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「Arc/アーク」

拙ブログを2008年4月から始めて本日で1000回を記録いたしました。作文嫌いがここまで続けられた要因は、題材が好きな映画であったこととブログを読んでくださる方がいること。これに尽きると思います。カンシャ!感謝!です。


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世界的作家ケン・リュウ氏のSFが原作。不老不死の技術を手に入れた人類の黎明期を生きる主人公リナの人生の物語。若さを保ったまま永遠に生きる。これは、人にとって幸せなのか?というよりも生き方を問われる近未来のドラマ。


生まれた息子よりも自由を選択したリナ(芳根京子)は、エマ(寺島しのぶ)との出会いで人生が変わる。エマの経営する会社は、遺体を永遠に保存する仕事を生業としており、共同経営者であるエマの弟 天音(岡田将生)は、不老不死の技術を完成させる。


リナは、天音と結婚しストップエイジング(不老不死)技術の最初の被験者となる。


人が願う不老不死、それも若さを保ったままという理想形。なさそうでありそうなグレーなSF作品ですが、設定はSFでも永遠の若さを得たリナが、その後の人生を歩んでゆく中で起こるエピソードが中心。


永遠の若さもタダではなくて、お金を払えない人は得られないし、また個人の事情で選択しない人もいます。そんな境遇の人たちを無料で受け入れる施設で働くリナもいろいろと思うところがあるようです。施設内に流れるTVのニュースでは、自殺の権利を法律で認めろなんて言ってますので、永遠の若さを手に入れても生きるって楽じゃないみたいです。もし、終わりのない人生を手に入れたら…、私は映画を追っかけます(笑) とても興味深い作品でした。


この世に生を授かったものは、必ず死ぬ。これは生命誕生から定められたお約束ですけれど、なぜそうなったのでしょうか?チコちゃんなら知っているかも(笑)


監督:石川 慶

脚本:石川 慶、澤井 香織

原作:ケン・リュウ「円弧/アーク」(ハヤカワ文庫刊「もののあはれ ケン・リュウ短編傑作集2」より


キャスト

芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫ほか


2021年日本映画

上映時間:127分


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