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「ユダヤ人を救った動物園」&「フラットライナーズ」

皆さま、今年も一年間ありがとうございました。世の中も私も色々なことがありましたけど、取りあえず新しい年を迎えられそうです(笑)2018年が皆様にとって素晴らしい一年でありますことを祈念いたします。よい年をお迎えください。


ユダヤ人を救った動物園.jpg


2017年の締めくくりは、洋画2本です。


「8年越しの花嫁」に続き、実話繋がりの「ユダヤ人を救った動物園(字幕スーパー版)」は、タイトルそのままの作品です。1939年ポーランドのワルシャワへドイツ軍が侵攻し、第二次世界大戦が勃発。ヤンとアントニーナ夫妻が経営するワルシャワ動物園も爆撃によって多くの動物たちを失い、ドイツ軍の駐留地となります。親交のあったユダヤ系の友人たちは、ゲットー(ユダヤ人強制居住区)へ連行されてしまいました。そこで迫害を受けている人々を助けたい、この思いから夫妻は、ある提案をドイツ軍将校に進言します。


戦争映画は、たくさん鑑賞しましたけどその度に " 平和 " がいいなと近年切に思います。この作品は、人は勿論ですが、犠牲になった動物たちが可哀想で可哀想で・・・。猛獣だからという理由で銃殺される描写は妙に生々しくて、強く印象に残りました。ナチスの目を掻い潜り、ユダヤ人を匿うことは、死を意味しますので危うい場面のドキドキ感と言ったらもうサスペンスです。


ここ2年間で鑑賞した「杉原 千畝」、「黄金のアデーレ」、「ダンケルク」は、すべて背景にナチスドイツの姿が浮かびます。中でも「杉原 千畝」はユダヤ人を救った日本人の映画ですから、本作に「シンドラーのリスト」を加えるとユダヤ人救出三部作ということになります。


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フラットライナーズ.jpg


ホラーのようでホラーじゃない?「フラットライナーズ(字幕スーパー版)」です。医師を目指す5人の医大生が、内緒で行う臨死実験。医療器具の揃った大学病院の地下室で医大生のコートニーは、死後の世界を体験し、その時の脳の状態をCTスキャンデータとして残し研究しようと友人に持ち掛けます。心臓が停止した状態から蘇生するには、協力者がいなければ不可能だからです。友人の了解を取り付け、心停止から数分後コートニーは、無事蘇生に成功。するとコートニーにこれまで観られなかった才能が開花。これを目撃した友人たちは、自ら臨死実験を希望し、喜びを分かち合うが・・・。


この作品は、1990年の同名映画のリメイクだそうです。あれから27年後近代医学の進歩に伴うリアル感を再現した本作ですが、臨死体験後に現れたのは、才能だけでなく幻覚症状のおまけ付き。本人たちが過去に犯した過ちが、ダークなイメージとして現れます。人間の死後についての研究一番乗りを夢見た医学生たちは、一転して悪夢に苛まれます。


医学生を苛む現象は、ビジュアル的には、ホラーなんですが、邪悪な何かではなく、あくまでも学生たちの罪悪感が、イメージとして現れます。そこが科学的でよろしいかと・・(笑)


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作品データ

「ユダヤ人を救った動物園(字幕スーパー版)」

監督:ニキ・カーロ
脚本:アンジェラ・ワークマン

キャスト
アントニーナ(ジェシカ・チャスティン)、ヘック(ダニエル・ブリュール)、ヤン(ヨハン・ヘルデンブルク)他

2017年アメリカ映画
上映時間:2時間7分


「フラットライナーズ(字幕スーパー版)」

監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
脚本:ベン・リプリー

キャスト
コートニー(エレン・ペイジ)、レイ(ディエゴ・ルナ)、マーロー(ニーナ・ドブレフ)、ジェイミー(ジェームズ・ノートン)、ソフィア(カーシー・クレモンズ)他

2017年アメリカ映画
上映時間:1時間50分


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