「暗殺教室」

今回は、人気コミックが原作の映画化作品「暗殺教室」の感想です。

「このマンガがすごい！2014年」で1位に選ばれた原作は現在も連載中ですが、こちらは毎度のことですが未読です。知的生命体と学生の「暗殺を通じた授業と交流」が描かれた本作は、意外にも涙を誘う場面もありますが謎も多く、説明もなされていません。この流れは明らかに続編乞うご期待の幕引きでした。

私が知りたい謎を大きく三つに分けてみました。

その1　そもそも知的生命体の地球を破壊する理由と目的は何なのでしょうか？
その2　E組の担任教師になった理由が知りたいです
その3　" 彼 " （生徒から殺せんせーと命名される）の行動を見る限りでは、凶悪エイリアンとはとても思えないどころか、逆に生徒から慕われ、尊敬される存在になりつつあり、生徒との信頼関係すら感じられます。このような関係性からこの先、仮に暗殺が失敗に終わったとして本当に地球を破壊出来るのでしょうか？

ッとまぁ、たくさんある中、素朴な疑問や今後の展開についてのなぞを挙げてみました。

月（ムーン）の7割を破壊し、一年後には地球を破壊すると予告するなぞの知的生命体（殺せんせー）は某有名進学校の落ちこぼれ組とされるE組の担任として赴任します。" 彼 " を卒業までに暗殺することが出来たら政府から成功報酬として100億円が約束されています。地球の運命は彼ら生徒に託された訳です。政府監視下のもと第一級の殺し屋、自立思考固定砲台なども生徒同様 " 殺せんせー " の暗殺に躍起となりますが・・・。

タコ型超生物で3年E組の担任である " 殺せんせー " は一見「宇宙戦争」に登場するエイリアンを彷彿とさせる触手と頭はスマイルバッジ（昔流行りました）をとっつけたような姿は原始的で未来志向の融合型です。一匹（一人？）で月を破壊するほどのパワーを秘め、移動能力はそのスピードがなんとマッハ20。仮面ライダー1号のバイク「サイクロン」はバックのスピードが時速100キロみたいなオーバースペックであったようにこの先生の速さも桁外れ！生徒たちの一斉射撃をかわしながら生徒の点呼を取ったり、勉強を適格に瞬時にサポート出来る上に、教師としての責任感も自覚しています。道徳的な観点から暗殺の美学をも語る " 殺せんせー " の超頭脳は最大の武器です。それでいて可愛らしい欠点もさらけ出す、こんな " 殺せんせー " の結末はとても気になります。

監督：羽住　映一郎
脚本：金沢　達也

キャスト
潮田　渚（山田　涼介）、赤羽　業（菅田　将暉）、茅野　カエデ（山本　舞香）、堀部　イトナ（加藤　清史郎）、烏間　惟臣（椎名　桔平）、鷹岡　明（高嶋　政伸）、イリーナ・イェラビッチ（知英）他

2015年日本映画
上映時間：1時間50分

3月は年度末で卒業式シーズン、番組改編の時期です。私の生活に潤いを与えてくれているラジオでは長く親しんだお馴染みの番組も次々に終了若しくは引っ越しといったアナウンスに一抹の寂しさを感じつつ、新しい番組に対する期待感も入り交ったおセンチな気分でありますが、これも進歩ととらえ、古きを尊び、新しいものを吸収して行きたいと思います。ニッポン放送のＦＭ補完放送（ＦＭ93.0MHZ）が秋ごろから放送予定ということですがこれはラジオがモノラル放送からステレオ放送に変わって以来の大きなインフラニュースです。