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「マチネの終わりに」、そして皆様一年間ありがとうございました

2019年も今日で終わり、ということで「マチネの終わりに」が今年の見納めです。相変わらず、気ままに鑑賞しております(笑)


マチネの終わりに.jpg


この作品もロングランですね、上映開始からまる2ヶ月です。でもですね理由が分かりました。面白いんです!何がおもしろいって、ギタリストとジャーナリストのラブストーリーなんですけど、この二人の恋の展開が、私の俗物魂をおもいきり揺さぶってくれました。


天才ギタリスト蒔野 聡史(福山 雅治)が、公演後の控室で紹介された小峰 洋子(石田 ゆり子)は、出会った瞬間からシンパシイを感じ恋に落ちてしまいます。小峰 洋子は、フィアンセがいることを蒔野に伝えますが、それを承知の上で「君が死んだら、僕も死ぬよ」なんて福山さんが、じゃなかった蒔野がいう訳ですよ。ちょっと強引でも自然と愛し合ってしまうまでのプロセスを演じる福山 雅治さんと石田 ゆり子さんの演技は完璧で、それ故に後に生じるお互いのすれ違いが衝撃的なんです。


蒔野には、三谷 早苗(桜井 ユキ)というマネージャーがついていて、しっかり者の世話役ですが、実は蒔野に心を寄せています。その蒔野の師匠の緊急事態で三谷はとんでもないことをしでかしてしまうんです。いくら好きでもそれはアウトでしょう!見ている方も、もうハラハラドキドキのサスペンスです。


その大事件後すれ違う二人の4年後にシーンが変わって再び「え~っ!マジか~!」。もう身を乗り出して声をあげそうになって口をふさいでしまいましたよ(笑) 自分が当事者だったら、絶対に普通じゃいられないなぁ~!


福山 雅治さんと石田 ゆり子さんの演技は拍手だけど、このドラマを最高に面白くしてくれた立役者は、桜井 ユキさん、あなたです!


お恥ずかしい話なのですが、私の鑑賞の様子を隣の女性に見られていたようで、その女性が私の先を歩いて出口にさしかかった時、ドアを押さえてくださいました。恐縮して「すみません」とお礼を伝えたのですが、「おねえさん!そんな風に優しくされたら好きになっちゃうじゃないですか!」(笑)


監督:西谷 弘
脚本:井上 由美子
原作:平野 啓一郎


キャスト
福山 雅治、石田 ゆり子、伊勢谷 友介、桜井 ユキ、木南 晴夏、風吹 ジュン、板谷 由夏、古谷 一行ほか


2019年日本映画
上映j館:2時間4分


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みなさま、佳いお年をお迎えください

2019年大晦日となりました。この一年間、私のショボイ ブログにお付き合いくださいましてありがとうございました。
本日nice!をいただいたブロガーさまのサイトを訪問させていただきましたが、亡くなられたブロガーさまもいらしたとかで、ご冥福をお祈りいたします。今年は、元号が変わり、so-netブログもSSブログに代わるという節目の年でした。いつもブログを訪問していて思うのですが、みなさんとても趣味でやっているとは、思えません。ブログで飯食っているんじゃないかと頭が下がります。
そんな皆様から刺激をいただきながら、これからも人生を楽しもうという魂胆です(笑)


時節柄みなさまにおかれましては、ご自愛いただき、迎える2020年が、佳き年となりますこと祈念いたします。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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「ひつじのショーン UFOフィーバー!」&「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」

映画ファンならご存知と思いますが、洋泉社さんが発行している映画冊子「映画秘宝」が、次回3月号で休刊のニュースです。親会社による吸収合併のためということですが、釈然としません。「映画秘宝」は、映画ファンの域を超えたマニアックさが、売りです。いつの日か復刊されることを期待しております。


ひつじのショーン.jpg


「ひつじのショーン」は、初見なので調べてみましたらイギリスのアードマン・アニメーションズ制作のクレイ・アニメーション「ウォレスとグルミット、危機一髪(1997年日本公開)」に登場するショーンを主人公にしたスピンオフ作品だそうです。本作は2015年上映の「ひつじのショーン~バック・トゥー・ホーム」に続く、劇場版第二弾です。


以前鑑賞した「犬ヶ島」や「KUBO/クボ二本の弦の秘密」、「ぼくの名前はズッキーニ」に刺激され、手作り感が直に伝わる作品を見直しています。人形からセットに至るまですべて手作り、一コマ一コマ考え抜かれた撮影、コツコツと根気よく、丹念に積み重ねられたカットは、味わい深く、撮影風景を想像しながら鑑賞するのも楽しいです!


