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「ゴジラ デジタルリマスターバージョン」&「晴天の霹靂」

ハリウッド版「GODZILLA」公開を控え、1954年公開作品日本版「ゴジラ デジタルリマスターバージョン」を鑑賞して参りました。こうしてデジタル処理された日本版「ゴジラ」を改めて鑑賞してみますと60年前の情景(想像です)が浮かんで参ります。ストーリーの起承転結、完成度の高さは折り紙つきでいつの時代にも置き換えることが可能です。臨時ニュースが流れるラジオにあったオンキョーのロゴは新しい発見でした。私の使っている最新のアンプがオンキョーなのでつい目が入ってしまいましたが、当時スポンサーだったのかもしれませんね。原作は香山 滋ですが1979年に発売された奇想天外社刊の小説ゴジラでは、その続編となる「ゴジラの逆襲」も収録されていて、ハリウッド版「GODZILLA」の成功により続編が制作されるとなるとそのままトレースされるのか、それともオリジナルで行くのか?気になるところですが、原点回帰のハリウッド版「GODZILLA」をまず、TOHOシネマズ日本橋(TCX、ドルビーアトモス)で鑑賞して、二回目は小田原コロナの4DX(8月上旬予定:座席が動く、風・水・香りが出る!)で鑑賞してと楽しみの限りを尽くしたいと考えています。<注:4DXでハリウッドゴジラが上映されるかは現在未定です>

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公開されてからそこそこ時間は経過したものの、劇場ランキングではいまだに上位をキープする人気作品「晴天の霹靂」の感想です。この作品、ご覧になった方も多いと思いますが売れないマジシャンが雷に打たれて、過去にタイムスリップ。自分の父親と母親に出会い、自分の出生についての真実を知るSFチックな人間ドラマであります。この作品想定外に感動してしまいまして得した気分であります。特筆なのは原作、監督、脚本、出演に至るまで劇団ひとりが勤めたことでありまして、これは私にとっての晴天の霹靂であると思います。芸能音痴な私でも劇団ひとりの存在は知っていました。しかし、お笑い芸人さんがこれほどの作品を手掛けるとはこれもまた想定外、劇団ひとりを見直してしまいました。基本的に、芸人さんは頭がいいんです(人を笑わせることは、人を泣かせるより難しいということをよく知っていらっしゃる)が、この作品は才能を感じさせるんです。原作が実体験からくるものなのか詳細は解りませんが、お笑いの舞台裏のリアリティは、説得力ありました。

大泉 洋と柴咲 コウ、劇団ひとりの3人の映画といっても過言ではない本作ですが、昭和48年当時の世界観もよく、ろくでなしの父親を演じる劇団ひとりを母親役の柴咲 コウがひっぱたくシーンと紙の薔薇(バラ)は印象に残りましたね。平手打ちのシーンはもし、おもいっきり過ぎて劇団ひとりがひっくり返ってしまったらお笑いになってしまいますが、あの強さで二回たたかれたら、真剣さが伝わって来ましたもん。紙の薔薇での愛情表現もうまいですね~。マジシャンのシーンでもちゃんとお笑いとってますし、過去から現在に戻ったことにより、歴史が変わってしまうオチもよかったです。玄人芸人さんならではのツボを心得ていらっしゃいました。大泉 洋のマジックもとても鮮やかな手さばきで、役者さん辞めても食べていけるのではないかと思いましたよ(笑)。

原作・監督・脚本:劇団ひとり
脚本:橋部 敦子

キャスト
轟 晴夫(大泉 洋)、花村 悦子(芝咲 コウ)、轟 正太郎(劇団ひとり)、雷門ホール支配人(風間 杜夫)、産婦人科医師(笹野 高史)他

2014年日本映画
上映時間:1時間36分

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たった1日の鹿児島観光でしたが限られた時間の中、ツボを抑えて回りました。6月1日はぴーかんのお天気だったのに肝心な翌日2日は曇天のち雨摸様。雨男返上はいつの日か?という訳でまずは、幕末に活躍した重要人物の地でありますからその歴史を知ろう!と題して「維新ふるさと館」の見学です。上野で見かけた西郷さん(銅像)が実は鹿児島の人であったこと知ったのは、いつのことだったのか思い出せません。ここ「維新ふるさと館」は幕末から維新へと続く歴史の流れを学ぶことの出来る博物館です。地下にある維新体感ホールでは2本のドラマを上映。西郷さんや大久保 利通などの人物像(ロボット)を駆使した大作が感動的に再現されます。ドラマは「維新への道」約25分と「薩摩スチューデント、西へ」約20分の2作品ですが、「薩摩・・・西へ」では当時鎖国の時代にあって覚悟の上、イギリスに渡った薩摩の留学生がその途上でスエズ運河の建設現場を目撃した事実は、ドーパミン出ちゃいました。館内をもっと時間を掛けて見学したかったのですが、雨も降り出して、気持ちに余裕がありませんでした。

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k_iga

劇団ひとりは日本テレビ土曜の「世界一受けたい授業」に時々
出ていますが、先生役の研究者や専門家を相手に
「お!」というような質問をする時があってクレバー(賢い)な人だな
と思います。

by k_iga (2014-06-14 18:01) 

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