SSブログ

「騙し絵の牙」&「ジャンクヘッド」

4月です。季節感もなく、地味にやっております。本日5日のネットニュースでは「鬼滅の刃 無限列車編」が、興収394億円突破、400億円の大記録まであと6億円とありました。6月16日にはBlu-ray&DVDが発売予定となっておりますのであと2ヶ月で大台に乗れるかの勝負所です。本作は韓国でもヒットのニュースもあり、もしやもしやのポテンシャルを秘めています。もし、400億を達成したら「鬼滅」ではなく「不滅」ですね(笑)


騙し絵の牙.jpg

大手出版社のトップが急逝、沸き起こる権力争いの渦。やるかやられるかの生き残りゲームは、最後までノンストップ!怒涛の結末まで楽しませてくれます


大手出版「薫風社」の社長急逝に端を発し、創業一族と社長の椅子に最も近い専務(佐藤浩市)の権力闘争の構図は、創業家の誇る伝統(小説部)VS社運巻き返しの新風(雑誌部)の乱。


ドラマの旗振り役は、雑誌「トリニティ」編集長 速水(大泉洋)。この男、用意周到、大胆不敵、神出鬼没と”仕掛け人らしい” 四字熟語がお似合いのやり手。目的のためなら手段を選ばず、禁じ手も厭わない!しかしリスクもちゃんと背負っているところが、憎み切れないというバランス感覚の持ち主。次に何を仕掛けるのか?目が離せません。


一方敵もさるもの引っ搔くもの、創業家だって指を加えて構えているわけがありません。この対立がどう決着を見せるのか?対立に巻き込まれてゆく伏兵(豪華俳優陣)たちもどこで翻るかわからない魑魅魍魎です(笑)


監督:吉田 大八

脚本:楠野 一郎、吉田 大八

原作:塩田 武士「騙し絵の牙」


キャスト

大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斉藤工、中村倫也、坪倉由幸、和田聰宏、石橋けい、森優作、後藤剛範、中野英樹、赤間麻里子、山本學、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市ほか


2021年日本映画

上映時間:113分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧


ジャンクヘッド.jpg

映画造りを独学で学び、制作に7年を費やし、一コマ一コマ撮影すること14万、日本ではなく海外で注目を集め、凱旋上映でメジャーデビューを果たした日本人の作品にビックリ!


アカデミー賞受賞のギレルモ・デル・トロ監督が、コメントを寄せてくれるだけの創造力、熱意が、地肌に伝わるこだわりの造形ここにあり!


遺伝子操作により長寿を得た人類は、その代償に生殖能力を失う。環境汚染やウイルス感染による人口減少の問題に歯止めをかけようと地底世界で独自に進化し、繁殖能力を得た人口生命体マリガンに希望を託し、人類の未来を賭けたSFドラマ。


映画のノウハウがなくてもここまで出来るものなのか?だとすればやるか?やらないか?これは極論ですが、近年流行というよりも一般的になったYouTubeの動画配信などを見ていて、すごい時代に生きていると思っているところにこの作品が飛び込んで参りました。何がスゴイって日本人の発信力、想像力です。なんか勇気づけられます。


監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・証明・音楽、そしてキャラの声まで演じているマルチな才能。とても一人の日本人が成しえたこととは信じがたいのですが、エンディングシーンには証拠のメイキング画像がっ!


キャラの声は、日本語ではなくて、未来語です(笑) フランス語と東北弁を足して2で割ったような言語なのですが、口から出まかせではなくて、同じ単語は同じ未来語で喋っておりましたので言語に至る細部までこだわっている徹底ぶりです。ちゃんと字幕まであるんですよ(笑)


お話は、終わりにすることも出来るし、続きも作れるような完結をしています。これで終りにはして欲しくない。期待せずにはいられない作品です。


監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・証明・音楽、声の出演:堀 貴秀


2021年日本映画

上映時間:99分


新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

nice!(36)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 36

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。