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「ロボット2.0」

最近のニュースで気になったこと。イギリスの科学誌ネイチャーの23日掲載の論文でグーグルの研究チームがスーパーコンピューターで1万年かかる計算を開発中の量子コンピューターを使い、3分20秒で計算できることを実証したそうです。私は、量子コンピューターというものを2003年制作(日本公開2004年)の映画「タイムライン」で知りました。作品には、今は亡きポール・ウォーカーさんも出演しているSFアドベンチャーです。あれから15年、当時架空のものと思っていたコンピューターが実現にまた一歩近づいたことに驚いてしまいますが、「タイムライン」の原作者は「ジュラシック・パーク」でも知られるマイケル・クライトンさんです。マイケル・クライトンさんも2008年に他界してしまいましたが、もしご存命だったらどう思われたことでしょう。


ロボット2.jpg


2010年制作(日本公開2012年5月)のインド映画「ロボット」がまさかの続編!前作で大暴れして、結果自ら封印を望んだスーパーアンドロイド”チッティ”が、今作では人類を脅かす”スマホロボ”を撃退すべく正義の味方として蘇る!


図式(図はありませんけど:笑)は、

スマホの電波による鳥類の危機を訴える鳥類学者の怨念×過去に人類を脅かしたアンドロイド”チッティ”=(イコール)

スーパーバトルです(至ってシンプル!)


「ロボット」の正統な続編であることから、ファンならば狂喜と興奮の作品!一見さん(ここでは、お初見の方)ならば「お金をかけたウルトラマン」だと思って鑑賞すればよいと思います。悪には悪の言い分が丁寧に語られ、倒す正義の側も考えさせられる社会派な一面もあります。ウルトラマンに夢中になった大人ならしっくりきますし、何よりも荒唐無稽なバトルシーンのインスピレーション(発想)にハッとさせられます。30分完結のストーリーが、147分の拡大版になったと解釈すればよろしいかと思います(笑)


続編「ロボット2.0」のタイトルは、なぜ「2.0」なのか?これは、続編の意味と”チッティ”に組み込まれる「ファームウェア2.0」が掛け合わされたものであると推測されます(座布団1枚!)。”チッティ”は、本来ロボット3原則のプログラムが内蔵されているため、それが足かせとなって問答無用の悪の攻撃に歯が立ちません。そこで最終手段として「禁断のファームウェア2.0」を組み込むんです。前作の”チッティ”が、狂暴になった根源です。毒をもって毒を制す!相手が巨大なら”チッティ”も巨大に!同じ土俵でがっぷり四つ!すると巨大化した”チッティ”のからだの一部になぜか「HONDA」のロゴマークが!、「SUZUKI」じゃないのか?(笑)


この作品には、いろいろな映画作品を想起させるコマンドが用意されています。例えば「ターミネーター」は勿論のこと「鳥」や「ラドン」、「エイリアン」、「マトリックス」などです。こんなところもチェックしてみると面白いですよ。


監督・脚本:シャンカル


キャスト
ラジニカーント、アクシャイ・クマール、エイミー・ジャクソン他


2018年インド映画
上映時間:2時間27分


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先日26日、神楽坂にある新潮社倉庫前で開催の1日限定「中瀬ゆかり書店」に行ってまいりました。目的は中瀬さんのサインだったのですが、12:30到着の時点ですでに整理券は終わっていて(先着順)完全に読みがはずれました(やってもた)。なので行きがけの駄賃としてサイン風景をパチリ(撮影オッケーですが、許可を得ていないので掲載はしません)!転んでもただでは起きない性格なので、読書ファンのかたにお土産です。お店で頂いた本のソムリエ、中瀬さんお薦めの書のリストを公開します(これはオッケーですよね:笑)。ご参考になさってください。


中瀬店長おすすめ1.jpg

中瀬店長おすすめ2.jpg


ちなみに中瀬書店で購入した「村上さんのところ」という書籍をちらっと読んでみたのですが、村上 春樹さんご自身は、「ハルキスト」という呼称を快く思われていなかったのですね。村上主義者と呼んでほしいみたいですよ(笑)

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