SSブログ

「ヴィンセントが教えてくれたこと(字幕スーパー版)」

9月です。劇場では早くも「スターウォーズ」のグッズが並んでおりました。前売りはセブンイレブンが独占販売とこのシリーズが如何にスペシャルな作品であるかが伝わって参ります。

ヴィンセント1.jpg

「ヴィンセントが教えてくれたこと(字幕スーパー版)」を鑑賞しました。表向きは不良老人と小学生のバディムービーという印象でしたが、クライマックスで予想外の感動が・・・。

街で嫌われ者(おやじ)のヴィンセント(ビル・マーレイ)はその素行の悪さ、ささくれた性格ぶりが、冒頭から印象付けられますが、観終わってみれば、この作戦は監督にしてやられた感があります。不良おやじの意外な一面、ギャップに易々と心を奪われてしまいました。

ある日隣に越して来た母子とヴィンセントの初対面は、ご多分に漏れず最悪でしたが、転校早々息子オリヴァーが学校で悪ガキに家の鍵を奪われ、ヴィンセントの世話になるところから二人の関係が始まります。シングルマザーのマギーは、仕事の事情からヴィンセントと契約を結び仕事から帰るまでの時間オリヴァーを預けますが、ヴィンセントは教育上問題と思われる大人の世界を社会勉強と言わんばかりにオリヴァーに体験させ、悪ガキからの防衛策も指導。二人は次第に打ち解けあって行きます。

子どもな大人ヴィンセントとしっかり者のオリヴァー。二人の関係がバランス良く、ひ弱だったオリヴァーが感動に導びくキーマンになろうとは・・・、まさかまさかの展開でありました。この作品は、介護やいじめ、親権問題など日本と同じ問題が背景にあり、特にヴィンセントの身の上は、BGMが流れているからこそ普通に観ていられますが、もしBGMがなかったらあまりにもリアル過ぎて、映画の世界から現実に引き戻されてしまいそうです。幸か不幸か、そんな鑑賞者への救いとなるのがダカ(ヴィンセントの愛人)との大人の関係でした。

ビル・マーレイというと私の場合「ゴーストバスターズ」が一番に浮かびます。「ゴーストバスターズ」が上映された1984年はお正月映画の目玉として「ゴジラ」、「グレムリン」、「ゴーストバスターズ」の頭文字を冠し " 3G " と呼ばれていました。ネット上では「ゴーストバスターズ」の続編もあるようですが、正式な報道は今のところありません。

監督・脚本・制作:セオドア・メルフィ

キャスト
ヴィンセント(ビル・マーレイ)、マギー(メリッサ・マッカーシー)、ダカ(ナオミ・ワッツ)、オリヴァー(ジェイテン・リーベラー)他

2014年アメリカ映画
上映時間:1時間42分

ヴィンセント2.jpg

新作映画・試写会ブログランキング参加用リンク一覧

最近、ツタヤさんへDVDをレンタルに出掛けましたら受付レジが従来の対面方式からセルフレジへと変わっておりました。ガソリンスタンドがセルフになった時はインパクトありましたが現在では、食品量販店のレジ、映画のチケット発券もセルフになり自動化の波が広がっております。慣れてしまえば、とても便利で頭の体操にもなります。車も自動運転は近い将来ですし、やがては介護もその方向だそうです。このまま行けばSF映画ではありませんが、1億年後人類は脳だけの生き物に進化しているかもしれませんね(笑)


nice!(30)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 30

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。