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「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第四章 天命篇」&「西遊記/ヒーロー・イズ・バック」

1月最終日の夜は、スーパームーンに皆既月食が重なる天文ショーでした。平塚の夜空は雲もなくベストコンディションでしたが、ベランダに出てスマホ(iPhone)の撮影を試みましたが、三脚で固定出来ないし、ちっちゃいし・・絵にならないので目視のみ。21:51分頃には、わずかに輝いていた月の光も完全に消えました。うっすらとその姿を留める月の様子は、パチンコ玉くらいの大きさで、まるで梅干し(ウメ星)が浮かんでいるように観えました(寒っ!首痛っ!)


宇宙戦艦ヤマト第四章.jpg


個人的には、第三章から劇場での鑑賞をスタートさせた「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第四章 天命篇」です。これまでレンタルで第一章、第二章を予習しましたのでやっと追いつきました(笑) 1978年公開の劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち」をテレビシリーズのように制作し、劇場版に編集して上映されるスタイルも悪くはありません。この方式によって個々のキャラたちのエピソード、人間関係、人物描写が深堀りされ、ドラマの流れを咀嚼しがら、完結するまでの間お楽しみを持続することが出来ます(笑)


第三章では古代の愛が試されましたが、第四章ではいよいよテレザート星のテレサとご対面!テレサのメッセージこそが天命となります。ガトランティスによって復活したデスラーが、再びヤマトの前に立ちはだかり、執拗に食い下がるガトランティス軍を前にイスカンダルとの約束にこだわる艦長代理の古代は、波動砲を打てないというジレンマの中、決断を迫られます。一方、ヤマト艦内では、スパイ疑惑も浮上。


1978年に公開した劇場版の内容からすると中間地点の展開になりますが、地球とガミラスが同盟を結んでいるところは、大きく異なる点でヤマトに搭乗しているガミラスの高官キーマンの目的は、謎を抱えたまま。テレサとのコンタクトに成功した古代たちの前に現れた人物にはビックリ!


西遊記.jpg


2015年に中国で公開され大ヒットした中国製3DCG作品「西遊記/ヒーロー・イズ・バック(日本語吹き替え版)」が、満を持して日本公開となりました。「西遊記」は日本でも手塚 治虫さんがアニメ化(悟空の大冒険)していますし、ドリフの人形劇や堺 正章さん、夏目 雅子さんらが主演の実写ドラマ、優香さんが声を当てた「ぼくの孫悟空」という劇場版アニメ等々日本でも親しみのある物語。それをご本家が3DCGで表現したとあっては、見過ごせません。


今まで中国製3DCG作品は、鑑賞した記憶がありませんので興味深々でしたが、さすがに制作に8年(資金難の苦労も含み)を費やしただけあって映像もアクションも素晴らしいです!論より証拠じゃありませんけど、多くは語らずに魅せて黙らせるという力業が効いています。ここは、今の日本が忘れてしまったところではないかと思います。決して侮るなかれ中国アニメ!


話は変わりますが、私が今でもアニメを好きなのは子供の頃から変わっていませんが、1997年からパソコンを使用するようになって以来3DCGソフトをいじくってみたのですが、これがイラストレーターやフォトショップの比ではないほど難しくて、独学ではついて行けませんでした。なのでそのソフトを使って丹念に制作された作品は、感性と才能の極みであり芸術だと思っています。アニメ作品は、好きである以上に尊敬しているんです。


作品データ

「宇宙戦艦ヤマト2202~愛の戦士たち~第四章 天命篇」

監督:羽原 信義
原作:西崎 義展


キャスト
古代 進(小野 大輔)、森 雪(桑島 法子)、島 大介(鈴村 健一)、真田 四郎(大塚 芳忠)、徳川 彦左衛門(麦人)、アナライザー(チョー)、佐渡 酒造(千葉 繁)、ズォーダー(手塚 秀彰)、サーベラー(甲斐田 裕子)、キーマン(神谷 浩史)、デスラー(山寺 宏一)、テレサ(神田 沙也加)他


