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「進撃の巨人 クロニクル」

7月最終日です。セミが鳴きだしたけど梅雨明けは、お預け状態の関東甲信越。この時期になって日本も含め、世界を見渡せば未だコロナ禍の出口は見えず、延期となった東京オリンピックが来年予定通り開催出来るのか、ちょっと心配
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「進撃の巨人 クロニクル」は、TVで放送されたシリーズ Season1~3 全59話をまとめた総集編です。NHK総合で放送予定の「THE Final Season 」を控え、ストーリーの変遷やエピソードなど、ポイントの整理として鑑賞するのに最適の作品です。
円形状の壁で3重に仕切られた世界で100年暮らしてきた人類のまえに突如現れた超大型巨人。蹴り一発で空いた大穴から続々と人類のテリトリーに入り込む人喰い巨人たちと人類の闘いが始まる。
10歳のころ母親を目の前で巨人に殺され、巨人の駆逐を誓うエレン・イェーガー。成長したエレンは、訓練兵となり、幼馴染のミカサ、アルミンらと共に巨人を迎え撃つが、アルミンの助けに入ったエレンは、巨人の餌食になってしまう。
ある日、知性のない捕食者と認識されていた巨人たちに立ち向かう知性を備えた巨人が現れる。その巨人こそが「進撃の巨人エレン」だった。エレン・イェーガーが覚醒した姿である。
エレンの覚醒を境に想定外の知性型巨人が次々と現れる中、巨人のなぞが紐解かれ、やがて人類の歴史、核心に迫って行く。
2009年の連載スタート後、2011年上映の映画「モテキ」のワンシーン(森山未來さん演じる幸世くんと長澤まさみさん演じるみゆきさんの出会い)で「進撃…」のタイトルが出て来た時は、ビックリしたことをよく覚えています(笑) 2013年からTVシリーズ、2015年に実写映画化と続き、202X年ハリウッド版も控え、原作の終了間近ながらも「進撃の巨人」はまさに快進撃です!
現在「進撃の巨人」最新巻の原画展が8月9日まで神戸・元町の大丸神戸店で開催されているそうです。興味のある方は足を運ばれてはと思います(コロナ禍につき、新生活様式をご留意ください)。
原作:諫山 創
キャスト
梶 裕貴、石川 由依、井上 麻里奈 他
2020年日本映画
上映時間:120分
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「アドリフト 41日間の漂流」

本日28日(火) 22:00~24:00にラジオ ニッポン放送で " 長澤まさみのオールナイトニッポンGOLD~映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」スペシャル~ " が放送されます。「コンフィデンスマンJP プリンセス編」は、まだ未見ですのでラジオで予習してから劇場に足を運ぼうと考えています。これからの鑑賞をお考えの方は必聴ですよ(笑)
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バックライトでお見苦しい点、ご容赦(笑)
「アドリフト 41日間の漂流」は、タイトルそのままの作品です。実話がベースの本作鑑賞は、余計な知識も予習も必要ありません。穏やかでロマン溢れる大海もひとたび牙を剥けば、人間なんてひとたまりもありません
先日バラエティー番組「林先生の初耳学」でGPSもエンジンも使用しないで東京から300キロ離れた八丈島にたどり着けるかを検証する特集が放送されました。「アドリフト」を鑑賞した後だっただけに何とタイムリーなと思ったのですが、ここで使用された船は50メートルもある立派な帆船で芸人さんをメインに、船長や大学教授といったプロも乗船し、安全第一で臨まれていました。ところがです、結果はたどり着けませんでした。風をたよりに帆をはって風向き、潮の流れ、現在地を確認しながら進むのですが、目印となる島が一向に視認出来ず、漂流の危険にさらされた為、検証は中止となりました。つまり漂流とは、事故なのです。
友人からタヒチ~サンディエゴまで豪華ヨットを届ける依頼を承諾したリチャードとタミー。二人は、港で偶然知り合い、成り行きのまま婚約に至ります。出向から夢のような航海でしたが2週間後天候が悪化、ハリケーンに遭遇してしまう。
オープニングからハリケーンに襲われた後のシーンからスタート(いきなり奈落に突き落されます)!二人の慣れ染めや経緯はフラッシュバックで徐々に明かされて行きます。魔物に襲われているかのような嵐のシーン、波と風の叩きつける音、船がきしみ、悲鳴をあげているかのような音響は臨場感抜群で音も映像も大迫力!(お~っ、コワ!)
沈没は免れたものの、エンジンも無線も破損し、太平洋のド真ん中を漂流することに。帆をはり、風をたよりに進む最短の島まで2000マイル(1マイル=1.61キロメートル)!
監督:バルタザール・コルマウクル
キャスト
シャイリーン・ウッドリー、サム・クラフリン、グレイス・パーマー、ジェフリー・トーマス ほか
2020年イギリス・アメリカ映画
上映時間:96分
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「ステップ」

