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「ファナティック~ハリウッドの狂愛者~」

9月です。本日7日の朝刊でNETFLIXの全面広告にはド肝を抜かれました。PC画面に見立てたのでしょうか?印刷するインクの量がハンパない全面スミベタ、視覚訴求!「NETFLIXか~、観てえなぁ~。定期購読している雑誌が終了したら契約しようかな~」、なんて思いが巡りました(笑)


ファナティック.jpg


往年の先輩諸氏ならばジョン・トラボルタさんといえば「サタデー・ナイトフィーバー」ではないかと思います。エンディングに流れるビージーズの「愛はきらめきの中に」を聴きながらしばし余韻に浸りました。そのベテラン俳優トラボルタさんが最新作で演じたのは、なんとハリウッドスターを熱愛する映画オタク!ファンとして越えてはならない一線を越えてしまう危ないストーカーを怪演!ご本人も経験(ストーカーの憂き目)がおありなのか?「こんなトラボルタ見たくな~い!」とトラボルタファンの声が聞こえてきそうな演技は、もはや匠!(笑)


ハリウッド在住のムース(ジョン・トラボルタ)は、イギリス警察官の衣装で愛嬌をふりまくストリート・パフォーマー、そして熱狂的な映画ファン。ムースは、人気俳優ハンター・ダンバーの大ファンで彼にサインをもらうことを楽しみにしています。やっとめぐって来たサイン会当日、ダンバーのアクシデントによりサイン会はムースの前で終了。納得の行かないムースはダンバーに駆け寄りますが、冷たくあしらわれてしまいます。


俗に言う”オタク”と呼ばれる人の姿格好って、万国共通なのでしょうか?トラボルタさんのいでたちが日本で見かける人とおんなじで如何にもそれらしくて、まんまなんですよ。大ファンであるダンバーに冷たくあしらわれたことを発端にムースの心理状況が歪に変わってゆく様は見どころです。”こんなに熱心なファンなのに”という恩着せがましいオタクが”裏切られた”と感じた時の愛憎が恐怖を背負って忍び寄ります。


オタク、オタクって他人事のように言ってる私も実はオタクでした(笑)


監督:フレッド・ダースト

脚本:フレッド・ダースト、デイブ・ベーカーマン

原案:フレッド・ダースト


キャスト

ジョン・トラボルタ、デヴォン・サワ、アナ・ゴーリャ、ジェイコブ・グロドニック、ジェームズ・パクストン、ジョシュ・リッチマン、マーサ・ゴンザレス・ロダン、ケネス・ファーマーほか


2019年アメリカ映画

上映時間:88分


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