SSブログ

ロボコップ(字幕スーパー版)

4月に入りました。消費税が8%に変わり、郵便料金も50円はがきが52円に改定、大リーグではマーくんが初勝利、そして本日は鉄腕アトムの誕生日です(ニッポン放送でも紹介されていました)。私事ですが6日日曜日はお花見会だったのですが、生憎の天気で屋内での開催となりました。認めたくはありませんが、雨男パワーだけは変わりなく健在のようです。

ロボコップ ムビチケ.jpg

上映開始からかなり経過しました同名のリメイク作品「ロボコップ(字幕スーパー版)」の感想です。本作はポール・バーホーベン監督版のリメイク作品として27年ぶりに登場しました。私はポール・バーホーベン監督版をリアルタイムで劇場鑑賞しましたのでとても懐かしく初期作を思い出しながら鑑賞しました(あれから27年も経過していたとは・・・)。報道形式で進行するスタイルはバーホーベン流を受け継いでいますが、全編通じての感想は近年のCG技術に支えられてロボコップもスタイリッシュに進化、ドラマも昇華されて旧作を大きく凌駕する仕上がりでした。恐らく続編も企画されていると思いますので「ロボコップ」ビギナーにやさしい誕生秘話が丁寧に描かれています。意外にも楽しめた満足度の高い作品でした。

世の中の情報や技術の進化が、この手の作品をよりリアルに付き動かす、こんなことをこの作品から感じた訳ですが、半分ヒトで半分機械のロボコップが実際にヒーローとして認められるまでのプロセスは人として悩んだり、機械として操られたりと親身になって考えると説得力のある細かい演出が光っています。ロボコップの実態が明かされた時の映像も当人のみならず鑑賞者にとってもショッキングな映像ですが、警察の持ちうるデータ全てをインプットして情報共有し、強靭な鎧を纏い完全武装した最強ウェポンが的確な判断のもと次々に事件を解決する様に納得。作品の時代設定は2028年という近未来ですが、今から14年後に「ロボコップ」が登場するかと考えるとちょっと難しい気がしますがこれはお愛嬌、「ロボコップ」の是非についても議論され法律も改正されるという念の入れように脱帽です。続編に注目したい一本です。

ロボコップを創り上げたのはオムニコープ社のデネット・ノートン博士ですが、ノートン博士っていうネーミングはPCで利用したアンチウィルスソフト、ユーティリティソフトが「ノートン」でしたから馴染みがあってしっくりきましたね。演じているゲイリー・オールドマンは「レオン」で悪い警官を演じて以来「フィフス・エレメント」で悪役が定着したかのような印象があったのですが、「バッドマンシリーズ」辺りから正義の象徴的な役回りで今回のノートン博士も例外ではなく、役者としての視点で観た場合その転身ぶりは興味深く、面白いところです。

旧作の「ロボコップ」が上映された年、巨匠漫画家の石森 章太郎(後石ノ森 章太郎と改名)氏が自作の「ロボット刑事K」のパクリだ!」と吠えたのを思い出します。パクられたご本人からすれば心中穏やかではなかったかもしれませんが、無責任な外野からすれば、あのハリウッドがパクったとすればすごいことだと石森 章太郎の偉大さを誇らしげに思っていたものです。当のご本人も他界されましたが、当時警察国家の自負があったアメリカの意識にフィットしていた作品と考えると、逆に作品を生み出すヒントを与えてくれたとも受け取れます。

監督:ジョゼ・バジーリャ
脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー

キャスト
アレックス・マーフィ/ロボコップ(ジョエル・キナマン)、デネット・ノートン博士(ゲイリー・オールドマン)、レイモンド・セラーズ(マイケル・キートン)、クララ・マーフィ(アビー・コーニッシュ)、リック・マトックス(ジャッキー・アール・ヘイリー)他

2014年アメリカ映画
上映時間:1時間57分

ロボコップ .jpg

新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

音楽ネタでここ数回引っ張りましたが、今回は映画ネタです。記事にはしていないのですがまだ上映中の作品である「ホビット~竜に奪われた王国」~」を鑑賞しました。実はこの作品の前売りは昨年1月に購入していたのですが、下の写真をご覧頂けばお分かりの通り、キャッチコピーが「竜に奪われた王国」ではなくて「スマウグの荒らし場」でした。私はこのことをすっかり忘れておりましたのでいざ、鑑賞と劇場に足を運んだものの鑑賞出来るのか不安になってしまいまして、劇場窓口に確認しましたらキャッチコピーが変更になったことが判り、無事鑑賞となりました。確かに「スマウグの・・・」よりは「竜に奪われた王国」の方がキャッチーで作品を言い表しているように感じられますね。こう言うこともたまにはあります。

ホビット2.jpg


nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。