2018年日本映画
上映時間:1時間37分


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「西遊記/ヒーロー・イズ・バック(日本語吹き替え版)」

監督:田暁鵬
日本語吹替え制作監修:宮崎 吾朗


キャスト
孫悟空(咲野 俊介)、混沌(子安 武人)、リュウアー(羽村 仁成)、お師匠(麦人)、猪八戒(天蓬 元帥)、女妖怪(園崎 未恵)他


2015年中国映画
上映時間:1時間28分


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「2017 年間月別ランキングPart3」

鑑賞した2017年映画の月別ランキングも後半に入ります。おさらいのPart3です。


2017年7月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「パイレーツ オブ カリビアン~最後の海賊~(字幕スーパー版)」、「忍びの国」、「美女と野獣(字幕スーパー版)」、「ちょっと今から仕事辞めてくる」、「LIFE(字幕スーパー版)」、「パワーレンジャー(日本語吹き替え版)」、「メアリと魔女の花」、「銀魂」、「カーズ~クロスロード(日本語吹き替え版)」、「怪盗グルーとミニオン大脱走(日本語吹き替え版)」、「ザ・マミー(字幕スーパー版)」、「東京喰種」の12作品です。


ベスト3は、以下の通りです「美女と野獣(字幕スーパー版)」は、2回目鑑賞のため選外


1位「LIFE(字幕スーパー版)」
この手の作品は、とかくB級映画と勘違いされがちでありますけど、低予算では出演してくれない有名俳優を揃え、日本からも真田 広之さんがISS(国際宇宙ステーション)のクルーとして活躍されています。映画は色々な目的で鑑賞に出掛けられることと思いますが、SFファンにとって一番の興味は、クリーチャーの造形です。成長と共に生存本能で凶暴化するクリーチャーとクルーの攻防戦が描かれておりますが、是非是非続編を・・・。


2位「カーズ~クロスロード(日本語吹き替え版)」
この作品は「ローガン」の哀愁が消え去らぬうちの鑑賞であったこともあり、黄昏れる作品でした。時代の移り変わりとヒーロー自身の限界、ふと立ち止まって自分の進む方向を考える。奥田 民生さんのエンディングテーマ曲「エンジン」もハマった大人作品でした。


3位「パイレーツ オブ カリビアン~最後の海賊~(字幕スーパー版)」
ジョニー・デップの看板映画。そろそろネタも尽きた感が否めなかった人気シリーズですが、公開されれば観に行っちゃいます(笑)夏のイメージとお馴染みのテーマ曲、ジャック・スパローの活躍は、今や風物詩です(笑)


2017年8月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「トランスフォーマー~最後の騎士王~(字幕スーパー版)」、「君の膵臓をたべたい」、「スパイダーマン~ホームカミング~(字幕スーパー版)」、「ジョジョの奇妙な冒険 第一章」、「打ち上げ花火 横から見るか?下から見るか?」、「ワンダーウーマン(字幕スーパー版)」、「関ケ原」の7作品です。


ベスト3は、以下の通りです


1位「ワンダーウーマン(字幕スーパー版)」
「バットマンVSスーパーマン」で隠れキャラとして初登場した " ワンダーウーマン " 主演の本作。スーパーヒーローたちが、同じ世界観の中で連合軍として活躍するドラマは、マーベルからDCへと飛び火し、関連作品から目が離せないという流れは、最終的にはマーベル、DCの合流もあったりなんかして・・・それはないか(笑)


2位「スパイダーマン~ホームカミング~(字幕スーパー版)」
歴代スパイダーマンの中で一番明るいキャラ(ちょっとうざいくらい)笑。しかし、大きな違いはアベンジャーズへの参戦です。アイアンマンが、サブキャラで登場するという贅沢感が味わえます。


3位「トランスフォーマー~最後の騎士王~(字幕スーパー版)」
こちらもヒーローたちが、肩身の狭い思いで日々を過ごしているという、苦悩の心理描写が印象に残ります。ヒーローは、常に強い、単に正義の味方だけでは、通用しなくなりました。なぜなら鑑賞者も成長しているからです(笑)


