「CUBE」
地元平塚に映画館が復活した2000年から収集に切り替えた映画のチラシ。当初は平塚と茅ケ崎、海老名に足を運びました。現在では辻堂、小田原、厚木と広範囲になりました。理由は劇場によって上映される映画が異なることに気づいたからです。週一回のペースで劇場に通いファイルで整理して20年経過すると写真のようになります(笑)
カラーボックスが積み上げられているのは、チラシが増えるごとに買い足していったからです。ファイルも中には経年劣化でひび割れが生じ、交換も…。掃除中にファイルを開こうものならその時点で掃除が終了してしまうこともしばしば(笑)
海外発のサスペンススリラーをリメイクした日本版。マニア向けな作品なので好きな人は楽しめます。R指定ではありませんのでグロい描写もおとなしめ。
何の共通性もなく、性別も年齢も無作為に拉致されてなぞの部屋に閉じ込められた選ばれし不運な人たちの脱出劇。
海外版を鑑賞したのはかなり昔のことなので曖昧な記憶に頼っていますが、謎で始まって謎に終わる。閉じ込められた立方体の部屋それぞれに仕掛けられた殺人トラップの恐怖に抗いながら極限状態での人間模様が晒される究極のドラマ。誰が何の目的で人々を拉致し、この部屋に運び込んだのか?こんなことに資産を投じる悪趣味としか言いようのない犯人も不明。なぜここにいるのかもわからない拉致被害者の目的はひとつ、「脱出」です。何の情報もない隔離された部屋で所持品もなく手がかりを探し行動あるのみ。さて日本版は?
基本的にはこの設定は維持されつつ、日本版で加えられたのは現代社会を反映した人間ドラマです。脱出という共通した目的を果たすために不可欠なのは協力です。本作では、心に問題を秘めている人たちが目的から逸脱する状況に陥るというさらに深刻さが増したドラマ。拉致された人々に注目してみるとそれぞれに個性がかんじられるもののあれ?この人、なんかおかしい?と気づかされる展開にご注目。
要約すれば海外版は、トラップの恐怖と脱出劇に特化したスッキリしないドラマ。日本版は、微かな希望を残し、キューブの謎に触れた?と思わされる脱出ドラマ(スッキリしませんが…)。
好き嫌いが分かれる本作。興味のある方は是非!(笑)
監督:清水康彦
脚本:徳尾浩司
キャスト
菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斉藤工、吉田鋼太郎、柄本時生、山時聡真
2021.10.22公開 日本映画
上映時間:108分
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