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「マザー」

「ハケンの品格(第2シリーズ)」第3話は、SNSの炎上がテーマのお話でした。S&Fの社員がアップしたYouTubeの画像に映りこんでいた社員食堂で働くアルバイトの姿に非難が殺到、マーケティング課は対応に追われます。このアルバイト役は、六角 精児さんです。六角 精児さんは映画「前田建設 ファンタジー営業部」で機械グループ担当部長を演じていて、職業こそ異なりますが、専門職として働く姿は通じる役どころでした。映画ファンをおもわずニヤリとさせるキャスティングです。次回は、いよいよ大泉 洋さんが帰って来ます。大前 春子との絡みに期待しています(笑)


MOTHER.jpg


長澤まさみさん主演の「マザー」は、俗にいう毒親作品です。ご自身初の汚れ役を体当りで演じていて、近年「コンフィデンスマンJP」のダー子や「キングダム」の楊端和など着実にキャリアを積むチャレンジャーぶり。でもなぁ~、イメージ的に汚れ役はまだ早くネ(老婆心)?インパクトすご過ぎ! 長澤さんが演じた母親役は強烈で、もし吉永 小百合さんが演じたら、ひっくり返っちゃいます(笑)


シングルマザーの秋子は、働かず、その場しのぎ、行き当たりバッタリでマイファースト。お金に困っては家族、親戚縁者に無心するものの返さず終いで厄介者のレッテルを張られています。なので再び本人が出向いても借りられる筈もなく、息子の周平がその役割を担います。


類は友を呼ぶではないけれど、どこからともなく秋子が連れて来た男も最悪で、秋子の妊娠がわかると姿を消し、出戻ったかと思えば、町金(消費者金融)の借金を踏み倒し、逃げては働き先から金を盗む放浪暮らしの繰り返し。


なんだろう、この救いのなさ。もし、周平が死んだら秋子は泣くのだろうか?依存する対象がいなくなるという意味では泣くかもしれない、でもそこに愛はあるのだろうか?そこは解りません。実話から着想を得た作品らしいのですが、リアルに考えたらホラーより怖い作品です。


長澤まさみさんが演じたことも含めて衝撃作でした。


監督・脚本:大森 立嗣


キャスト
長澤まさみ、奥平 大兼、夏帆、皆川 猿時、仲野 大賀、土村 芳、荒巻 全紀、大西 信満、木野 花、阿部サダヲ ほか


2020年日本映画
上映時間:126分


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