「フリーソロ」
今年休刊となってしまった映画ファンの雑誌「映画秘宝」が、早くも今月復刊するというニュースがSNSで配信されました。素直にうれしくて「おかえりなさい」と声を掛けたくなりました(笑)
今回のおうち映画は「フリーソロ」です。この作品は第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。ドキュメンタリー作品は、思い返すとあまり鑑賞していなかったので、その中でもアカデミー賞受賞作品に白羽の矢を立ててみました。
昨今登山ブームというニュースを聞いて久しく思いますが、登山とは似て非なる「ロッククライミング」や神奈川の丹沢で毎年開催の「ボッカ駅伝」(今年はコロナで中止)や「沢のぼり」等々聴いたりしたことがあると思います。本作はその中でも超キケンな「フリーソロ」の世界的クライマー アレックス・オノルドさんが前人未踏の岩峰エル・キャピタン(カリフォルニア州ヨセミテ国立公園)の登攀に挑むドラマです。
何がキケンって、ロープやヘルメット等安全装備を一切使わずに素手で崖をよじ登るスポーツなので、ウルトラマンが命のスペアを用意してくれなければ(仮に用意してくれても)絶対にやりたくないと誰しもが思うほど、ドキュメンタリーだけにゾゾっとする映像です(笑)
撮影するスタッフだって、登攀中に予期せぬアクシデントに見舞われたら事故現場を撮影することになりますから、胃もヒリヒリです。カメラをどの位置にセッティングすれば登攀に支障を来さないかリサーチするなど、とってもナーバスです。気が気じゃないのは恋人のサンニさんです。結婚という未来を見据えたら喜んでいってらっしゃいとは言えません。そんな葛藤もシリアスに描かれています。
この作品は、i-MAXで鑑賞したかったです(これぞi-MAX映画ではないかと思います)。世界中の名峰にチャレンジされたイモトさんは、ご覧になられたでしょうか?恐い経験をされているようですからイモトさんには刺さると思います(笑)お薦めの一本です。
2018年アメリカ映画
上映時間:100分
上映時間:100分
以下その映像をピックアップしてご紹介します。
アレックス・オノルドさんの8年来の夢、エル・キャピタン(登攀前の気持ちが綴られています)
登攀コースは白いラインで表示されていますが、ピッチと呼称される難所がいくつかあります。素人からすればすべてが難所です。「落ちた」のは、事前の下見(ロープあり)の時です。
ピッチ6からピッチ19までの登攀コースです
最初の難関ピッチ6 フリー・ブラスト・スラブを通過
続く難関ピッチ14 ホロー・フレーク
いったん下ってから垂直に割れている断崖クレバスを登攀。大画面でみたら大迫力!
ピッチ19 モンスター・オフウィズ(ここも尋常ではありません、確かめて下さい)
モンスターを超えてピッチ23 ホルダー・ブロブレム(掴むところないやん!)
いよいよ佳境!エンデュロ・コーナー
(字幕の続き)最大の難所だ!
これですよ!
エンデュロ・コーナー(別の角度から)カメラマンも目をそらします!
最大の難所に続く難所 ピッチ27 ザ・トラバース
もうムズムズしてきます(笑)
恐怖は、どこへ?
アレックス・オノルドさんです。先が見えてきました
そしてファイナル・ピッチへ
ここまでの紹介は、ネタバレだ!と思われるかも知れませんが、敢えて申し上げますとこの映像を大画面i-MAXで鑑賞した時の臨場感を想像していただきたかったのとi-MAXでの再上映を希望する思いがあることをお伝えしたいと思いました。動画から伝わる臨場感は、本当に怖いです!
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