PS. 8月は話題の作品や大作映画が目白押しでした。その中でも「君の膵臓をたべたい」の主役を演じた浜辺 美波さんは、作品を象徴するかのような存在感に惹かれました。アニメ版も公開されるそうですのでこちらも楽しみにしています(笑)


2017年9月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「機動戦士ガンダムORIGIN Ⅴ~激突ルウム会戦」、「海底47m」、「新感染~ファイナルエクスプレス~」、「ダンケルク(字幕スーパー版)」、「三度目の殺人」、「エイリアン~コヴェナント~(字幕スーパー版)」、「ファウンダーズ~ハンバーガー帝国~(字幕スーパー版)」、「ベイビー・ドライバー(字幕スーパー版)」、「スイス・アーミーマン(字幕スーパー版)」、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、「亜人」の11作品です。


ベスト3は、以下の通りです


1位「ダンケルク(字幕スーパー版)」
作品を表現する上で企画当初からIMAXのフォーマットで制作されているだけあって、その音響と映像の迫力に圧倒されました。IMAXデビューの記念作品となりましたが、これは劇場で体感する以外術はありません。目の前で戦争が起きているかのような錯覚は、昔のCM「森永エールチョコレート」の歌詞「大きいことはいいことだ!」を連想するほどスクリーンの大きさに魅力を感じました。


2位「新感染~ファイナルエクスプレス~(字幕スーパー版)」
ゾンビ映画の韓国版です。昔テレビで観たゾンビは、風車から発する音が原因で墓場から死者が蘇ったと記憶していて、動きものんびりでした。しかし、今の時代はスピードが命なのでゾンビの動きも早く、しかも謎のウイルス感染が原因と説得力もあります。その中に涙を少々加えたのが韓国式。ゾンビ映画だって進化しているんですね(笑)


3位「ファウンダーズ~ハンバーガー帝国~(字幕スーパー版)」
マクドナルドが世界的なチェーン店になった理由を暴露した作品。暴露というのは、アンフェアな合法的乗っ取りという意味も含まれるのですが、 " 先んずれは人を制す " を体現して見せたアメリカらしい作品でした。


ここまでのお付き合いありがとうございました(笑)



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「ジオストーム」&「ネイビーシールズ~ナチスの金塊を奪還せよ!~」

本日のお天気からは想像がつかないのですが、明日のお天気は雪の予報です。場所にもよるのでしょうけど、気象衛星のお陰もあって最近の予報はよく当たります。通勤、通学の方はもちろん、車で出かけられる方は、ご注意ください。


ジオストーム.jpg


明日のお天気を地球規模で制御する技術を手に入れた近未来のお話が「ジオストーム(字幕スーパー版)」です。アメリカのリーダーシップによって開発され、その指揮権がアメリカから国連に移行する間際に発生する気象コントロール衛星の暴走に立ち向かう政府とエンジニアの活躍が描かれます。


地球規模で発生する異常気象の甚大な被害を無くそうと世界が結束して開発された気象コントロール衛星、通称「ダッチボーイ」が、暴走し破壊兵器になってしまう事態が発生。エンジニアのリーダー(総責任者)を解任されたジェイクは、政府の要請で再び「ダッチボーイ」を管理するISS(国際宇宙ステーション)へと事態収束のミッションに向かいます。


映像のスケール感、ストーリーはこれまでのディザスター作品の集大成を思わせます。単なる衛星の暴走に留まらない展開も、権力を皮肉っているようでもあり、意外と面白かったですね(笑)


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ネイビーシールズ.jpg


タイトルそのまんまの「ネイビーシールズ~ナチスの金塊を奪還せよ!~(字幕スーパー版)」は、フランス・ドイツの合作が伊達ではない、アクション=(イコール)ハリウッドと捉えがちなファンを振り向かせるだけのポテンシャルを秘めています。はみ出し者なれど腕と判断力は確かなネイビーシールズ、奇抜なアイデアと実行力で湖底に眠るナチスの金塊27トンをどう運び出すのかは見どころ!アクションファン必見です!


