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「MINAMATA-ミナマタ-」

自宅で眠っていたAppleのeMacがまだ生きている(壊れていない)ことが最近分かりまして、いまちまたで流行っていると風の噂で効いた激安アンプを組み合わせてiTunesに貯めた音楽を少し贅沢に聴いてみようと試してみました。購入したアンプは「FOSI AUDIO 2チャンネル パワーアンプステレオオーディオアンプレシーバー ミニHi-FiクラスDインテグレーテッドアンプ2.0C(例えは悪いですが、ロキソニンの箱横2列を2段に積んだ大きさ)」です。それにeMacとアンプをつなげるケーブル「SHULIANCABLE 3.5mm to 2RCA変換ステレオオーディオケーブル」で、スピーカーはオーディオテクニカ製65wの余りもの(昔ステレオのリア用に使用していましたが、ほったらかしでした)を使用。なのでかかったのは、アンプとケーブルだけで合計金額がなんと7878円(アンプ7199円+ケーブル679円)!で、結果から申し上げますとビンゴ!期待していなかっただけに、予想以上の音質に大満足。古くなったPCを音楽専用機として使えばまだまだ現役で楽しめるというお話でした(笑)


MINAMATA.jpg

ジョニー・デップさんと言えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」が浮かんで参りますが、本作はジャック・スパローとは異なるシリアスな役柄が印象的。日本の名だたる俳優陣との共演もみどころです。水俣病を世界に伝えた代表的な一枚 ”入浴する智子と母” を私は今でも忘れていません。


自国のことを悪く言いたくはありませんが、やっちまった日本の失敗!高度経済成長時代の昭和で実際に起きた史実(水俣病)が土台となった本作。当時上映された「ゴジラ対ヘドラ(ヘドロ怪獣)」もこのような時代背景を物語っています。


アメリカのLIFE誌でフォトジャーナリストとして活躍していたユージン・スミス(ジョニー・デップ)が、日本の水俣市で起きている公害病と向き合い、現状を世界に知らしめる写真を発表するまでのプロセスがドキュメンタリーさながらに描かれたエンターテインメント。


外国の視点で描かれる日本が舞台の映画って多少の違和感を覚えるのですが、この作品については特にこれはというところもなく鑑賞出来ました。史実を尊重し、訴える目的を貫いているところ。それは、ジョニー・デップさんが、ユージン・スミスに徹しているところに現れていると思います。


ユージン・スミスによって世界に知られることになる水俣病ですが、知られて変わったことも事実。エンドロールでは水俣だけでなく世界で起きた人災も紹介されています。問題解決は簡単ではありませんが、反省を忘れずに国も人もアップデートして欲しい、そんな願いが込められているかのように感じます。


監督:アンドリュー・レヴィタス

脚本:デヴィッド・K・ケスラー、ステファン・ドイタース、アンドリュー・レヴィタス、ジェイソン・フォーマン


キャスト

ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、キャサリン・ジェンキンス、青木柚、ビル・ナイほか


2020年アメリカ映画

上映時間:115分


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