「ハケンの品格」に続いて「半沢直樹」も新シリーズがスタートしました。ドラマは、お馴染みさんに加え、新キャストもテンション高く、悪意ある遺恨のオープニングは期待を裏切らない面白さ!映画化も悪くはないと思いますが、やっぱり毎週ドキドキしたい作品です


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「愛する妻が突然他界してしまい、2歳半の娘と再出発する父娘10年の軌跡のドラマ」


娘を自分の手で育てると誓ったサラリーマン、健一(山田 孝之)と母親のいない父子家庭で子どもながらに悩み、成長して行く娘 美紀の人生を活写した秀作。まさか娘さんに泣かされるとは、思いませんでした(やられた~:笑)


この作品のイイ(ショッカーの戦闘員風:イイッー!)ところいくつか書きます


まず、父親 健一と娘 美紀の心の距離感です。自分の子育てについて客観視しながら、娘とちゃんと向き合っていて、美紀の担任には理解出来ないことを理解しています。子育てを通じて健一も成長していることを裏付けています。自然体で演じる山田 孝之さん、イイです!


次に亡くなった妻の両親や義兄のあたたかさ、思いやりが素晴らしいです。こんなご両親に愛情を注がれて育った健一の奥さんは、絵に描いたような素敵な女性であろうことが、容易に想像出来てしまいます。健一にとって大きくて大切な存在です。義理のお父さん役の國村 隼さんがイイです!


娘の美紀はある年齢ごとに3人の子役に引き継がれるのですが、それぞれのエピソードに伴う成長過程が、健一の思いと重なって心に染みました。みな、それぞれにイイッ!


作品を鑑賞して昔、新聞で読んだシングルファザーの記事を思い出しました。外出先で娘のおむつを替えなければならなくなって、女子トイレに設置されているおむつ替え台を利用しなければならなくなったそうです。男子トイレには設置されていないので仕方なく女子トイレに入ると女性が悲鳴っ!ところが状況を理解したその女性は、おむつ替えを手伝ってくれたのだそうですよ。


監督・脚本・編集:飯塚 健

原作:重松 清「ステップ」


キャスト

山田 孝之、田中 里念、白鳥 玉季、中野 翠咲、伊藤 沙莉、川栄 李奈、岩松 了、日高 七海、角田 晃広、片岡 礼子、広末 涼子、余 貴美子、國村 隼ほか


2020年日本映画

上映時間:118分


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「ライブリポート」

16日(木)に放送されたNHK番組「世界はほしいモノにあふれてる」は、私のお気に入りの番組のひとつで歌手のJUJUさんと俳優の三浦春馬さんが、MCをつとめていらっしゃるのですが、ネットで飛び込んで来た三浦春馬さんの不幸(自殺情報)のニュースが、まだ信じられない状況です。「ウソでしょ !?」


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「唯一の手掛かりである容疑者を射殺してしまった警察官が、誘拐された少女を救うまでライブカメラと追い続けるリポート放送作品。配信サイトのリポーターの映像は、テレビ局も巻き込みリアルタイムで生放送!その映像は容疑者一味も視聴する中、少女の生命維持時間64分が刻々と迫る」。


警察官として任務を果たすペニー(アーロン・エッカート)の無線に少女誘拐犯と思われる容疑者が近くを逃走しているとの情報が入り、待機の命令が。しかし、ペニーは自分が近くにいることと、犯人逮捕に執着する正義感から命令を無視し、容疑者を追い詰める。ところが、容疑者逮捕には至らず射殺してしまい唯一の手掛かりを失ってしまう。


警察の極秘情報を盗聴した配信リポーターと拳銃預りとなった警察官ペニーとの利害が一致し、命懸けのリポート捜査が始まる。


アメリカ映画では、アクションシーンで一般市民にバッジを見せて車を貸せ!という警察官を見かけますが、リアルにこんなことってあるのでしょうか?人の命がかかっている緊急事態は、解っていますが職権の乱用ともいえるこの行為が正しいことなのか? ”映画” と言われてしまったら身も蓋もありませんが、もし同行するリポーターが死亡してしまったり、情報漏洩に因り誘拐された少女が助からなかったら警察の面目丸つぶれで、信頼も失墜です。


そう考えるとペニーの捜査は運が良かっただけで、ツッコミどころもあり、捜査プロセスに於いて違和感が拭い切れません。結果オーライを良しとするならば、余計なことは、考えないで素直に楽しむのが賢明かと思います(笑)