リュック・ベッソン監督が、本作の原案・脚本・制作に携わっているだけに、面白さは折り紙付き。ナチスの金塊がなぜ湖底に埋もれているのかの経緯もしっかりと説明されていて、まるで宝探しのようなワクワク感(笑) しかも金塊は、敵地にあるため命がけです。


軍の規則を破り厄介者として上官の怒りを買い帰国命令が下される中、巡って来た8時間のチャンスを逃さずに決行される奪還作戦は、湖が沸騰するほど熱い!チームを叱る上官を「セッション」で鬼教師を演じたJ・K・シモンズが演じているところは映画ファンならニヤリのはまり役でした(笑)


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作品データ

「ジオストーム(字幕スーパー版)」
監督・脚本・制作:ディーン・デブリン
脚本:ポール・ギョー


キャスト
ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)、マックス・ローソン(ジム・スタージェス)、サラ・ウィルソン(アビー・コーニッシュ)、ウーテ・ファスビンダー(アレクサンドラ・マリア・ララ)、チェン・ロン(ダニエル・ウー)、アル・ヘルナンデス(エウヘニオ・デルベス)、レナード・デッコム(エド・ハリス)、アンドリュー・パルマ大統領(アンディ・ガルシア)他


2017年アメリカ映画
上映時間:1時間49分


「ネイビーシールズ(字幕スーパー版)」
監督:スティーヴン・クォーレ
脚本:リュック・ベッソン、リチャード・ウェンク
原案:リュック・ベッソン


キャスト
マット・バーンズ(サリバン・ステイプルトン)、スタントン・ベイカー(チャーリー・ビューリー)、ララ・シミッチ(シルヴィア・フークス)、ベン・ラモン(ジョシュア・ヘンリー)、カート・ダッフィー(ディアミッド・マルタ)、ジャクソン・ポーター(ディミトリー・レオニダス)、ジェイコブ・レヴィン少将(J・K・シモンズ)他


2017年フランス・ドイツ合作映画
上映時間:1時間46分

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「2017年 年間月別ランキングPart 2 」

今回は、2017年に鑑賞した映画の月別ランキングPart2です。


2017年4月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「暗黒女子」、「ゴースト・イン・ザ・シェル」、「ジャッキー」、「夜は短し、歩けよ乙女」、「ムーンライト」、「LION」、「SING(日本語吹き替え版)」、「美女と野獣(日本語吹き替え版)」、「3月のライオン(前編)」、「3月のライオン(後編)、「ワイルドスピード/アイスブレーキング」の11作品です。アカデミー賞受賞作品や人気シリーズ、名作の実写版、アニメ、日本原作のハリウッド版、そして邦画の鑑賞ランニング。この内容でのランキング決定は・・・、どうしよう(笑)


ベスト3は、以下の通りです。「SING(日本語吹き替え版)」は、選外


1位「ワイルドスピード/アイスブレーキング」
権威あるアカデミー賞受賞3作品は、よかったです!でも心の声に従いましてこの作品。インスタグラムで見映えする写真が「インスタ映え」ならば、こちらのアクション、スケール感は「4K映え」する作品です(笑) 今や4Kテレビが、家電量販店でもお手頃価格となりました。映画(特に音響・映像)ファンならば出し惜しみはせずに、65型4K有機ELテレビで鑑賞したいものです。勿論ソフトも4K ULTRA HDで(夢)


2位「3月のライオン(前編・後編セット)」
アカデミー賞をなめているわけじゃ決してありません、本当によかったんです。でもこの作品。将棋がすべての主人公と暖かい家族の物語が、心にささっちゃっいました。


