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「フェアウェル」

10月の番組改編期にあたり気になっていたことがありました。それはNHK番組の「世界はほしいモノにあふれてる」で三浦春馬さんとコンビでMCをつとめていたJUJUさんが、降板してしまうのではないか?ということでした。録画で恐る恐る視聴してみましたら、JUJUさん続投!よくぞ決心してくださいました。相方も鈴木亮平さんに決まり、三浦春馬さんも喜んでくれていると思います。


フェアウェル.jpg


人として噓をついてはいけない。でも人を傷つけないためにつく嘘もあります。ステージ4の肺癌を患った祖母ナイナイの余命は3ヶ月。25年もあっていない親族が一同に会し、祖母が癌であることを内緒にするために孫の結婚式を演出!その数日間が、重くも明るく描かれた感動作!


このお話は実話だそうなので、最後まで席を立たずに鑑賞していただくことをお断りしておきます。


医療技術の進歩によって癌は不治の病ではなくなりました。しかし、昭和の時代に癌と宣告されることは、死を宣告されたも同然でやはり本人には、知らせないことが主流であったように記憶しています。技術の進歩に伴い、心のケアも進歩、進行の度合い、本人の意思によって「告知」する、しないを選択する時代です。


この作品が、中国のいつの時代かは不明ですが、ステージ4の段階では本人に知らせないとドクターが語っていますので、お国柄なのかもしれません。


ニューヨークで一家と暮らすビリー(私の友人にそっくり:笑)は、中国にいる祖母のナイナイとは大の仲良し。ある日父親の落ち込んだ姿を目撃してナイナイが肺癌末期であることを知ります。顔に出てしまうビリーをナイナイに合わせることは出来ないとビリーを残し一家は帰郷。ところが、間もなくビリーも到着。


かわいい孫の結婚式を3日後に控え、親族あげての楽しく忙しい日々が始まります。


医療作品というと誰もが想像しやすいドラマなので説明は不要かと思いますが、本作は第77回ゴールデングローブ賞受賞作です。アカデミー賞の前哨戦と謳われる賞に選ばれるには、ワケがある。ご注目!(笑)


監督・脚本:ルル・ワン


キャスト

オークワフィナ、ツィ・マー、ダイアナ・リン、チャオ・シュウチェン、水原 碧衣ほか


2019年アメリカ

上映時間:100分


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SGW

「本人の意思」確認が難しいですね。
具合が悪くなった患者に「自分が癌だったら告知してほしいですか?」とは聞きづらいと思います。
告知してもらって、残りの時間を有効に使いたいという方もいます。
by SGW (2020-10-15 19:43) 

einstein

SGWさま
コメントをありがとうございます。
難しい問題ですよね。元気な時にもしも重大な病気になったらどうするかを事前に話し合っておくことは重要かもしれませんね。
by einstein (2020-10-19 15:33) 

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