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大人ドロップ

現在PCオーディオのライブラリー作りにハマっておりまして、映画鑑賞と並行の日々が続いています。今はMacの整理に追われておりますが次はWin PCもPCオーディオ化を考えています。こちらはUSB-DACは使用せずアクティブスピーカー(アンプ内蔵)を使用した簡易版として予定しておりまして整理が一段落したらまた、ご報告させて頂きたいと思います。

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樋口 直哉の青春小説映画化作品「大人ドロップ」の感想です。まず、この作品に興味を抱いたのはロケ地が伊豆であることです。バイクを乗りまわしていた頃は数え切れないほどツーリングやキャンプをしましたし、車では民宿で海鮮料理を堪能し温泉、イチゴ狩り、ゴルフにテニスと遊びまくりでしたから日本国内にある半島の中で一番足を運んだ想い出の地であります。ただ、本作に登場する伊豆急を利用した電車の旅だけは一度もないんです(現在ならば、それもありですかね)。考えてみたら電車の旅って、仕事でしか経験がないことに気が付きました(どうでもいいことですみません)。

高校生活最後の年、仲の良い男二人、女二人がそれぞれに思いを秘めながら恋に悩み、大人の階段を登る4人の青春物語は河津駅周辺が拠点です。高校3年生って舟木一夫の歌の歌詞にも登場しますが大学に進学するか、社会人になるかのデリケートな年代ですよね。この年代にとっての大人ってつかみどころがなくて、世の中には私のようにいつまでも子どものままの大人(法律的に)もいたりしますから、要するに難しいお年頃です。昔学生だった大人からすれば当事者である彼等の様子が懐かしくもあり、羨ましくもありでとても味わい深い空気感が楽しめた作品です。

悩み多き浅井くんと親友の岡田くんは、とても仲良しで二人の屈託の無い会話は漫才の掛け合いみたいで高校生離れしています。男同士なら自分のことを雄弁に語ることの出来る岡田くんですが、いざ想いを寄せる入江さんを前にするとコチコチで素っ頓狂なセリフしか出て来ません。そんな岡田くんから相談を受けた浅井くんは入江さんとピアノの連弾をしている同級生の野中さんと結託し、ダブルデート作戦を展開しますが、作戦はみごと玉砕!入江さんから怒りをかってしまいます。この恋の顛末は意外な結末で幕を下ろしますが親友であればこそのサポートあり、助言ありで4人であることの意味合いがとても重要なプロットになっています。

のどかな河津周辺の様子がこの作品には、写真集のように登場しますが少し離れた農道など場所によっては街灯もなく夜は真っ暗なんですよね。これは今も変わりない様子らしく映っていましたがあの頃を思い出しました。どうでもいいことで始まってどうでもいいことで締めさせて頂きますが入江さんと野中さんがピアノの連弾をしている部室の中で無造作に置いてあるスピーカーはYAMAHA  NS-1000MONITOR と言うモデルで私が20年以上使用している現役の愛機であることもあり、この作品に親近感を抱いてしまった訳です。

監督、脚本、編集:飯塚 健
原作:樋口 直哉

キャスト
浅井 由(池松 壮亮)、入江 杏(橋本 愛)、野中 春(小林 涼子)、岡田 始(前野 朋哉)他

2013年日本映画
上映時間:1時間59分

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先日劇場で初代ゴジラのチラシを見つけました。7月25日(金)公開のハリウッド版「GOODZILLA」の前売り券を購入し、窓口で提示すると500円で鑑賞出来ると案内されています。原点である初代版はデジタルリマスターされたクリアな映像で6月7日(土)公開だそうですが前売り券を窓口に問い合わせましたところ発売はまだということでした。1954年11月3日に上映された初代「ゴジラ」は当時道玄坂の上映館渋谷東宝では次回上映を待つ観客の列がハチ公像に及んだと記されていますが本当だとすればすごいですね!(並ぶのは嫌ですけど・・・笑)。

ゴジラリマスター版.jpg


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