3位「LION/25年目のただいま」
ライオン続きになってしまいましたが、やっぱりアカデミー賞に絡んでくる作品はスゴイです。歴史について考えさせられたり、自分の中の常識を覆されたり、価値観を揺さぶられたりと色々な好奇心を満たしてくれます。作品の主人公は、運に救われた人でしたが、愛情に包まれ、経済的に恵まれても決して満たされないものがある。やっぱり人は、他人行儀ではない本当の自分の居場所、心の拠り所をどこかに秘めているのだと思います。作品のテーマ曲が気に入って劇場の売り場のおねえさんに相談した想い出も蘇りました(笑)


PS. アカデミー賞について実は「ムーンライト」で失敗をやらかしてしまいました。作品については、新潮社出版部部長の中瀬 ゆかりさんが、「5時に夢中!」で絶賛しておりましたが私、居眠り運転ならぬ居眠り鑑賞してしまいました。劇場に到着する前から運転中こっくりでやばかったのですが、鑑賞中とうとう落ちてしまいました。映画ファンとしてあるまじき行為、反省しております。


2017年5月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「バーニングオーシャン」、「無限の住人」、「帝一の國」、「ワイルドスピード/アイスブレーキング(4DX)」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス」、「シドニアの騎士 劇場版」、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、「メッセージ」、「美しい星」の9作品です。4DXで鑑賞した「ワイルドスピード/アイスブレーキング」と2016年作品「シドニアの騎士 劇場版」は、選外です。


ベスト3は、以下の通りです


1位「帝一の國」
映画評論家 清水 節さんのツイートをきっかけに半信半疑で鑑賞した作品ですが、本当に面白かったのでビックリ!清水 節さんのツイートを見なかったら恐らく鑑賞していなかった本作ですが、自分の予想をいい意味で裏切ってくれたことや映画として純粋に楽しめたところが決め手となりました(笑)


2位「メッセージ」
地球にやって来た宇宙船に乗り込む言語学者と宇宙人ヘプタポットの対話が印象的なこの作品。時間軸が人を超越した世界の住人が人類にメッセージを伝えにやって来るという派手さはなくてもそのセリフが体中の神経に伝播します(笑)この影響で原作も読みましたが、映画は原作を凌駕していました。


3位「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
この作品も映画評論家 清水 節さんのツイートがきっかけの鑑賞です。映画と言うのは、喜怒哀楽すべてがあって、色々な形で表現されますが、その中でも主人公が時間を巻き戻したいと思う出来事が描かれた作品。主人公の心の痛み、これは決して他人事ではなく教訓として心に刻んでおきたいと思います。


PS. 映画評論家 清水 節さんは、愛聴するラジオニッポン放送の番組「八木亜希子 LOVE&MELODY」で映画紹介コーナーに出演してくださる方です(帝一の國以来鑑賞の参考にさせていただいております:笑)。


2017年6月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「ローガン」、「夜明け告げるルーのうた」、「22年目の告白~私が犯人です~」、「パトリオットデイ」、「魔法科高校の劣等生」、「ハクソーリッジ」、「バイオハザード ヴェンデッダ」の7作品です。人気シリーズ、アニメ、ドラマ、戦争、3DCGとバラエティな内容です(笑)


ベスト3は、以下の通りです


1位「ローガン」
X-MENのスピンオフ作品であり、中でも人気の高いウルヴァリン(ローガン)のドラマ。映画好きの先輩と顔を合わせるや否やお互い開口一番にこの作品名が出て参りました(笑)それだけ印象に残る作品だったわけです。


2位「ハクソーリッジ」
武器を持たずに負傷者を救出する愛国心が認められ、戦地に赴くアメリカ志願兵のドラマ。敵国がまさか日本だったとは・・・。


3位「パトリオットデイ」
マサチューセッツ州ボストンで発生した第117回ボストンマラソン テロ事件を描いた作品。テロの発生日が2013年4月13日の愛国者の日(パトリオットデイ)に由来する本作、事件解決にあたり州警察、FBIが分け隔てなく協力し犯人を追います。テロが発生した現場を再現し、防犯カメラの映像を手掛かりに犯人を突き止めるリアル感。日本がこうならないことを願います。


