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「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」

コロナの影響で映画も延期作品が多々ある中、粛々と劇場に足を運んでいます(ざわざわ感もなく、静かなものです)。「ムーラン」の実写版は制作費が200億円強かかっているそうなので、延期の気持ちも分からなくありません。どうやらオリンピックも開催延期が濃厚のようですし、一日でも早く収束して欲しいと願う今日この頃です。


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過去10年ですっかり日本に定着した感のあるアメコミ映画。アベンジャーズ(マーベル)も成功して、大切り作品は、現在いっぷく感。マーベルと並行して攻勢が続いているのはDCコミック映画です。まだまだ未登場のキャラは多く存在しますが、取りあえず「スーサイド・スクワッド」でその名が知れた悪役キャラ「ハーレイ・クイン」主役の単独作品です。


バットマンが、治安を守るゴッサムシティが舞台なので、そこで大暴れするハーレイ・クインに何らかのアプローチがあるのだろうと期待していましたが、悪人どうしがつぶし合ってくれるし、出動要請もないから出番もありませんでした(笑)


ハーレイ・クインが、ジョーカーと破局したとたんに街の悪党どもに命を狙われるという設定にハーレイ・クインのプロフィールが、自身のナレーションで解説される華やかな女性アクション炸裂映画。


プロフィールでは、ハーレイ・クインがクレバーなクレイジーであることも判明し、悪役スターの看板も伊達ではありません。好き勝手にやりたい放題ですが、いざとなったら敵とも協力する柔軟性も兼ね備えています。悪の蔓延るゴッサムシティでは、格差はもちろん、裏切りもビジネスとうそぶいておりまして、そこで生きる悪党もつらいよ!といったところです。


ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーさんは、最近の映画「スキャンダル」では、セクハラされるTV局員役でしたが、本作では悪党のボス「ブラック・マスク」を筆頭にその配下の屈強な男どもを女性チームで片っ端からぶっ飛ばし、セクハラされたTV局員の雪辱を利子付けて返す勢いが感じられました。そういう意味では、女性にとってカタルシスの感じられる作品です(笑)


ハーレイ・クインのペット ハイエナにブルース(バットマンの本名)と命名するあたり、どういう心理なのか心理学を学んだというご本人に聴いてみたいです(笑)


監督:キャシー・ヤン
脚本:クリスティーナ・ホドソン


キャスト
マーゴット・ロビー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベル、ロージー・ペレス、エラ・ジェイ・バスコ、クリス・メッシーナ、ユアン・マクレガーほか


2020年アメリカ映画
上映時間:109分


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