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「工作-黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」

連日コロナのニュースから目が離せない中で、ポツリと流れる北朝鮮 金正恩委員長重体説のニュース。トランプ大統領の声明も「概ね承知はしているが、今は言えない」。「遠くない将来に君たちも知ることになるだろう」って何かを含んだ物言いです。政権交代?なんか気になります。


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ということで、北朝鮮潜入に成功した韓国の工作員が主人公の映画「工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」を鑑賞してみました。


第二次世界大戦後南北に分断統治された朝鮮半島。現在も水面下で続いていると思われる南北スパイ合戦の1990年代を舞台に当時の北朝鮮核開発の実態を探るべく北潜入を命じられた韓国工作員(コードネーム:黒金星)の活動が描かれたサスペンスです。


007シリーズのようなスタイリッシュさ、派手さがないからこそ伝わる生々しい駆け引き、探り合い!瀬戸際外交と呼ばれる北朝鮮の実情やミサイル発射実験の意味、韓国大統領選挙と北朝鮮の関係等々国家間の思惑に翻弄される工作員の苦悩。所詮、工作員は、国家の捨て石なのか?韓国の日本バッシングが政治利用されている裏付けになるような作品で見ごたえありました。


国家と民族のために命をかけた韓国 工作員パク・ソギョン(ファン・ジョンミン)と北朝鮮 対外経済委員会所長 リ・ミョンウン(イ・ソンミン)の関係には、胸が熱くなりました。少なくとも二人のドラマが本作の屋台骨であり、2回鑑賞する動機になりました。


韓国の情報機関・国家安全企画部の室長チェ・ハクソン演じるチョ・ジヌンさんは、「新聞記者」に出演していた田中 哲司さんに相当する役柄なんですけど、お国は違えど同じ匂いを感じました(いい味出してます:笑)


監督・脚本:ユン・ジョンビン


キャスト
ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフン、キ・ジュボンほか


2019年韓国映画
上映時間:137分

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