2017年上半期は、以上です。次回から下半期のランキングです(笑)

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「キングスマン:ゴールデン・サークル」&「マジンガーZ/INFINITY」

先週一週間は、自宅のインフラ整備(PC、携帯)に頭を悩ませておりました。世の中どんどん便利になる反面、その内容、詳細は複雑化し、いざトラブルに見舞われると、如何に自分が無知であるかを痛感させられます。危機管理をこころがけてはいてもついて行けない、困ったものです(笑)


今回は、「2017年 年間月別ランキング」はお休みし、鑑賞作品の紹介です。2018年の一本目は「キングスマン:ゴールデン・サークル」、そしてつい先日公開された懐かしいアニメ作品「マジンガーZ/インフィニティ」の2作品です。


キングスマンゴールデンサークル.jpg


オープニングに流れる、どこか切ない「カントリー・ロード」。この曲は、何を意味しているんだろう?この疑問を引きずりながら鑑賞した「キングスマン:ゴールデン・サークル」は、冒頭から続く息をもつかせぬアクションの連続、そしてキングスマン壊滅!これが「カントリー・ロード」の答え?


キングスマンを壊滅に追いやった謎の犯罪組織「ゴールデン・サークル」。敵が強くて憎たらしいほど作品は、面白い!という方程式がズバリ、ハマっています。キングスマンで唯一の生存者となったエグジーとマーリンは、残された希望であるウィスキーをヒントにアメリカへ。


この作品の良いところは、母体が潰れてもアメリカにバックアップ組織が存在していたという設定です。この組織 " ステイツマン " の存在こそが、これからのキングスマンをさらに面白くする!死んだと思われるハリーが生存していたという理由はステイツマンの技術力の高さを現わしています。エグジーとマーリンは、ステイツマンの協力によって犯罪組織ゴールデン・サークルへと乗り込みます!


引きずっていた冒頭の「カントリー・ロード」の意味ですが、キングスマンがゴールデン・サークルに乗り込んでからに答えがありました。スパイであるが故の非情世界、オリビア・ニュートンジョンではなく、ジョン・デンバーバージョンの「カントリー・ロード」であったことも・・・。


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マジンガーZインフィニティ.jpg


楽しみにしていた平成版「マジンガーZ/INFINITY」を鑑賞して参りました。アニメ作品とは言え、やはり往年のファンが多かったことが印象的です。


世界征服を目論む天才科学者 Dr.ヘル率いる機械獣軍団との闘いも終わり、世界が光子力によって繁栄を謳歌している未来の物語。お約束の水木一郎さん熱唱のオープニングテーマ曲やあしゅら男爵、ブロッケン伯爵といった人気悪役キャラも再登場!兜 甲児、弓 さやか、弟シローやボス、ヌケ、ムチャに各博士。加えてグレートマジンガーに登場のお馴染みキャラに機械獣軍団も総出演するファンサービスの缶詰状態!ここまで来ると、もはやマジンガー祭りです(笑)


新たに富士山麓に建設が進む光子力研究所内で発見された巨大遺跡インフィニティの出現と時を同じくして現れる Dr.ヘルの機械獣軍団!この出現理由については、インフィニティが大きくかかわっていると解釈して、 Dr.ヘルの意思は世界征服ではなく、人類が地球に必要たる存在であるかというワールドワイドなスケールになっています。


人知を超越したインフィニティという存在が、人類に問いかける大人向けのドラマ仕立てでありながら、原作者永井流のおふざけも健在。大人になったファンを再び、ワクワクさせてくれた平成版マジンガーZの功績は大きいと思います。


「人類が地球に必要たる存在か?」の問いについて、マニアなSFファンが、答えました。「人類は、3000年後にヘプタポットを救わなくてはならないので必要な存在です(映画「メッセージ」より)」(笑)


