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「ペンタゴン・ペーパーズ~最高機密文書~」

3月最終日です。昨日からプロ野球公式戦も開幕し熱戦が、繰り広げられています。応援しているDeNAベイスターズの活躍は勿論、ドキュメンタリー映画「FOR REAL」が、再びスクリーンに帰って来てくれることも期待しています(笑)


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第90回アカデミー賞作品賞・主演女優賞ノミネート作品「ペンタゴン・ペーパーズ~最高機密文書~(字幕スーパー版)」は、受賞こそ逃しましたが見応え充分!1971年当時、地方紙のワシントン・ポストが政府を敵に回し、報道の自由・真実の公表を世に問う骨太作品です。


アメリカ国防総省(ペンタゴン)が、ベトナム戦争を当初より調査・分析していた資料(ペンタゴン・ペーパーズ)の一部をニューヨーク・タイムズがスクープ! 先を越されてしまったライバル紙のワシントン・ポストも一矢報いるべく奔走しますが、スクープして間もなくニューヨーク・タイムズが政府に訴えられてしまいます。残りの資料を独自のルートで入手したワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、資料の公表に踏み切るか、撤退するかの重大な局面を迎えます。


興味深かったことは、なぜトップシークレットの資料が、流出したのか?新聞メディアを潰しにかかった歴代大統領が、ひた隠しにしたアメリカの闇、政府やその関係者と交友もあるキャサリン・グラハムの決断!そして、真実を世に伝える使命を貫こうとする記者たちの熱い信念です。このような要素もスピルバーグ監督のマジックにかかるとご覧の通り、一級の娯楽作品に化けてしまいます。


1971年のアメリカ大統領は、ニクソンです。小学生だった私は、ゴジラに夢中でしたからニクソン大統領のこと、ベトナム戦争のことなど気に掛けたこともなかった(正確に言うと解らなかった)のですが、今こうして作品を鑑賞してみると改めて歴史の面白さを感じ、感動しています(1982年に鑑賞したスピルバーグ監督の「ET」の時のような熱い想いが込み上げてきます)。


主演のメリル・ストリープさん、トム・ハンクスさんは、押しも押されもしない一流の役者さんですが、特にトム・ハンクスさんは、近年いい作品の出演が続いていますね。「キャプテン・フィリップス」、「ハドソン川の奇跡」、「ブリッジ・オブ・スパイ」などこの3作、全部いけてます。


監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:リズ・ハンナ&ジョシュ・シンガー
原題:「The Post」


キャスト
キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)、ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)、トニー・ブラッドリー(サラ・ポールソン)、ベン・バグディギアン(ボブ・オデンカーク)、フリッツ・ビーブ(トレイシー・レッツ)、アーサー・パーソンズ(ブラッドリー・ウィットフォード)他


2017年アメリカ映画
上映時間:1時間56分


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スピルバーグ監督、話題の最新作「レディ・プレイヤー1」がいよいよ4月20日に公開されます。どんな作品なのか今からワクワクしています。過去の作品を振り返れば納得!映画ファンの期待を裏切らないスーパー・ディレクターの作品ですから(笑)


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