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「万能鑑定士Q~モナ・リザの瞳~」

6月に入り、関東も梅雨入りしました。非常に解り易い天候状態が続いておりますが去る5月25日(日)は会社で研修会があり、出席していたのですが研修の真っ最中に携帯が鳴り響きまして、小声で会話をしますと相手は自治会管理組合の理事長代理さまでいらっしゃいまして、「今、会社でっか?」と切り出されました。「はい、会社です」。「そう言えば今日は研修言うてはりましたなぁ~」と続きます。事前に研修会があるので定例会は休みますと連絡済みであるのに確認の電話をかけて来られた訳です。「私って信用されていないんだなぁ~」と思った瞬間でありました。

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人気ミステリー小説の映画化作品「万能鑑定士Q~モナ・リザの瞳~」の感想です。原作は「万能鑑定士Qの事件簿」と題し、鑑定士 凛田 莉子(りんだ りこ)が卓越された鑑定眼、記憶力、想像力を駆使して事件を解決するスタイルの人気シリーズ小説で映画化されたのは最高傑作とされる第9作目だそうであります。この作品の劇場予告を観て面白いと思ったのは鑑定士 凛田 莉子(綾瀬 はるか)が相手の身に付けている物品を観察してその物品の製造年月や制作個数を言い当てるだけでなく、そこから想像を巡らせその人の身の上の事情を言い当てるというシーンが印象に残りました。

凛田 莉子についての詳細は不明な点が多く、謎めいていますが沖縄から上京してリサイクルショップで働くご縁によりそこの店長から暗記法を伝授され、大化けするんですね。これが鑑定士として開花する経緯ですが、この役柄は綾瀬 はるかにとってはおいしいキャラをゲット出来たのではないでしょうか(はまり役です)。いきなりフランス ルーヴル美術館での海外ロケを実現させてしまい、続編がどうなるのか解りませんがシリーズ化されてもウェルカムですし、本作での手応え、掴みはオッケーではないかと思います。

万能鑑定士の魅力は物品鑑定に留まらず、イベント開催についての鑑定までやって退けるマルチな才能と豊富な知識、情報に裏付けされた推理、判断力です。そして、異常なくらいの集中力、記憶力は短期間でフランス語もマスターしてしまうスーパーヒロインであるところです。本作では、世界的に有名な絵画「モナ・リザ」の日本公開にあたり、凛田 莉子がその鑑定眼を見込まれ「モナ・リザ」の臨時学芸員に推薦されます。学芸員の選考にあたっては数ある贋作(偽物)の中から本物の「モナ・リザ」を見抜くテストが繰り返し行われますがこのテストにより凛田 莉子は本来の鑑定眼を失ってしまい最大のピンチに!

「モナ・リザ」が40年前に日本で公開されたことは私も記憶しておりますが、まだおこちゃまでしたから興味はありませんでした。今思えばとても残念な気も致しますが、あの頃観ても恐らく何の感動も無かったと思います。自分で絵を書いてみたり、美術館に足を運んだり、作家の描いた絵画のオリジナルに直接触れてみたりすることで作品の素晴らしさ、作品からは伺い知れない作家のことや歴史などその奥深さに感動するにはやはりそれなりの知識や経験が求められるからです。訳あって詳しくは書けませんが私もとある作家さんの記念館に勤める学芸員さんのお話を聴く機会が過去あったのですが、作品に対する知識以上にその作家さんの遺志や遺族に対する配慮など単なる作品の展示と思われがちな裏事情は実は大変複雑であることを知りました。

本物の「モナ・リザ」をルーヴル美術館が貸してくれる訳がありませんので本作ではレプリカが用いられておりますが、それが忠実に再現された作品だとすれば「モナ・リザ」がキャンバスではなく板に描かれていたことは勉強になりました。綾瀬 はるかは実物を鑑賞したそうですから実に羨ましい体験をした訳であります(いいなぁ~)。

監督:佐藤 信介
脚本:宇田 学

キャスト
凛田 莉子(綾瀬 はるか)、小笠原 悠斗(松坂 桃李)、流泉寺 美沙(初音 映莉子)、リシャール・ブレ(ピエール・ドゥラドンシャン)、朝比奈 尚幸(村上 弘明)他

2014年日本映画
上映時間:1時間59分

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6月1日(日)は鹿児島に出張があり、本日は3週間ぶりの日曜休みとなります。鹿児島は1泊2日の日程でかなりタイトでしたが二日目は観光にあてましたので気分転換にはなりました。1日12時ころ鹿児島中央駅に到着し、昼食にしようと思いましたら駅前は人でごったがえしておりまして、何だろう?と調べてみましたらAKB48を卒業した板野 友美のイベントが予定されていた模様でその影響か駅地下にあるレストラン街はどこのお店も順番待ちの行列です。これを待っていたら予定の会議に間に合わなくなるので仕方なくシャトルバスが来るまでの間、調理パン専門店でパンを購入して、地下連絡通路のベンチでかじっておりました。卒業してもこの人気、これこそがAKB48の卒業資格なのでしょうね。次回は鹿児島観光の様子をお伝えします。


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