監督:スティーブン・C・ミラー

脚本:ジェレミー・ドライスデール


キャスト

アーロン・エッカート、コートニー・イートン、ベン・マッケンジーほか


2019年イギリス、アメリカ映画

上映時間:99分


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「透明人間」

先週6日に映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネさんが、91歳で他界されたとニュースで報じられました。「ヘイトフル・エイト」でアカデミー賞に輝いたことは記憶に新しいですが、何と言ってもマカロニウエスタンの楽曲にはしびれました、ご冥福をお祈りいたします。15日にはBSテレ東で「夕陽のガンマン」が追悼放送されますのでこちらは、チェックしておきたいと思います。


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「透明人間」は、イギリスの作家H・Gウェルズが1897年に発表した古典SF小説です。初期の透明人間は包帯で覆われた姿が恐怖と言うよりはどこか滑稽さが否めませんでしたが、2000年に公開されたポール・バーホーベン監督の「インビジブル」では最新のVFX映像により薬でリアルに透明化する様子や狂気が鮮明に描かれていました。あれから20年経過し、本作も「インビジブル」とキャッチコピーがほぼ共通している点からしても見えない恐怖を存分に楽しめる内容で、透明化も進化しています。ここで描かれる透明人間は、近い将来だれもが透明人間になれるかもしれないことを予感させます。



経緯は不明ですが、夫エイドリアンの異常さに耐えかねたセシリアは、頃合いを見計らっで研究所兼自宅からエスケープ。しばらくの間、友人宅に身を寄せるセシリアですが、夫の性格からして外を出歩くことも出来ない精神状態です。ある日、エイドリアンの兄トムから弟が自殺したとの知らせを受けますが、信じられないセシリア。落ち着きを取り戻したところでエイドリアンの遺産相続にサインをしますが、それはおかしな出来事がはじまる予兆でした。



冒頭のシーンから不安と恐怖を煽る音響と音楽。見えない者の凶行をセシリアの仕業と思わせるサイコパスな心理戦。灰皿がすっ飛んだだけでビクっとさせられる無言の圧力。最後までドキドキです。



見えない者から受ける暴行シーンを演じる役者さんたちの演技が素敵!(笑) のっけから観客をドキドキモードに引き込むストレートな演出も二重丸(笑)



監督・脚本:リー・ワネル


キャスト

エリザベス・モス、オリヴァー・ジャクソン=コーエン、オルディス・ホッジ、ストーム・リード、ハリエット・ダイアー、マイケル・ドーマンほか


2020年アメリカ・オーストラリア映画

上映時間:126分


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2000年公開のポール・バーホーベン版「インビジブル」も面白いですよ

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「マザー」

「ハケンの品格(第2シリーズ)」第3話は、SNSの炎上がテーマのお話でした。S&Fの社員がアップしたYouTubeの画像に映りこんでいた社員食堂で働くアルバイトの姿に非難が殺到、マーケティング課は対応に追われます。このアルバイト役は、六角 精児さんです。六角 精児さんは映画「前田建設 ファンタジー営業部」で機械グループ担当部長を演じていて、職業こそ異なりますが、専門職として働く姿は通じる役どころでした。映画ファンをおもわずニヤリとさせるキャスティングです。次回は、いよいよ大泉 洋さんが帰って来ます。大前 春子との絡みに期待しています(笑)


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長澤まさみさん主演の「マザー」は、俗にいう毒親作品です。ご自身初の汚れ役を体当りで演じていて、近年「コンフィデンスマンJP」のダー子や「キングダム」の楊端和など着実にキャリアを積むチャレンジャーぶり。でもなぁ~、イメージ的に汚れ役はまだ早くネ(老婆心)?インパクトすご過ぎ! 長澤さんが演じた母親役は強烈で、もし吉永 小百合さんが演じたら、ひっくり返っちゃいます(笑)


シングルマザーの秋子は、働かず、その場しのぎ、行き当たりバッタリでマイファースト。お金に困っては家族、親戚縁者に無心するものの返さず終いで厄介者のレッテルを張られています。なので再び本人が出向いても借りられる筈もなく、息子の周平がその役割を担います。


類は友を呼ぶではないけれど、どこからともなく秋子が連れて来た男も最悪で、秋子の妊娠がわかると姿を消し、出戻ったかと思えば、町金(消費者金融)の借金を踏み倒し、逃げては働き先から金を盗む放浪暮らしの繰り返し。


なんだろう、この救いのなさ。もし、周平が死んだら秋子は泣くのだろうか?依存する対象がいなくなるという意味では泣くかもしれない、でもそこに愛はあるのだろうか?そこは解りません。実話から着想を得た作品らしいのですが、リアルに考えたらホラーより怖い作品です。


長澤まさみさんが演じたことも含めて衝撃作でした。


監督・脚本:大森 立嗣


キャスト
長澤まさみ、奥平 大兼、夏帆、皆川 猿時、仲野 大賀、土村 芳、荒巻 全紀、大西 信満、木野 花、阿部サダヲ ほか


2020年日本映画
上映時間:126分


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