「ひつじのショーン UFOフィーバー!」は、前作とは独立した作品なので、初見でも問題はありませんでした。ショーンは、ひつじなのでセリフはありませんが、ゆかいでお茶目で自由奔放。牧場で仲間たちと仲良く、たのしく遊んでいます。そんなある日地球にやってきたE.T.と友達になると、E.T.を拉致しにエリート官僚が部下を連れてやって来ます。官僚部隊からE.T.を守るためショーンと仲間たちが助け合うSFドラマは、流れに身をまかせて感動させてくれる、お手軽でいてなかなかエモい作品でした。好きな作品リストに追加です(笑)


監督:リチャード・フェラン&ウィル・ベチャー
脚本&制作総指揮:マーク・バートン
原案・総指揮:リチャード・スターザック
脚本:ジョン・ブラウン


2019年イギリス・フランス映画
上映時間:1時間26分


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ヒックとドラゴン.jpg


このシリーズも好きな作品のひとつ「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」です。好きという割には、2作目の劇場鑑賞を逃し、ビデオで鑑賞したのですが、本作でこのシリーズも終了。出会いから始まり、やがて別れが訪れる。村の長として試されるヒックの決断と新たなスタートが描かれました。


人とドラゴンの共存共栄。この理想と目的で繁栄したバーク島も人獣(人口)密度の過密で飽和状態。映画「引っ越し大名」ならぬ引っ越しドラゴン一行は、新天地を求めて旅立ちます。


ヒックを頭とする実働部隊が、他国のバイキング船から捕らわれたドラゴンを連れ去り、反感を買っていたことから旅の途中で最強のドラゴンハンターに狙われるというアクシデント。そしてヒックの相棒であるドラゴン(ナイトフューリー)”トゥース”の前に現れたメスのナイトフューリー。相棒”トゥース”の未来とバイキングの未来を決断しなければならないヒックの悩みは尽きません。


日本語吹き替え版は、やっぱり楽でいいですね。ドラゴンハンターを担当した松重 豊さんなんて、ご本人がモデルではないかと思えるほどそっくりでしたよ(笑)


ドラゴンが登場する作品は、ゾンビ映画と同じくらいあるのではないかと思うのですが、続編を期待させて制作されていないのが「エラゴン」です。「エラゴン」お蔵入りですか?続編みたいんですけど(笑)


監督・脚本・制作総指揮:ディーン・デュボア
原作:クレシッダ・コーウェル


キャスト(日本語吹き替え版)
ヒック(田谷 隼)、アスティ(寿 美菜子)、ヴァルカ(深見 梨加)、ストイック(田中 正彦)、スノット(淺井 孝行)、ラフ(村田 志織)、タフ(南部 雅一)、フィッシュ(宮里 駿)、ゲップ(岩崎 ひろし)、エレット(小松 史法)、グリメル(松重 豊)ほか


2019年アメリカ映画
上映時間:1時間44分


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「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」をご覧になりましたでしょうか?上映前の予告編で「ダーウィンが来た!」劇場版第二弾のナビゲーターを俳優の田辺 誠一さんと大塚 寧々さんが勤められているのですが、見ていて田辺 誠一さんの目線が気になりました。まあ、田辺 誠一さんは、好きな役者さんなので受け流しておりましたら、隣に座っていた女性が笑いながら「カンペ目線じゃん!」って言ったんですよ!田辺さん、油断はいけません!観る人はみていますよ~。俳優としての面目にかかわります(笑)


スターウォーズ.jpg


「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、42年間劇場鑑賞を貫いて来た鑑賞者にとっては絶対に外せない一本です(何といってもシリーズ最終章ですから)。冒頭のシークエンスは、J. J. エイブラムス監督も悩んだ挙句にこれしかないと決定したと言われますが、1977年公開(日本公開1978年)のエピソード4から本作までの全9作品に一貫性を持たせるという意味での帰結の証し、そして名匠ジョン・ウィリアムズさんの壮大な音楽に心躍り、これから何がおこるんだろうという期待感、ワクワク感の象徴となりました。


