「記憶にございません」&「プロメア」
朝夕が、めっきり寒くなりました。みなさま、体調をくずさぬようどうぞご自愛くださいませ。
話は変わりますが、ネットの情報でアメリカ映画の祭典アカデミー賞の部門「外国語映画賞」が2020年に開催される授賞式から「国際長編映画賞」に名称変更するそうです。英語での名称は「International Feature Film」です。選考対象は従来通り英語以外の映画で、米国以外で制作された作品が対象となる点も変わりはないそうです。
上映が始まってから7週目。ランキングでは、いまだベストテン圏内を維持している三谷 幸喜監督の人気コメディ「記憶にございません」。民衆の投石を頭部に受け、記憶喪失になった支持率最低の首相のお話。
病院で目覚めた彼は自分が何者なのか、なぜここにいるのかもわからない。病院を抜け出して途方に暮れているところをボディーガードに拉致され、官邸に連れ戻されます。側近に自分が誰なのかを尋ねるとテレビのスイッチを入れて解説。そこには、国会でふてぶてしく弁明をしている自分らしき男が…。秘書官が答えます「あなたは総理です!」
すべての記憶を失ってしまった総理を秘書官が必至でサポートするドタバタ劇ですが、これおもしれぇ~(笑) まず、タイトル。これ、たしか「ロッキード事件」の名台詞でしたよね。それと「あれがそれで、これがあれで…」と代名詞でやり取りする建設会社の社長。この人もあの人(実名は控えさせていただきます:笑)にそっくりで吹き出しちゃいました。事実上政界を牛耳っている鶴丸って…(モデルはK丸さんですか?プププッ!)もう政界パロディのオンパレード!
とにかく総理に近づいてくる人、関係のある人は、あやしい人たちばかりで、記憶を失う以前、いったいこの人は何をやらかしたんだと妄想が膨らみます(笑) しかし、記憶を失っているのでお話になりませんし、何よりもそのことはトップシークレット。本人は、自分の立場を考え、恩師に政治を教わると真っ当路線を歩み出します。もう、周りはビックリ、シャックリ!絵に描いたような「性善説」ぶりです(笑)
「いやぁ~、これで記憶がもとに戻ったらどうなるんだろ~?」と気を揉ませておいて、実は粋なシナリオが用意されていました。そこが、この作品の人気を決定づけたところではないでしょうか。
監督・脚本:三谷 幸喜
キャスト
中井 貴一、ディーン・フジオカ、小池 栄子、石田 ゆり子、草刈 正雄、佐藤 浩市、斉藤 由貴、木村 佳乃、吉田 羊、田中 崇、田中 圭、梶原 善、寺島 進、藤本 隆宏、迫田 孝也、ROLLY、後藤 淳平、宮澤 エマ、濱田 龍臣、有働 由美子他
中井 貴一、ディーン・フジオカ、小池 栄子、石田 ゆり子、草刈 正雄、佐藤 浩市、斉藤 由貴、木村 佳乃、吉田 羊、田中 崇、田中 圭、梶原 善、寺島 進、藤本 隆宏、迫田 孝也、ROLLY、後藤 淳平、宮澤 エマ、濱田 龍臣、有働 由美子他
2019年日本映画
上映時間:2時間7分
上映時間:2時間7分
「プロメア」<イメージ写真ありません、ご容赦>
SNSの情報でアメリカの現地時間16日、映画芸術科学アカデミーが第92回アカデミー賞長編アニメ映画部門にエントリーされた32作品を発表。日本からは、「天気の子」、「プロメア」、「若おかみは、小学生」、「海獣の子供」の4作品がエントリーとありました。「プロメア」以外の3作品は、鑑賞済みですが、「プロメア」は予備知識もなく、急遽応援上映に出掛けました。
ところが、上映開始を分かってはいたものの、トイレを我慢できなくてオープニング数分間を見逃してしまうという失態。何も分からないままの途中鑑賞というのは、逆に雑念がなく、ストーリーに集中出来たと思います(笑)
放火犯(例えは悪いですが)マッドバーニッシュとバーニングレスキュー隊の対立のお話だと単純に思っておりましたら、地球滅亡の危機が近づいていて、選ばれた人類1万人を乗せた巨大母船で、地球型惑星への移住計画が進行するというスケールの大きな作品でした。
しかも敵だと思っていたバーニッシュ(炎を操る種族)が、実は巨大母船をワープさせるためのワームホール発生の動力エネルギーに利用されていたという真実。みんなの税金で建造した母船なのに選ばれなかった民衆の怒りは?(これは描かれていませんでした:笑)。考えさせられる作品でした。
声の出演も俳優の松山 ケンイチさん、堺 雅人さん、早乙女 太一さんと豪華な顔ぶれです。以上若干端折ってしまいましたが、4作品の中でどの作品がノミネートされるのか、楽しみです。
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