「浅田家！」

本日5日朝刊の全面広告に「Ｍリーグ開幕！2020」が踊りました！Ｍリーグとは、プロ麻雀のリーグ戦です。テーブルゲームの定番（4人で競う頭脳ゲームとしては最高峰です）。Ｍリーグに選ばれたトッププロは、「鬼滅の刃」に例えるならば柱衆です。なので私は全員のファンです。大好きな麻雀のスーパースターですからもうリスペクトしかありません。

なりたかった自分の夢を写真で表現しようと始まった浅田家のコスプレ家族写真。父親の趣味に影響されてカメラを始めたものの何を撮影したらよいものか？ある日政志（二宮和也）がカメラマンとしてずぅ～っと考えていたテーマがひらめき、家族を巻き込んで始めてみたら、自分も楽しいし、家族も楽しい！いつの間にやら家族イベントに！個展を開催したら写真集まで出ちゃった！そしてプロとして有名になった政志は、東日本大震災と向き合うことに

自分が大好きなことをして生きて行けるって、これ以上の幸せがあるでしょうか？麻雀もカメラも大好きな私には覚悟がないので趣味どまりですが、政志は家族が支えとなり、やがて家族写真家として社会に深くかかわって行くという運命的なものを感じます。政志が使用していたカメラ（アサペン67）は、私と同じ愛機なので親近感いっぱ～い(笑)

もし、「写真が一生であと一枚しか撮れなかったら何を撮るか？」ちょっと哲学的でもありますが、政志は、大切な家族の写真にそんな思いを込めて国中走り回ります。そしてある家族の撮影がご縁で東日本大震災と向き合うのです。被災地を襲った津波で汚れてしまった写真を洗い、家族に返すボランティアをする学生と偶然出会ったことがきっかけで仲間に加わります。

この活動が認められ、学校の校舎でボランティアをはじめた頃、父親を失った一人の少女に家族写真を撮って欲しいと頼まれます。

実在する写真家　浅田　政志さんの自伝的映画ということですが、家族の素晴らしさがよく伝わる作品であり、撮影に悩んだ少女の依頼に込めたアイデアにもご注目！そしてオチも良かったです(笑)

監督：中野　量太

脚本：中野　量太、菅野　友恵

原案：浅田　政志

キャスト

二宮　和也、黒木　華、菅田　将暉、風吹ジュン、平田　満、渡辺　真起子、北村　有起哉、野波　麻帆、妻夫木　聡ほか

2020年日本映画

上映時間：127分