カイロ・レンの執拗な(そのレベルは、ストーカー超え)までのレイとの接近遭遇。野望は果てしない宇宙制覇。修行中のレイを何とか暗黒面に引き込もうと必死です。一方、関心事であるレイの素性についてはビックリ仰天!コアなファンならあるシーンを見てピンとくるくらいの大ヒントがありました。まさかとは思いましたけど、予想は的中しそのまさかでした。


物語は、これまでの集大成とあって見どころ満載ですが、集約するとカイロ・レンとレイの物語でもあります。エンディングの清々しさは、エピソード6を彷彿させますし、もちろんエンディングに至るまでのフォースの導きはご注目です。これがなかったら「スカイウォーカーの夕暮れ」になっていました(笑) 他界されたキャリー・フィッシャーさんの映像は、CGではなく撮り置いたフィルムを使用しているところも感動です。


J. J. エイブラムス監督は、”日本好き”を公言してくださいましたが、日本の伝統文化である、壊れた陶芸品を修復する技法”金継ぎ”をヒントにカイロ・レンのマスク修理でこの技法を取り入れるというマニアックな日本贔屓ぶりに恐縮してしまいました。


監督・制作:J. J. エイブラムス
脚本:J. J. エイブラムス、クリス・テリオ


キャスト
デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、ナオミ・アッキー、ドーナル・グリーソン、ルピタ・ニョンゴ、ケリー・ラッセル、ヨーナス・スオタモ、イアン・マクダーミドほか


2019年アメリカ映画
上映時間:2時間22分


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壮大なサーガ「スターウォーズ」は、本作を以って完結となりましたが、シネマトゥデイ配信記事によりますとルーカスフィルム社長が今後の「スターウォーズ」計画については3部作に縛られないと明言されたそうです。つまり何らかの形で「スターウォーズ」は復活するということなのでしょう。これまでのシリーズはスカイウォーカーにまつわる家族のサーガを終わらせるということで「今はどうやってそこから新しく、異なるものへスムーズに移行するか考え始める時」と答えています。すでにスピンオフ作品も上映されていますので、今後はしばらくの間それでつなぎとめて、構想が決定次第新作に着手すると予想されます。100年続く作品になるといいですね(笑)

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「屍人荘の殺人」

いよいよ20日から「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」が、公開されます。ご本家アメリカのチャイニーズシアターでは、一週間前からファンが並んでいるとかで熱気が伝わって参ります。初日の混雑を避けて鑑賞するという方には、ラジオ ニッポン放送で15日20時から放送された「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」公開直前スペシャルをラジコで聴いてテンションあげあげでの鑑賞をお薦めいたします(22日20時まで視聴可能)。パンソナリティーは、ショコタンこと中川 翔子さんです。

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「屍人荘の殺人」の原作は、新人作家 今村 昌弘さんのデビュー作にして国内の主要ミステリー賞4冠達成!そして映画化って、何という華々しさ!ミステリー界に赤い彗星(シャア)の誕生でしょうか?(笑)


大学のミステリー愛好会所属の葉村(神木 隆之介)と明智(中村 倫也)、そして学内で知り合った女子大生探偵 剣崎(浜辺 美波)の3名は、ロックフェス研究会に届いた脅迫状やペンション合宿で昨年の参加者に行方不明の女子部員がいたことなどに事件性を感じ、現場である人里離れたペンション紫甚荘(しじんそう)へと赴きます。


到着日に開催されるロックフェス会場は、ペンションとは目と鼻の先で、最初の事件はペンションではなく、ロックフェスで起こります。犯行目的も犯人(主犯)も不明な大事件に巻き込まれた3名は、ただただ紫甚荘へ逃げこむしか術は、ありませんでした。


タイトルの屍人荘は、正式には紫甚荘と書くのですが、ペンションで起こる事件の惨状が、込められています。それにしましても、ロックフェスで起こる事件はぶったまげ!(何これっ!ホラー?)


ロックフェス事件は、解決をみないままペンションへとなだれ込み、遂に殺人事件が…。推理あり、ホラーあり、ホラーあり(二回繰り返しています)と訳わからんけど、急場のどさくさに紛れる犯人も必死の状況!


