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「パシフィック・リム/アップライジング」&「ラブレス」

お好みのジャンル映画、アカデミー賞ノミネート作品、マイブームのR指定作品とマイペースながら鑑賞を続けています。今回は、お好み作品、第90回 アカデミー賞ノミネート作品(R指定)の2本です。


パシフィック・リム2.jpg


「パシフィック・リム/アップライジング(字幕スーパー版)」は、前作のギレルモ・デル・トロ監督が制作にまわり、今作はスティーヴン・S・デナイト監督にバトンタッチ。これが長編映画デビュー作だそうですから、恵まれています。


怪獣の恐怖から解放された10年後の世界(環太平洋防衛軍も健在で、人型兵器 "イェーガー"  のパイロット訓練も続いています)。過去に怪獣が出現する異次元の裂け目を封印した英雄スタッカー・ペントコストの息子ジェイクが " やんちゃ " をやらかし逮捕されますが、高官となった森 マコの配慮で "イェーガー"  パイロット教官として防衛軍に復帰。そして間もなく人命のリスクを避けるために検討されていた無人の "イェーガー"  が配備決定を待っていた。


世代交代が進んだ "イェーガー" パイロットのドラマを中心に新キャラ、 "無人イェーガー"  の登場が、対怪獣の潮目を変えて行きます。 再び出現した怪獣が、大暴れする土俵が東京で、決戦は富士山という大サービスぶり!前作で世界を救った立役者のひとりニュートン・ガイズラー博士も立ち位置が変わり、無人 "イェーガー" 開発元であるシャオ産業の開発責任者であることも注目。日本の特撮、アニメ文化に対するリスペクトと愛、大金注ぎ込んでくれた迫力映像を、ファンなら見逃せないでしょう(笑)


制作会社のレジェンダリー・ピクチャーズが2016年に中国資本に買収されて以来、中国キャストの存在感が増していることもこの作品の大きな特徴です。


監督:スティーヴン・S・デナイト
脚本:スティーヴン・S・デナイト、エミリー・カーマイケル、キーラ・スナダー&T・S・ノーリン


キャスト
ジェイク・ペントコスト(ジョン・ボイエガ)、ネイサン・ランバート(スコット・イーストウッド)、アマーラ・ラマーニ(ケイリー・スピーニー)、ハーマン・ゴットリーブ(バーン・ゴーマン)、ニュートン・ガイズラー博士(チャーリー・デイ)、リーウォン・シャオ(ジン・テイエン)、森 マコ(菊地 凛子)、リョーイチ(新田 真剣佑)他


2018年アメリカ映画
上映時間:1時間51分


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ラブレス.jpg


第90回 アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品「ラブレス(字幕スーパー版)」は、ノミネートがきっかけという安易な鑑賞ですが、身につまされる作品でした。お話はシンプルなのですが、独特な映像、空気感、ストレートな会話のやりとりが作り物とは思えないくらいリアルで、現実逃避目的の鑑賞であったはずが、鑑賞途中で早く現実に戻りたいと思わしめた作品です。R指定の映像であることも言葉以上に効果がありました。


一流企業に勤める夫ボリスと高級美容サロンでマネジメントを任されている妻のジェーニャ。二人の関係は冷めきっていて、離婚協議中。ボリスには、すでに妊娠中の若い恋人マーシャがいて、ジェーニャにも裕福な年上の恋人アントンがいます。


家に帰らない夫、SNSに夢中の妻が久々に自宅で向き合えば口論が始まり、どちらが引き取るのか12歳の一人息子(アレクセイ)の押し付け合い。


夫婦は、自分の幸せのこと、離婚のこと、子供をどうするかで頭がいっぱい。そんなある日、アレクセイが3日間学校に来ていないとの知らせがジェーニャにあり、自宅に戻った様子もないアレクセイに気付く。警察に届けるが、警察も手が回らないとの理由から民間ボランティアに相談することを薦められる。


家出をしたアレクセイの捜索を民間ボランティアと協力して行うのですが、時間の経過とともに緊張感が高まって行きます。非の打ち所がなく、考えさせられる映画です。


監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
脚本:オレグ・ネギン、アンドレイ・ズビャギンツェフ


キャスト
ジェーニャ(マルヤーナ・スピヴァク)、ボリス(アレクセイ・ロズィン)、アレクセイ(マトヴェイ・ノヴァコフ)、マーシャ(マリーナ・ヴァシーリエヴァ)、アントン(アンドリス・ケイシス)他


2017年ロシア・フランス・ドイツ・ベルギー合作

上映時間:2時間7分


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