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「ナイル殺人事件」

恐れていたことが現実になってしまいました。ロシアのウクライナ侵攻です(ロシアの本性を見てしまったような重苦しい気分です)。とは言っても民意とは思えないし、体制そのものが変わらなければこれからもこのような不幸が起こりうるという不安が過ります。北方領土も例外ではないということですかね。


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アガサ・クリスティ原作「ナイルに死す」の映画化作品。1978年ジョン・ギラーミン監督版以来実に44年ぶり、2回目の映画化です。この作品はスクリーンの大画面で鑑賞してください。


実は私、1978年版をタイムリーで鑑賞しておりますので本作で2回目、犯人も知っております。お初見の方は犯人推理をお楽しみいただけると思いますが、犯人を知っていても楽しめたというのが感想です。


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写真は、当時の前売り券です。「ルパン三世/ルパンVS複製人間」との2本立てでした。正直申し上げますと当時は「ルパン」が、お目当てでした(笑)


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1978年版「ナイル殺人事件」

上映時間は140分と2022年版よりも少々長めです。探偵ポアロ役をピーター・ユスチノフさんが演じていました。面白かったのでDVD買いました(笑)


ナイル殺人事件レコード.jpg

1978年版はテーマ曲「ミステリー・ナイル」があって、こちらもヒットしました。レコードもお買い上げ(笑)


犯人を知らないと犯人推理にエネルギーを使わされますけど、知っていると鑑賞に余裕が生まれます。なので1978年版と比較してみたりと色々なことが楽しめます。スクリーンでの鑑賞をお勧めするのは、エジプトのピラミッドやアブ・シンベル宮殿の像が如何に大きいか。エジプト行ったことないし、ピラミッドも実物みたことない方にとってスクリーンの映像は圧巻です。作品は、名探偵ポアロの推理ミステリーですから推理を楽しみたい方に1978年版の鑑賞はお勧めしません。


演出もなかなか凝っておりまして、優雅な豪華客船で始まる惨劇を予感させる動物映像は「エクソシスト」を連想しました。本作では2回もあります。


そしてポアロが、犯人を断定する決定的なシーンのアプローチが変更されていたことは印象に残りました。44年前の記憶をもとに書いていますが、これを機会に購入したDVDを見直してみようと思います。


監督:ケネス・プラナー

脚本:マイケル・グリーン

原作:アガサ・クリスティ


キャスト

トム・ベイトマン、アネット・ベニング、ケネス・プラナー、ラッセル・ブランド、アリ・ファザル、ドーン・フレンチ、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、ローズ・レスリー、エマ・マッキーほか


2022年アメリカ、イギリス映画

上映時間:127分


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