シリアスなようでジョークもあって、主役もいじるし、しかも続編の匂いも感じさせると言ったなんでもありのミステリー作品でした。


監督:木村ひさし
脚本:蒔田 光治
原作:今村 昌弘「屍人荘の殺人」


キャスト
神木 隆之介、浜辺 美波、中村 倫也、葉山 奨之、矢本 悠馬、佐久間 由衣、山田 杏奈、大関 れいか、福本 莉子、塚地 武雅、ふせえり、池田 鉄洋、古川 雄輝、柄本 時生ほか


2019年日本映画
上映時間:2時間


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17日の夜に偶然視聴したNHKの「東京ミラクル」という番組で俳優の佐藤 健さんがリポーターをつとめ、スタジオ ジブリを訪問しました。鈴木プロデューサーが、応対する中で現在ジブリでは、新作が進行中という情報が飛び出しました。進捗状況としては、100のうち15とおっしゃいましたので完成は、まだ先だそうです。


興味深かったのが、アニメ制作は、従来5分つくるのに1ヶ月かかるそうで、60分なら1年、120分なら2年かかる計算です。ところが新作は、1分に1ヶ月かけているそうなのでそうとうな気合の入れようです。宮崎監督も御年78歳、すごいバイタリティです。

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「殺さない彼と死なない彼女」&「ひとよ」

11日の朝刊、文化・文芸欄でマージャン変身 配信で「観る雀(ジャン)」 ”プロリーグで女性雀士活躍”の見出しに目が留まりました。ギャンブル、裏社会、徹夜に酒、たばこのイメージから脱却し、将棋を見て楽しむ「観る将」ならぬ「観る雀」が生まれ、頭脳スポーツとしてのエンタメコンテンツにイメチェンしたと紹介されています。20年間無敗の巨匠 桜井 章一さんは、人気に懐疑的ではあるけれど「大スターを」とコメントされています。


私も麻雀大好き派ですから微笑ましい記事ではあります。が、やっぱり麻雀は、「観る雀」もいいけど「やる雀」がいちばんだと思っています。気心知れた雀友と卓を囲んでパイを打つ!これこそ麻雀の醍醐味です。麻雀を嗜まれる方なら覚えがあると思うのですが、麻雀が嫌われる理由はもう一つあります。それは、パイを掻き混ぜる時の音(好きな人は、この音も心地よいのですが…)です。麻雀を知らない人からすれば、ただの騒音なんです。ですから掻き混ぜても音のしない…は、無理なので音の静かなパイを開発して欲しいです。麻雀は最高のゲームです!アウトドアでバーベキュー麻雀なんて楽しいですよ(笑)


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ツイッターに投稿された四コマ漫画が原作の「殺さない彼と死なない彼女」ですが、ラブストーリーの苦手な私もちょっと感動してしまいましたよ(笑) クラスで浮いた存在の鹿野(桜井 日奈子)とすべてのことに興味を失ってしまった小坂(間宮 祥太郎)。ゴミ箱に捨てられていたハチの死骸を取り出してお墓を作ろうとしている鹿野に小坂が興味を示したことから二人の関係が始まります。


このふたり面白いんですよ。気の利いたセリフなんてなくて、小坂は「死ね!」、「殺すぞ!」が、コミュニケーションワードなんです。鹿野がそんな小坂を受け入れるようになったのは、一緒にハチのお墓をつくってくれたからです。


胸キュンなセリフなんてなくても、ここぞというところで心配してアクションを起こす男。そんなところに鹿野は惹かれて行きます。ただ、面白いけどこの成り行きが最後まで続くとちょっと辛いかな、なんて思っていた矢先、とんでもないことが起こるんです。今までの流れは、この事件後のお話のためにあったのか~、あ~切な(涙)


桜井 日奈子さんって、この作品観るまで知らなかったのですが、友人に話したら大ファンらしくて、聴いていないことまで話してくれました(笑) 桜井 日奈子さん、よかったですよ!奥 華子さんが歌う、エンディングのテーマ曲「はなびら」は、作品のイメージをより印象深く盛り上げてくれました。


監督・脚本:小林 啓一
原作:世紀末


キャスト
間宮 祥太郎、桜井 日奈子、恒松 祐里、堀田 真由、箭内 夢菜、ゆうたろう 他


2019年日本映画
上映時間:2時間3分


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ひとよ.jpg


白石 和彌監督作品「ひとよ(一夜)」もロングラン作品となりました。DVをはたらく父親から子供を守るために父親を車でひき殺すという究極の選択を実行した母親。15年の刑期を終え、成長した三兄妹のもとに戻るが…。


