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LIFE !(字幕スーパー版)

ラジオを聴きながら車を運転していて、最近よく耳にするのは「花粉症」です。実は私も「花粉症」でありまして、発症しますと従来は鼻水が止まらなくなるか、鼻づまりのどちらかだったのですが今年異なる点は、目のかゆみが際立っていることです。「かいちゃダメだ!かいちゃダメだ!」碇 シンジくんモードで自分に言い聞かせるのですがついつい「ポリ、ポリ、ポリ!」我慢出来ません。お医者さんには行きたくありませんのでまず、目の周りを洗うという基本的なことをやっています。

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自己改革がテーマの作品「LIFE !(字幕スーパー版)」の感想です。タイトルの「LIFE !」ですがこれは、自己改革を誘う生き方(人生)を描いている所以かと単純に想像しておりましたら、主人公がなんとアメリカのメジャーな写真誌であるLIFE誌の出版社に勤務しているという設定でありまして、このひねりは面白いと思いました。

LIFE誌出版社の社員である主人公のウォルター(ベン・スティラー)は16年間写真のネガを管理する部署に努める極普通のサラリーマンですが、もの思いにふけりがちで毎日が決まった行動、これまでの独身人生でこれといった大きなイベントもなく淡々とした静かな人生を歩んでいました。ところがその彼に大きな転機が訪れます、それは最近入社した女子社員のシェリルが自分の入会している出会い系サイトに登録していてお気に入りなこと、そしてもう一つは、アナログからデジタルへと移行する会社の組織再編です。再編を任されて赴任して来たテッドは、容赦なくリストラを断行する冷徹な男でその矛先は明らかにウォルターにも・・・。

デジタルへと移行するにあたり、アナログ最後の事業となった出版作業でその表紙を飾るネガがカリスマ写真家ショーンからウォルターのもとへと送られて来ますが、表紙に使う予定だった肝心のネガがありません。ウォルターはネガを探す手がかりとしてカリスマ写真家ショーンを探し出す冒険の旅に出ます。

主演のベン・スティラーですがこの役者さん、「ミート・ザ・ピアレンツ」で知って以来「ナイト・ミュージアム」シリーズの主演が印象に残っていますが今回は監督も務めていることを知り、見直してしまいました(決して見損なっていた訳ではなく、キャリアを着実に積んでいると言う意味でです)。日本の役者さんに例えると竹中 直人さんみたいな人ですね。本作は彼にとってビッグバンのようなエネルギーが感じられた作品でした。人生を変えるというキーワードのひとつにやはり恋愛や結婚が大きなライフイベントとして取り上げられます。因みに今年に入って初めてテレビで観た映画作品は「レナードの朝」でしたがこの作品は難病患者のレナードがある治療で長い療養生活から一時的に回復し、社会に接するドラマです。この中で一時的に回復した彼が起こした行動は恋愛でした。これに影響を受けた主治医の先生も恋に目覚めるという落ちも、ある意味ハリウッドのお約束のように映りました。

本作ではLIFE社の企業理念が紹介されますが、ハッとさせられる名言が並んでいます(川井 郁子さんの「ハートストリングス」向けです)。この理念が冒険に踏み切ったウォルターの背中を押している訳ですがエンディングで明かされるネガの秘密を知った時、ジーンときますよ。

監督:ベン・スティラー
原作:ジェームズ・サーバー

キャスト
ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)、シェリル・メルホフ(クリステン・ウイグ)、エドナ・ミティ(シャーリー・マクレーン)、オデッサ・ミティ(キャスリン・ハーン)、テッド・ヘンドリックス(アダム・スコット)他

2013年アメリカ映画
上映時間:1時間55分

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私にとって今年はハイレゾ元年となりましたが、ビギナー向けの雑誌を何冊か読んでみますとDVD-Audio やSACD(Super Audio CD)の音楽が実はハイレゾであったことを知り、早速ネットで調べてSACDを購入してみました。お試しで購入したソフトはROCKの定番イーグルスの「ホテルカリフォルニア」なのですが驚きましたよ、その音の素晴らしさ!特筆なのは5.1チャンネルで収録されていて、その音質と臨場感はCDの比ではありません。座頭市で有名な俳優 勝 新太郎さん(故人)もこの楽曲の大ファンであったらしいのですが聴いて欲しかったですね~。本来の2チャンネルでもSACDの音質に慣れてしまったらCDには戻れなくなりますね。皆さん、機会あれば是非、SACDの音楽に耳を傾けて見て下さい、びっくりしますよ!映画鑑賞目的で整備したインフラ(5.1チャンネル)がこんなところで役に立ってくれてすごくうれしかったこともありますが、問題もあります。それはソフトの充実度がジャンルによって偏りがあり、選択肢が少ないことです。昨今のハイレゾブームやお手頃価格のSACDプレーヤーも登場して参りましたのでこの波に乗って普及してくれることを願わずにはいられません。DATやDVD-Audioと同じ運命を辿ってしまうのはあまりにも惜しい気が致します。


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