鬼舞辻無惨が部下の鬼たちに行うパワハラも見どころです。ここで魘夢(えんむ:下弦の壱)が誕生し、劇場版で対峙することになります。


テレビシリーズと劇場版を平らげて、今は原作漫画が読みたいという飢餓感を耐え忍んでおります(笑)


新解釈 三國志.jpg


三國志といえば横山光輝さんの漫画をベースに語られることが多いと思います。横山版「三国志」は、蜀(しょく)の滅亡までが描かれている超大作です。そのイメージを思い描いている方からすれば、映画「新解釈」版は赤壁の戦いまでが描かれていて、主軸の登場人物たち(劉備、関羽、張飛、孔明、孫権、周瑜、曹操ほか)のM-1グランプリかと見紛う掛け合いに苦笑。語り部に西田敏行さんを据え、令和時代の新解釈ドラマは、たてまえよりも本音が主流のようでございます(笑)


三國志.jpg 文庫版全30巻


ハリウッド映画「レッドクリフ」に登場する主役たちは、とにかくカッコよかった!闘いのスケール感、迫力は大量資金投入の賜物!意思疎通に楽器を使いセッションするなどスタイリッシュ!それとは対照的なのが本作(そこそこお金かかってます:笑)。よく考えてみれば(考える必要もないけど:笑)こんな「三國志」もあっていいんじゃないか?だって現代風のエンタメですもの。


劉備のへたれさを関羽、張飛がサポートし、軍師となる孔明は適当で赤壁の戦いで逆転劇となる風向きを予想したのが実は…!といった嘘のような本当のウソが面白いです!


こういう作品はくどくど説明する必要すらないように思います(褒め言葉:笑)


横山光輝さんの作品で私がハマったのは「三國志」以外で「水滸伝」があります。こちらも新解釈版で映画化してみては?(やめてください:笑)


水滸伝.jpg コミック版全7巻


監督・脚本:福田 雄一


キャスト(豪華絢爛)

大泉 洋、賀来 賢人、橋本 環奈、岡田 健史、橋本さとし、高橋 努、岩田 剛典、渡辺 直美、磯村 勇斗、矢本 悠馬、阿部 進之介、半海 一晃、ムロツヨシ、山田 孝之、城田 優、佐藤 二朗、西田 敏行、小栗 旬ほか


2020年日本映画

上映時間:113分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(35)  コメント(1) 
共通テーマ:映画

「魔女がいっぱい」

7日のラジオ ニッポン放送「垣花正のあなたとハッピー」は、月曜日のゲスト テリー伊藤さんのお馴染み映画特集でした。9時の聴きどこと題して”落ちは寸止め”でお伝えする今回のテーマは「クリスマス」に因んだネットフリックスで鑑賞出来る映画4本が紹介されました。作品は、「クリスマス クロニクルPart2」、「アンジェラのクリスマス(アニメ)」、「今日もまたクリスマスイヴ」、「ドリー・パートンのクリスマス・オン・ザ・スクエア」です。ネットフリックスを契約されている方はそのまま見るもよし、テリーさんの紹介に興味のある方は、ラジコのタイムフリーでチェックしてみてください。


魔女がいっぱい.jpg


ハリウッド女優のアン・ハサウェイさんといえば目が大きくて、きれいどこ。清楚でクレバーな印象があります。その彼女が挑んだ本作の大魔女は、悪女っぷり、弾けっぷりがとにかく素晴らしくて、演技の幅の広さを証明した力作。彼女のこれまでの殻を破る記念碑的作品です!