父親のDVからは解放されたものの、今度は世間の仕打ちが待っていた。はたして母親の選択は、正しかったのか?この作品も考えさせられます。家族麻雀をするようなファミリーだったら、こんな事態には至らなかったと思うのですが、殺さなければならないほど追い込まれてしまうというのも父親が子どもを殺す事件が報道されて間もない昨今、リアルに思えてなりません。


母親にとって救いなのは、子どもたちが生きてくれたこと、家族が分解寸前で長女園子(松岡 茉優)が、長男と次男の鎹になってくれたことです。松岡 茉優さんは、「蜜蜂と遠雷」もよかったし、本作の役どころも光っています(イケイケです)。


それにもまして強烈な母親を演じた田中 裕子さんの熱演は、ディープインパクト!(馬じゃありませんよ:笑)。本作で思い出すのが、菅田 将暉さん主演の「共喰い(2013年)」です。この作品でも田中 裕子さんが、すごい母親を演じています。


監督:白石 和彌
脚本:高橋 泉


キャスト
佐藤 健、鈴木 亮平、松岡 茉優、田中 裕子、佐々木 蔵之介、音尾 琢真、筒井 真理子、浅利 陽介、韓 英恵、MEGUMI、大悟ほか


2019年日本映画
上映時間:2時間3分


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偶然にも鑑賞した二作品は、同じ上映時間でした。

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「ルパン三世 THE FIRST」

12月です。年末ジャンボをいつ、どこで、どういう購入をしようか只今検討中!10億円当てて東京に別荘を購入予定です(笑) 別荘を購入した暁には、週末は東京で映画三昧。残った予算で映画を作ってみたいです(ひとりごと)


ルパン三世.jpg


モンキー・パンチさん原作のルパン三世が、3DCGデビューの最新作「ルパン三世 THE FIRST」。「STAND BY ME  ドラえもん(3DCG)」で成功を収めた山崎 貴監督が、本作でも脚本をつとめた力作で、監督の「ルパン三世」に対する愛情と名作「ルパン三世 カリオストロの城」への想い入れが伝わる、ファンも納得のアクションアドベンチャーです!


ルパンのCG化について不安を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、問題ありません。何といっても声の役者さんたちが、全身全霊でCGに命を吹き込んで下さっていますので、オープニングから入って行けます。アニメより進化している点は、立体的(奥行き感、光源のリアル感)であることはもちろん、表情のリアル感、ルパンのスーツの質感から髪の毛に至る細部にも十分なこだわりが感じられます。


ルパンを演じている栗田 貫一さんは、ものまね時代からうまいなぁ~と思っておりましたが、今では声を聴いていると山田 康夫さんが偲ばれます。すごいのは、銭形警部を演じた山寺 宏一さんです。出だしから納谷 悟朗さんかと思いましたよ(笑) 警部を支える部下の日本警察官も「カリオストロの城」に出演していた警察官たちと同じで、これがまた笑いを誘います。カリオストロで石川五右衛門の声を演じられていた井上 真樹夫さんが最近他界され(合掌)、浪川 大輔さんにバトンタッチ、沢城 みゆきさんの峰不二子は、色艶あり、裏切るけど助けに来るという役どころも健在、そして次元を演じる重鎮の小林 清志さんです!この陣営のスクラムはパーフェクト!俳優さんの出演では、広瀬 すずさん、吉田 鋼太郎さん、藤原 竜也さんですからお顔を思い浮かべながら声の演技を楽しませて頂きました。


ストーリーは、ファンには説明不要です。お馴染みの音楽にのせて、テンポ良くオープニングからエンディングまで「インディー・ジョーンズ」作品を鑑賞するような感覚で一気に楽しめます。


監督・脚本:山崎 貴


キャスト
栗田 貫一、小林 清志、浪川 大輔、沢城 みゆき、山寺 宏一、広瀬 すず、吉田 鋼太郎、藤原 竜也ほか


2019年日本映画
上映時間:1時間33分


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アニメといえば、ローソン限定で発売されている「週刊文春エンタ!」で「エヴァンゲリオン」の特集がありました。いよいよ来年公開となります。新シリーズとして始まった「エヴァンゲリオン新劇場版:序」の公開が、2007年ですから来年で13年。前作Qの急展開は、驚きのひとこと。その後が気になります。そしてこうの史代さん原作、片渕 須直監督作品「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、12月20日からの上映予定です。こちらも要チェックです。


週刊文春エンタ.jpg 所蔵本

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