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「8年越しの花嫁」

今年も晦日を迎えました。2017年もあと1日。映画で始まり、映画で終わる。これでいいのか自問自答、でも楽しいからまっ、いいか(笑)


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本作「8年越しの花嫁」は、You Tube の動画がきっかけで日本に広まったそうです。まだ、その動画は拝見しておりませんが、これが実話だというからすごいですね。プロポーズを受けて、二人で式場を予約したタイミングでフィアンセ(麻衣)を襲う病魔(抗MNDA受容体脳炎)。意識もなく、いつ回復するかもわからない闘病生活が始まります。そんな境遇に見舞われた麻衣を見捨てずに結婚の約束を守り、ひたすら回復を信じ待ち続ける尚志のいじらしさと愛に敬服してしまいます。


病魔は、麻衣の記憶をも蝕んでしまい、二人が歩んだ軌跡すら失われてしまいます。意識が戻り再び関係を構築するまでのプロセスも感動です(記録を残しておいてよかった)。8年越しの結婚式。結婚はゴールではなく通過点ですが、修羅場を乗り越え、信頼関係で結ばれたお二人を心から祝福したい気持ちになりました。実話だけに説得力のある作品でした。


抗MNDA受容体脳炎は、日本国内では300万人にひとりの割合で罹患する難病らしく、映画「エクソシスト(1973年)」の主人公リーガンは、この病気の患者だったとされるそうです。昔だったら悪魔祓い師に依頼するしか術のない病気だったわけですね。土屋 太鳳さんの熱演に拍手です。


監督:瀬々 敬久
脚本:岡田 惠和


キャスト
西澤 尚志(佐藤 健)、中原 麻衣(土屋 太鳳)、中原 浩二(杉本 哲太)、中原 初美(薬師丸 ひろ子)、柴田(北村 一輝)、室田 浩輔(浜野 謙太)、島尾 真美子(中村 ゆり)他


2017年日本映画
上映時間:1時間59分


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「8年越しの花嫁」の舞台は、岡山県でした。年明けには、神奈川県の相模原オールロケ作品「ホペイロの憂鬱」が上映されます。ホペイロとは、ポルトガル語で「用具係」を意味するそうでありまして、存続の危機を迎えたJ3サッカーチーム「ビッグカイト相模原」を陰で支えるホペイロが主人公の作品です。野球でホペイロって聞いたことがありませんので、サッカーで使われる用語なのでしょうか?色々な仕事があるものです。


ホペイロの憂鬱.jpg

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