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チーム・バチスタFINAL~ケルベロスの肖像~

先週末まで他部署応援に駆り出されておりました。応援先で毎回開催される事前ミーティングでは申し送りや稼働予定の確認、各セクションの責任者の一言が慣例ですがその中でいつも仏頂面している責任者がまじめな顔して「みなさん、ドラゴンボールGTのGTで何のことか分かりますか?」と切り出しました。その問いに対し「ゴールデンタイムじゃないか?」とか「ドラゴンボールはフリーザで止めとけばよかったんだよ、改になってから訳解らん。子どもは喜んでいたけど・・・。」など的外れな意見も飛び交いましたがGTの答えは「ごめんなさい、鳥山さん」の頭文字なのだそうです。この回答が正しいか間違っているのかは、確認しておりませんので半信半疑なところもありますが、要は「仕事だけ出来れば良いということではなく、雑学も蓄えておかなければいい発想は生まれてこない」と言いたかったようであります。

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テレビ放送も終了し、ファイナルと謳われた人気医療ドラマ劇場版「チーム・バチスタFINAL~ケルベロスの肖像~」の感想です。前回に続いて今回も医療ドラマの感想ですが「神様のカルテ2」が静の感動作ならば本作はバリバリの動なエンターテインメントであるところが特色です。残念ながらテレビシリーズは鑑賞しておりませんのでシリーズとの関連性は解りませんが殺人事件から始まる導入部は刑事ドラマ張りなミステリーで犯人探しの流れは、癖のある登場人物がそれぞれに疑わしく、憶測で発言する厚労省の白鳥が歯に衣きせぬ物言いももっともらしく響きます。その白鳥の制止役である田口の凸凹コンビが今回も大活躍です。この作品は面白いです!お薦め作品です。

最新医療設備大型MRI リヴァイアサンのお披露目がメインのAI センターシンポジウムに送られた脅迫状、9名の死者を出した謎の密室殺人事件という二つの軸線が絡み合いながら事件の真相が明らかになって行くプロセスは目が離せず、ほどよい緊張感が漂います。伏線を感じさせる流れやMRI 、ケルベロスなどマニアックなワードに対してももきちんとした答えと解説(脚色)が用意されていて鑑賞者も迷子になりませんし、もやもやを残しません。派手目な演出、やり過ぎと思わせるくらいの濃過ぎるキャラも作品にメリハリを与え、盛り上げてくれます。

「チーム・バチスタ」シリーズは劇場で「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」と鑑賞しましたが主役の田口、白鳥コンビが阿部 寛&竹内結子から仲村 トオル&伊藤 淳史にシフトしておりますが、こちらも違和感はありませんでした。シフトの理由は不明ですが違った味わいがあってこの組合せもウェルカムです。田口、白鳥コンビはさて置いて、何と言っても濃い登場キャラの筆頭はマサチューセッツ医科大学上席教授東堂役の生瀬 勝久です。この役者さん、面白いですね~。色々な作品に出演していますがエキセントリックな役柄がよく似合っていますし、セリフに緩急とフェイントがあって、湧きあがる胡散臭さが個性的で好きなところです。それから個人的にびっくりしたのがチュッパチャプスをくわえている医師速水役の西島 秀俊です。彼は会社のアルバイト松本くんにそっくりでした。「あれ、松本君!アルバイト サボって何役者やってんの?(笑)」思わず心のなかで呟いてしまいました、似ている人っているもんですね~。(追伸:現在松本君はアルバイトから契約社員に昇格しました。)

ネタバレになるかもしれませんがある証拠データのMRI 解析で患者の体内に忘れ去られた医療器具(ペアン)が映し出されるシーンがあります。このシーンを観て思い出したのは漫画「ブラック・ジャック」です。ブラック・ジャックも実は体内に医療器具(メス)を忘れ去られた体験の持ち主で、執刀したのが尊敬する本間 丈太郎医師だったというエピソードです。私が医療ドラマを好きな理由は「ブラック・ジャック」が好きな事も起因しています。最近では「ヤングブラック・ジャック」や「ブラック・ジャック創作秘話」といったコミックもあります。「ブラック・ジャック」の人気、影響力は計り知れないですね。

監督:星野 和成
脚本:後藤 法子
原作:海堂 尊

キャスト
田口 公平(伊藤 淳史)、白鳥 圭輔(仲村 トオル)、別宮 葉子(桐谷 美玲)、滝沢 秀樹(松坂 桃季)、速水 晃一(西島 秀俊)、桜宮 すみれ(栗山 千明)、東堂 文昭(生瀬 勝久)他

2014年日本映画
上映時間:2時間8分

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今回も音楽ネタで引っ張ります。ここに来て漸くPCオーディオを開始致しまして、現在音楽データのライブラリーを制作中です。PCオーディオを始めるきっかけは会社の先輩からいただいたMac(マッキントッシュ)をどうするか?と考えた末の結論です。必要機器であるUSB-DACの選択はかなり迷いましたが、やはりMac対応の国産機種でDSD5.6の出力、再生ソフト付属(ダウンロード)、価格を考えた結果楽器メーカーのコルグに辿り着きました。再生ソフトは以前使用を断念した「Audio Gate2.0」で、今回は機器を購入したのでフル活用出来ますが、まだ使いこなせていません。ビギナーに媚を売らない玄人仕様が魅力のソフトですが次のバージョン3.0ではかなりビギナーにも優しい仕様になるみたいです(ベータ版を使用してみての推測)。PCオーディオのメリットは、ハイレゾが楽しめることもありますが何と言っても所蔵のCDが全てHDDに整理出来てしまいますから出し入れなしで再生出来るオリジナルジュークボックスが誕生することとその音質の素晴らしさです。また、過去レンタルでコピーしたCDなどもネットでデータベースにアクセスして楽曲のタイトルや表紙のアートが自動表示される利便性もあります。始めて良い事づくめのPCオーディオですが、いづれPCムービーも登場するであろうことは安易に想像が付きます(実は私、それを待っています)。再生ソフトの「Audio Gate2.0」を立ち上げていれば「i-Tunes」での再生も可能なことを発見しました。


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藍色

こんにちは。原作本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
by 藍色 (2015-09-29 13:25) 

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