作品は、あの「バック・トゥー・ザ・フューチャー」や「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼメキス監督です。監督さんは、例えると映画のブランドです。黒澤明監督や宮崎駿監督の作品だから見に行こうという鑑賞の判断基準にもなります。大きな意味を持っています。なのでロバート・ゼメキス監督ともなれば鑑賞にためらいはありませんでした。期待通り、おかしくて、面白くて大満足(笑)


アン・ハサウェイさんもCG(多少のメイクも)で頭や手、足をいじられて、おもこわ(おもしろ怖い)な大魔女を楽しみながら演じられています(そんな風に感じられます)。そのCGも妥協がなく、チープさが感じられません。ストーリーはお子様向けなのだと思いますが、意外にも登場する子供たちにとっては、切ない運命となりました。その理由はネタバレになりますので書きませんけど、そんなところもひっくるめて楽しい作品でした。


魔女はとにかく人間の子どもが大嫌いで、チャンスあらば甘い言葉でそそのかし、動物に姿を変えてしまうんです。大魔女は、特に子どものにおいに敏感なこともあり、鼻の穴おっぴろげてクンクンするシーンは、もう爆笑!


監督:ロバート・ゼメキス

脚本:ロバート・ゼメキス、ケニヤ・バリス、ギレルモ・デルトロ

原作:ロアルド・ダール


キャスト

アン・ハサウェイ、オクタビア・スペンサー、スタンリー・トゥッチ ほか


2020年アメリカ映画

上映時間:104分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(35)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「サイレント・トーキョー」舞台挨拶中継バージョン

12月です。4日の朝刊を広げてビックリ!鬼滅の刃の23巻発売日に合わせた4ページの全面広告。原作者のあいさつ、ねず子、善逸、時透無一郎 ムムッ、おかしい? 炭次郎や煉獄さんがいない!さては…。案の定ネットニュースで新聞主要5社でそれぞれのキャラが振り分けられていて、各紙を買い集めコンプリートされた新聞がメルカリで転売!ほかリカちゃん人形の炭次郎、ねず子バージョンが来年発売決定と話題に事欠かない現在の鬼滅ムーブメント!リアルでは劇場で新たに用意された鑑賞特典第二弾もすべてはけてしまったということです。この熱量は、興収歴代1位の座が現実味を帯びてきたということです。


サイレント・トーキョー決.jpg


上映初日、舞台あいさつが全国295カ所で中継され出演する役者さんたちが語る作品キーワード、犯人予想、佐藤 浩市さんの役者歴40周年についての質問など盛りだくさんの内容が用意され、楽しませていただきました。ネタバレや犯人バレしないように話をすることに皆さん苦労されまして、中にはぽろっと!なんてシーンも(笑) 上映前の舞台あいさつって、いいですね。役者さんと鑑賞者の一体感や親和感、見どころなどの予備知識は、鑑賞前の心の暖機運転です(笑)


クリスマスイブに謀TV局へ恵比寿に爆弾を仕掛けたとの通報があり、半信半疑で出かけてみると通報者らしきベンチに座っている主婦(石田 ゆり子)が犯人から指示に従うよう命じられ、身動きが取れなくなっていた。ベンチの下には爆弾が仕掛けれれていて、負荷が30㎏以下になると爆発する。局員1人が、主婦と交代し、もう一人の局員と共に次のミッションに向かう。犯人の要求は、総理との生対談。応じなければ渋谷をターゲットにするという。


爆破予告が、実行されることから始まるテロリストVS刑事のノンストップクライムサスペンス。事件の顛末まで畳みかけるようなストーリー展開にこだわった99分。1万人のエキストラを配したスクランブル交差点の修羅場!犯人は、巧妙な手口でITに精通し、精密な爆弾をDIY出来るスペシャリスト!持ち前の嗅覚で犯人を追う刑事も爆弾の洗礼をうける!


舞台あいさつで佐藤 浩市さん?西島 秀俊さん?(どちらが言われたのか忘れました:笑)が語っていた「この犯人は、わからないよ~」というのが、犯人のヒントです。勝地 涼さんの言われたキーワードは、さすがに書けません(笑)


監督:波多野 貴文

脚本:山浦 雅大


キャスト

佐藤 浩市、石田ゆり子、西島 秀俊、中村 倫也、広瀬アリス、井之 脇海、勝地 涼、毎熊 克哉、財前 直見、鶴見 辰吾、加弥乃、白石 聖、庄野崎 謙、金井 勇太、大場 泰正、野間口 巌 ほか


2020年日本映画

上映時間:99分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(38)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。