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トイストーリー3(日本語吹き替え版)

ここ最近油絵と陶芸の作品展を見学する機会があり足を運んで参りました。油絵の方は一昨年に定年退職した先輩から案内状が届きました。娘さんが芸大で油絵を選考しているという話は伺っておりましたがまさかご本人の作品展出品とは驚きました。娘さんからアドバイスでもあったのでしょうか、作品は素人離れした完成度。一方陶芸は友人が毎年この時期になると連絡をくれる作品展出品でもう今年で4回目になります。3年持つのかという予想に反し、現在も頑張っています。芸術作品を鑑賞すると頭のどこか油が切れていたところにオイルが注入されたような気分になります。私も陶芸はさわりだけ経験しましたがこれはハマりますね~。でも今の趣味を減らさない限り新しい趣味に加えることは出来ません。

トイストーリー3.jpg 前売り券

ピクサー最新作「トイストーリー3(日本語吹き替え版)」を紹介します。上映が始まってからもう1ヶ月くらい経過したでしょうか、今さら紹介と言っても旬を過ぎていることは否めませんが評判もよくもうしばらく上映は続きそうです。フルCGの元祖であり、おもちゃの視点で描かれたこの作品はシリーズ3部からなる大作CGとなり子供どころか大人も感動する大団円となりました。人間がもしおもちゃになったら。。。この発想で考えるとその運命はとても切ない物語です。こどもに夢を与え、好奇心を満たしたら飽きられてポイ、運が良くても押し入れに忘れ去られてしまうんです。上映が終わってから隣に座っていた20代くらいの若いカップルのお兄さんが彼女に「ああ~っ、俺感動した~」の一言が印象深かったですね。

おもちゃにとって必ずやって来る別れ、それは愛してくれた子供の成長と同時にやって来ます。長年つきあってくれたアンディは大学生となりウッディのみお供に選ばれます。バズ他お馴染みの仲間たちとお別れになる流れとなる中、おもちゃ自身も自分たちのこれからを案じ、それぞれの道を模索していました。そんな矢先思いもよらない運命のいたずらで想定外の旅をする羽目になってしまいます。理想と思われた保育所の施設にやって来たもののそこはアンディとは違ったおもちゃたちにとっては散々な世界で安住の地とは言えません。離れ離れになってしまった仲間たちを救おうとウッディは奔走します。

本来ウッディだけがアンディに選択され安泰なレールに乗っていた訳でありますが泣かせるのはやはり仲間を見捨てないで自分も仲間と一緒にいたいと懇願する心ですね。自分だけ良ければオッケーという風潮が支配的な昨今考えさせられる場面です。そしてアンディに変わる愛すべき新しいご主人様を得て鑑賞する私たちも安心させてくれる。自分たちを愛してくれるご主人と共に暮らして行きたい、そんな健気なおもちゃたちの気持ちや切ない運命を考えたらこの結末しかないでしょう。「よかった、よかった」

ところでジョン・ラセターさんは宮崎駿監督に以前製作のオファーをしたそうでありますが仕事の都合で応じられなかったそうです。この作品にはトイ・トトロが登場しますが日本語吹き替えバージョンのみのサプライズなのか定かではありません。しかし、この辺のサービス精神は見習わなければなりませんね。

監督:リー・アンクリッチ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:マイケル・アーント
日本語吹き替えキャスト
バズ・ライトイヤー(所ジョージ)、ウッディ(唐沢寿明)、ジェシー(日下由美)、ミスター・ポテト・ヘッド(辻萬長)、ミセス・ポテトヘッド(松金よね子)、ハム(大塚周夫)、スリンキー(永井一郎)、レックス(三ツ矢雄二)
2010年アメリカ映画
上映時間:1時間48分

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