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「オリエント急行殺人事件」

12月に入って寒さも本番になりました。寒いのは苦手ですが、温かいものがより美味しく頂けることと、心地よく眠れることが冬の良いところ(笑)インフルエンザの予防接種も受けましたので、その効力に期待し健康に過ごしたいものです。アガサ・クリスティーも晩年は風邪をこじらせて亡くなったようですので皆様、どうぞご自愛ください。


オリエント急行殺人事件.jpg


イギリスには女王が二人います。エリザベス女王とミステリーの女王アガサ・クリスティーです。私は、ミステリーフリークでもなければアガサ・クリスティーの小説すら読んでいませんが、1978年12月9日に上映された「ナイル殺人事件」の影響でその名が心に刻まれました。当時テレビCMで流れた作品のテーマ曲「ミステリー・ナイル」が、大ヒット(勿論作品も)!ミステリーという冠作品が、「こんなに面白いんだ」と感じさせてくれました。しかも、今と違って入れ替え制ではなかったので一日に2回観ましたからね(そりゃあ、忘れませんよ)。


ミステリー・ナイルジャケット.jpg

ミステリー・ナイルレコード.jpg


ただ、お目当ては「ナイル・・・」ではなくて併映された「ルパン三世~カリオストロの城~」だったのでお粗末ですが、意外な発見だけに強く印象に残ったわけです。しかも名探偵ポワロを名優ピーター・ユスチノフさんが演じていることも感動でした。ピーター・ユスチノフさんは子供の頃にテレビで観た主演の「黒ひげ大旋風」という作品が大好きだったので、このような繋がりも無意識に覚えていたのだと振り返ります。


ナイル殺人事件DVD.jpg 未開封のままの所蔵DVD


黒ひげ大旋風DVD.jpg 未開封のままの所蔵DVD


前置きが長くなってしまいましたが、「オリエント急行殺人事件(字幕スーパー版)」です。本作も名探偵ポワロが、事件を解決する推理ドラマです。昔見たテレビCMでは、アガサ・クリスティーの得意分野は毒殺だそうで、調べてみますと薬剤師の助手を経験した時代があり、そこで知識を習得した模様。列車で起きた殺人事件の謎解きの中で、聞いたこともない薬品名をポアロが指摘。しかし、決定的手段は、複数の刺し傷、果たして犯人は・・・。


アガサ・クリスティーの映画化作品で私が記憶しているのは、「オリエント急行殺人事件」、「ナイル殺人事件」、「クリスタル殺人事件」ですが、同じ原作者であっても結末が、まったく異なるところもお楽しみの一つではないかと思います。そういう意味では、他に類を見ない結末であり、本作が映像化に選ばれた理由ではないでしょうか。1974年制作、1975年5月に日本で上映された「オリエント急行殺人事件」はイギリス映画でしたが本作はアメリカが制作していることも大きな特徴です。


ナイル殺人事件.jpg

クリスタル殺人事件.jpg


監督:ケネス・プラナー
脚本:マイケル・グリーン
原作:アガサ・クリスティー「オリエント急行の殺人」


キャスト
エルキュール・ポアロ(ケネス・プラナー)、ブーク(トム・ベイトマン)、ピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、ゲアハルト・ハードマン(ウィレム・デフォー)、ドラゴミロフ侯爵夫人(ジュディ・デンチ)、エドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)、ヘクター・マックィーン(ジョシュ・ギャッド)、エドワード・ヘンリー・マスターマン(デレク・ジャコビ)、ドクター・アーバスノット(レスリー・オドム・ジュニア)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)他


2017年アメリカ映画
上映時間:1時間54分


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「オリエント急行殺人事件」の1974年制作バージョンは、DVDを所蔵しておきながら未だに未開封のままで結果、最新映画で初めて鑑賞することになりました(笑)


オリエント急行殺人事件DVD.jpg

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