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「64(ロクヨン) 前編・後編」

 
イチロー選手がピート・ローズ選手の記録を日米通算(4257安打)で更新しました。ピート・ローズさんはこの記録を認めてくれていないようですが、日本の球団に在籍していた時期よりも大リーグでの安打数の方が多いことはメジャーでも十分に通用している証拠ですし、その記録だけを見ても3000本安打がカウントダウンに入っています。今は静かに応援し、" おめでとう! " は3000本安打達成時に言わせていただきたいと思います。
 
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64-2ムビチケ.jpg 
 

7日間しかなかった昭和64年(1989年)に発生した少女誘拐殺人事件をめぐる警察ドラマ「64(ロクヨン)前編・後編」の感想です。
 
五円.jpg  昭和64年の五円硬貨です(作品とは関係がありません)

この作品は、少女誘拐殺人犯を取り逃がしてしまい時効まであと1年と迫る瀬戸際捜査が描かれたドラマですが、犯人と警察の比重で見た場合、犯人よりもむしろ警察内部の問題に重点が置かれた前編と謎に包まれていた警察内部の闇と犯人像に迫る後編の2部構成です。

警察関係の方ならば、組織内のことは熟知しているでしょうから迷うことなく楽しめて、そこはちょっと違うかも・・なんて突っ込みを入れたりなんかする余裕もあろうかと思いますが、外の人からすれば刑事部、警務部といった基本部分からしても理解するまでにはタイムラグが生じます。それはいいとして、本来警察は誰のためにあるのかという原点に返った場合、出世や既得権を優先させて良いものか?また、融通の利かない縦社会の弊害や捜査に影響する報道の問題など様々な重力と引力の駆け引き、せめぎ合いの中で一人の男が遺族と接し、自身の問題と向き合いながら覚悟を決めて行きます。
 
64前.jpg 

前編では記者クラブと広報室の対立がとても印象に残りましたが、この作品を観るまで記者クラブって " タモリくらぶ " に毛の生えたようなものを想像していましたけど、ぜんぜん心得違いでした。あの調子(劇中の記者クラブ)で舛添さんが集中審議を受けたら、どうなったのでしょうか?それにしましても広報官の三上(佐藤 浩市)と記者クラブのやりとりは感動的で泣かされました(佐藤さんカッコイイ~!)。
 
64後.jpg 

後編は、時効まであと1年と迫ったタイミングで64(ロクヨン)模倣事件が発生します。この事件は、単なる模倣なのか、それとも真犯人の警察に対する挑発なのか?前編で起こった出来事が、複線となって謎が明かされて行きますので、前・後編の鑑賞期間は短いほど良い(出来れば同日鑑賞が理想)と思います。

二部作通して気になった部分を詠みました。 「主人公 我が娘(こ)の亀裂 未解決」

監督:瀬々 敬久
脚本:久松 真一
原作:横山 秀夫「64(ロクヨン)」(文春文庫刊)

キャスト
三上 義信(佐藤 浩市)、雨宮 芳男(永瀬 正敏)、秋川(瑛太)、松岡 勝俊(三浦 友和)、赤間(滝藤 賢一)諏訪(綾野 剛)、美雲(榮倉 奈々)他

2016年日本映画
第一部上映時間:2時間1分
第二部上映時間:1時間59分
 
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北海道シリーズ最終回です。映画ファンが小樽に行ったらここは外せないでしょ、「石原 裕次郎記念館」 。
私にとっての石原 裕次郎 さんと言えば、やはり「太陽にほえろ!」のボスなんです。いぶし銀と申しますか、どっしりとした大きな存在、そんなイメージでした。お恥ずかしい話ですが、スクリーンでの裕次郎さんにはあまり馴染みがありません。ですが記念館でも紹介されている「黒部の太陽」は、観たいと思っているんです。
 
石原裕次郎記念館チケット.jpg 
 
石原 裕次郎 さんは若くして他界されてしまいましたが、ご存知の通り大スターであり、セレブでしたのでそのすべてが記念館に集約、保存されていました。平日ではありましたが、ご年配の方々が生前を懐かしむように多く訪れていたことが印象的です。
 
石原裕次郎記念館1.jpg 
 
写真をご覧いただければお分かり頂けると思いますが、とても立派な記念館で見学順路は1階から2階のコースとなっています。記念グッズの展示や販売も行われていました。
 
クルーザー.jpg 
 
記念館の隣には、トレードマークにもなっているクルーザーが展示されています。 この趣味は、知りませんでしたがさすがセレブ!
 
ロビー.jpg 
 
中に入って撮影が許されるのは、このロビーまでです。 ドラマで使用された車やバイクが展示されています。見学時間は2時間で余裕と思っていたのですが、ミニシアターでの上映や映画「黒部の太陽」のセットなどを見学しているうちにあっという間にタイムリミットになってしまいました。
 
石原裕次郎記念館パンフ.jpg石原裕次郎記念館パンフ裏.jpg 
 
写真は、記念館入場の際に配布される案内パンフです。 

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