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作品データ


「キングスマン:ゴールデンサークル」
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン


キャスト
ハリー・ハート(コリン・ファレル)、ポピー(ジュリアン・ムーア)、エグジー(タロン・エガートン)、マーリン(マーク・ストロング)、ジンジャー(ハル・ベリー)、ウイスキー(ペドロ・パスカル)、エルトン・ジョン(エルトン・ジョン)他


2017年イギリス映画
上映時間:2時間21分


「マジンガーZ/INFINITY」

監督:志水 淳児
脚本:小沢 高広
原作:永井 豪


キャスト
兜 甲児(森久保 祥太郎)、弓 さやか(茅野 愛衣)、リサ(上坂 すみれ)、剣 鉄也(関 俊彦)、炎 ジュン(小清水 亜美)他


2017年日本映画
上映時間:1時間35分

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「あけましておめでとうございます」2017年映画月別ベストスリーPart1

新年を迎え、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。


年初の挨拶に続き、昨年から始めた2017年の鑑賞映画 月別ランキングPart1 です。昨年一年間劇場で鑑賞した作品数は、111本です。内訳は、邦画49作品。洋画62作品で日本以外の作品はアメリカ映画もイギリス映画もすべて洋画と一括りにしました。また、「SING」は字幕版と日本語版の2回鑑賞がありますので正確には61作品となります。ランキングは、和洋混合で洋画、邦画には分けない方式をとっています。

毎度のことですが、あくまでも私が鑑賞した範囲内でのランキングです。鑑賞していない作品にも素晴らしい作品はたくさんあると思っています。そして、個人的な嗜好も多少は、ありますのでその辺は、ご理解ください(笑)

PS. 鑑賞した作品は、過去すべて記事にしている訳ではありませんので悪しからず(笑)


2017年1月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
「劇場版 艦コレ」、「傷物語Ⅲ 冷血編」、「アンダーワールド~ブラッド・ウォーズ~」、「ドント・ブリーズ」、「人魚姫」、「沈黙/サイレンス」、「黒執事」、「FOR REAL」、「ドクターストレンジ」の9作品です。アニメ作品が3本とホラー系が2本、ファンタジー、シリアスドラマにドキュメンタリー、アメコミ作品といったラインアップです。


ベスト3は、以下の通りです


1位「ドクターストレンジ」
次期アベンジャーズのメンバーに、欠かせないヒーローの登場です。すでに、マイティーソー~バトルロイヤル~」にも登場し、あのソーとロキを手玉にとっています。アベンジャーズでは、どんな役回りなのか?目が離せない存在です。映像もアクションも一級品の娯楽大作なので4K ULTRA HD に収録された本作を4Kテレビ(しかも大画面)でその迫力を何度も楽しみたい作品(ちなみにうちのテレビは、まだブラウン管現役ですが・・)、そこが決め手です(笑)


2位「沈黙/サイレンス」
遠藤 周作さんの原作をあのマーティン・スコセッシ監督が映像化した超大作です!スパイダーマン(前作)を演じたアンドリュー・ガーフィールドと「スター・ウォーズ」でカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーが宣教師役で日本にやってきます。目的はキリシタン弾圧によって棄教した宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)に会って真実を確かめること。窪塚 洋介さんが演じたキチジローの行動には、考えさせられました。


3位「傷物語Ⅲ 冷血編」
この作品は、アニメ三部作の最終章です。テレビシリーズは、未鑑賞だったのですが三部作にお付き合いするうちに気がついたら " キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード " に心惹かれてしまいました(笑)


PS. 私は、DeNAベイスターズのファンなので個人的には、「FOR REAL」をもっと上位にしたかったのですが、ここは映画ファンとしてごひいきを封じ、襟を正しました(笑)


2017年2月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
2月に入り鑑賞した作品は以下の8作品です。「虐殺器官」、「咲~Saki~」、「王様のためのホログラム」、「ルパン三世~血煙の石川五右衛門」、「スノーデン」、「トリプルX 再起動」、「ラ・ラ・ランド」、「ソードアート・オンライン」のアニメ3本、ドラマ3本、アクションにミュージカルです。この辺りからいよいよアカデミー賞の賞レースに絡んだ作品が登場して参ります。


