神様のカルテ2

 

夏川　草介原作の人気医療ドラマ続編「神様のカルテ2」の感想です。この作品の舞台は前作同様長野の本庄病院ですが本作の大きな特徴は主要メンバーが新たに加わったことです。東京の病院から本庄病院へと赴任して来た進藤医師は主人公の医師栗原　一止とは医学部時代からの学友であり将棋仲間でもあります。しかし、赴任早々進藤は業務事情よりも自分最優先で患者さんそっちのけの定時帰宅など次第に仲間内から悪評が流れ始めます。

365日24時間ネオン看板が消えることなく、日々医療に専念する医師たちが抱える切実な悩みや問題に切り込んだ本作、「医療はボランティアではなく、ビジネスである」と檄を飛ばす事務長の言葉に疑問を抱きつつも、経営方針に従い患者と真摯に向き合う医師たちがまともに過ごすプライベートな時間はありません。親友とはいえ、自分本位な進藤に対し一止は目を覚まさせようとしますが、実は進藤にも人には言えない悩みがありました。

医療ドラマに外れなしと以前このブログにも書いたような記憶がありますが、この作品も例外ではありませんでした。志しの高い人のすごいところは自分の間違いに気付き、改めようと努力する柔軟さが備わっていることです。一止の親友進藤もそんな一面を見せてくれて、いい雰囲気！これからの一止にとって心強い味方を得たように思います。

病で倒れた一止の先輩貫田が奥さんと常念岳で見た星空の話からヒントを得て、貫田のために主要メンバーが起こす騒動は大きな見どころであり、感動ものです。常念岳は私も登りましたが本当に素晴らしい山です（このブログにも記事をアップしています）。蝶ヶ岳で一泊して常念岳をめざして更に一泊する二泊三日の縦走プランがおすすめ（プラネタリウムで観るような星空をリアルで観ることが出来ます。）！そんな関連もありで親近感を覚えた作品でした。

昨今の医療現場につきましては私もつい最近病院で治療を受けたばかりですが、何でいつもこんなに混雑しているのだろう？と思ってしまいます。その時ばかりは、具合が最悪でしたから1分でも早く診て欲しかったのですが待ち時間3時間はさすがに堪えました（救急車を呼べばよかった！呼ぶ勇気はないけど・・・）。それと歯医者さんについてですがこちらこそ、ビジネスライクな医療現場の典型ではないかと感じています。ニッポン放送の垣花アナことカッキーも歯医者さんをよく変えると話しておりましたが私も毎回変えています。それだけ親身になって治療してくれるお医者様に当っていないということになります。「私に治療のすべてを任せて下さい」などとのたまふドクターには絶対任せてはいけません（必要の無い部分まで治療してくれますから、ここだけお願いしますと治療を受ける前にハッキリと言いましょう！）。

話を元に戻しますが原作は現在「神様のカルテ3」が発行されています。上映作品が原作のどこまでを映像化しているのかは解りませんが、映画も更なる続編が期待されるところではないでしょうか。

監督：深川　栄洋
脚本：後藤　法子
原作：夏川　草介

キャスト
栗原　一止（櫻井　翔）、栗原　榛名（宮崎　あおい）、進藤　辰也（藤原　竜也）、砂山　次郎（要　潤）、外村　静枝（吉瀬　美智子）、水無　陽子（朝倉　あき）、男爵（原田　泰造）、進藤　千夏（吹石　一恵）他

2014年日本映画
上映時間：1時間56分

いよいよ来月から増税ということでいろいろ買物をしている最中ですがその中で最近購入したのがユニバーサルプレイヤーです。以前は高くて手が出せない商品でしたが最近漸く安価なエントリーモデルが登場しまして、ＢＤ、DVD-Audio、DVD、SACD、ＣＤとマルチに再生してくます。驚いたのは以前お気に入りの楽曲ばかりをかき集めたものがＣＤには収まりきれなくて、ＤＶＤに落して音楽だけを楽しもうと試したことがあるのですが、ＤＶＤプレイヤーでは再生出来ませんでした。ところが、ユニバーサルプレイヤーならば再生出来てしまうんですよね。これは発見でした！因みに現在発売されているＢＤ-AudioはＢＤ対応プレイヤーで再生出来るということですからこれも聴いてみたいと思っています。