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「ミッドウェイ」

12日朝刊一面トップに「演劇・映画館 満席容認-イベント開催制限緩和了承-」の見出しがありました。一映画ファンと致しましては、一席開けた間隔での現在の鑑賞のほうが、安心出来ますのでワクチンのない現在の満席は正直まだ恐いです。


ミッドウェイ.jpg


過去何度か映画化されてきた戦争映画ミッドウェイ海戦作品の令和版「ミッドウェイ」は、「インデペンデンス・デイ」でブレイクしたローランド・エメリッヒ監督がメガホンをとりました。この監督さんに期待するものと言えばやはり映像です。日本軍の奇襲作戦「真珠湾攻撃」やミッドウェイ海域での戦闘シーンは、大迫力の臨場感!折り紙付きです。しかし監督は、ドイツ人なので中立な立場でこの史実を映画化しています。日米両サイドの視点で描かれた反戦映画と受け止めたいと思います。


同盟国であるアメリカが、70年前までは敵国だったなんて考えたくもありませんが、悲しいかな仕掛けたのは日本です。怖いもの知らずであったのか、それとも傲りであったのか?真珠湾奇襲攻撃で眠れる獅子を起こしてしまいました。


1942年6月5日とされるミッドウェイ海戦。真珠湾攻撃で勢いに乗っていた日本軍ですが、この戦いで旗色が変わることになります。日本軍の作戦が、アメリカ軍の暗号解読によって筒抜けになっていたからです。この戦いで日本は主力空母4隻、搭載機290機を失う大打撃を被り、日米の明暗を分けた海戦とされています。


作り話とは違う歴史的事実を映画化するにあたり、監督がリサーチに20年を費やしたそうですから、並々ならぬ思いがあったのでしょう。日本軍指揮官に日本人俳優をちゃんと起用してくれるからこそドラマもリアルに伝わって参ります。


これまで個人的に、九州の知覧や沖縄のひめゆりの塔、ハワイの真珠湾を巡りました。知覧に展示されているパイロットの家族への手紙なんて泣いちゃいますよ。ハワイではハナウマ湾から真珠湾までレンタカー借りて車で行きましたけど、戦艦アリゾナが当時のまま湾内(海中)に保存されていました。ハナウマ湾は、観光のムードがありましたが、真珠湾では気のせいかもしれませんが、重い住民感情が漂っているように感じてしまいました。


監督:ローランド・エメリッヒ

脚本:ウェス・トゥーク


キャスト

エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ルーク・エヴァンス、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼、ニック・ジョナス、ダレン・クリス、マンディ・ムーアほか


2019年アメリカ、中国、香港、カナダ映画

上映時間:138分


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