1位「ラ・ラ・ランド」
やはりこの作品です。アカデミー賞の賞レースで話題を呼んで「セッション」の監督(デミアン・チャゼル)さんが監督であることを知ったのも一因ですが、その監督さんが次にどんな作品を創造するのかについては、とても興味がありました。「セッション」とは、違うジャンル(音楽という繋がりはありますが)でこの実力ですからね、更に次は何をやってくださるのか?期待は膨らむ一方です(笑)


2位「トリプルX 再起動」
知っているアクション俳優を問われたらヴィン・ディーゼル、この人は必ず出てきます。主演の本シリーズは初めての鑑賞でしたが、やっぱり安心感があって、魅了されました。制作側は大変ですが、最近のアクション映画は鑑賞者を退屈させないためのアイデアがたくさん詰まっています。映像で惹きこんでしまうアイデアと技で勝負!これがアクション映画の醍醐味だと思っています(笑)


3位「スノーデン」
日本でも諜報活動をしていた実在の人物スノーデンの事実に基づく作品。安泰な人生を捨て、正義を訴えた勇気!日頃から仕事でも私生活でも活用するPC、携帯電話が、知らないうちに何者かに監視されている!こんなショッキングな事実を公表してしまったものだから本人は、アメリカから逃げ出す羽目に・・・。お勉強になりました(笑)


余談ですが、麻雀の好きな私は、「咲~Saki~」が麻雀のドラマであることを知って、慌てて劇場に駆け込みました。後に鑑賞した「君の膵臓をたべたい」で主役を演じた浜辺 美波さんが、「咲~Saki~」の主役であったことを知り、ビックリでした。


2017年3月鑑賞作品(いずれも鑑賞順)
3月は、「愚行録」に始まり「アサシンクリード」、「サバイバルファミリー」、「チア☆ダン」、「モアナと伝説の海(日本語吹き替え版)」、「お嬢さん」、「SING(字幕スーパー版)」、「湯を沸かすほどの熱い愛」、「パッセンジャー」、「キングコング~髑髏島の巨神~」、「ひるね姫」の11本で終了。「湯を沸かすほどの熱い愛」は昨年末には地上波に初登場し再び涙でしたが、2016年の作品なので選外といたしました。


1位「キングコング~髑髏島の巨神~」
日本の怪獣王がゴジラならアメリカは「キングコング」です。2020年に予定されている2大モンスターの激突!に関連した序章ですが、巨大モンスターの先駆けは、「キングコング」であり、ハリウッド版「GODZILLA」で始まった世界規模の怪獣ブームを見事に繋いでくれている作品です。敬意をもって今後を見守りたいと思います。


2位「モアナと伝説の海(日本語吹き替え版)」、「SING(字幕スーパー版)」
こちら「モアナ」もアカデミー賞にノミネートされた作品ですが、2017年のアカデミー賞ノミネート作品は、外れがありませんでした(みんな良かった)。日本語吹き替え版には、日本人が喜んでくれる工夫がいっぱい!加藤 ミリヤさんがモアナになりきって歌うエンドソング 「どこまでも」は、CD買っちゃいましたよ(笑) 


同順なので3位はありませんが、「SING」の日本語吹き替え版は、ミーシャさんが出演し、歌も披露するという入れ込みようで、結局日本語吹き替え版も鑑賞することになりました(笑) 歌と言えば「ひるね姫」で高畑 充希さんが森川 ココネのネーミングで「デイ・ドリーム・ビリバー」を披露しています。演技もうまいけど歌もうまいですね、聞き入ってしまいました。


選外ですが、異色作という点では「お嬢さん」が一押しです。こちらは、お子ちゃま厳禁の大人作品、映画をたくさん鑑賞していてたまには、珍味を食したいとお考えの方にお勧めです(笑)


短くまとめようと思っていたのですが、予定を大幅にオーバーしてしまいましたので、今回はここまでにします。

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