「モスル~あるSWAT部隊の戦い~」
22日ようやく神奈川でコロナ対策(飲食店やイベントの人数制限)の撤廃が決定しました。これに伴い飲食店での忘年会、新年会など賑わいも徐々に戻ると思います。個人的には冬を越すまでは様子見です。だって、コロナ怖いんだも~ン(笑)
アベンジャーズシリーズ「インフィニティウォー」、「エンドゲーム」の監督ルッソ兄弟がプロデュースを手掛けたアクションドラマと聞いては期待せずにはいられません。鑑賞後「やっぱこの兄弟は目の付け所がスゴイ!」と思うのであります。
本作は実話をベースにしたドラマです。「モスル」とはイラク第2の都市で長引く紛争により繁栄の形跡は微塵も感じられないガレキ地帯。ここはテロ組織ISIS(現地での通称はダーイッシュ)の拠点が存在する危険地帯で日々銃声が飛び交っています。
ダーイッシュのメンバーを逮捕した警察官とダーイッシュ武装集団との銃撃戦。仲間が打たれ、銃弾も底を尽き絶望的な状況でSWAT部隊に助けられた21歳の新人警官カーワ。彼はこの銃撃戦で叔父を失う。これを理由にSWATの隊長ジャーセム少佐からSWAT入隊のオファーを受け、受諾する。SWAT部隊の目的、使命は明かされないまま部隊はある地点を目指している様子ですが、度重なるダーイッシュとの戦闘で仲間を失って行く。
謎めいたSWAT部隊に入隊し、隊員たちと共に行動するカーワのドラマは最前線真っただ中の緊張感とそのリアルさにビリビリします。法も秩序も人権も無意味な激戦を通じ、次第に明らかとなる部隊の目的。その目的を知りカーワもさらなる前進を決意する。
いつの時代の映画なんだと思えば現代のドラマであることに恐怖を覚えます。世間では自分がどんな親の元に生まれてくるかをガチャポンに例えて「親ガチャ」なんて言われているそうですが、それを「国ガチャ」と形容するならばエゴかもしれませんが、日本に生まれて本当に良かったと考えてしまう作品です。
単純ストーリーだからこそ心に直撃するこの重いしこり。映画の世界だけの話であってほしいと願わずにはいられません。
監督・脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
プロデューサー:アンソニー&ジョー・ルッソ
キャスト
スヘール・ダッバーシ、アダム・ベッサ、イスハーク・エリヤス、クタイバ・アブデル=ハック、アフマド・ガーネム、ムハイメン・マハブーバほか
2019年 アメリカ映画
上映時間:102分
nice!押し逃げですみませ〜ん♡(^0^)
名前を見てもお分かりのように、『H☆imagine』のU3です。
社会派のサブブログ『Justice!』を久し振りに立ち上げてみました。今後ともよろしくお願いします。
国ガチャかあ、・・・言えるかもしれない。
by U3 (2021-11-24 18:01)