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「ソニック・ザ・ムービー(字幕スーパー版)」

最近のラジオ ニッポン放送「あなたとハッピー」の聞きかじり情報部のコーナーは、耳がダンボになりました。話題は日本語検定でこれまで最上位だった1級のさらに上の階級「日本語の達人」という称号が設立されたということなのですが、そこで取り上げられた正しい日本語の意味として問題が複数紹介されました。その中のひとつ Q.借金をなしくずしにする。このなしくずしとは、どういうふうにつかいますか? 私は意味としては「なかったことにする(実は65%がこの回答)」だと思っていたのですが、正解は「少しずつ返してゆく」ことなのだそうです。この答え、さかなくんじゃないけれどギョギョッ!(笑)


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今年上半期の締めは、「ソニック・ザ・ムービー」です。日本のゲームメーカー「セガ」の人気ゲームがハリウッド映画として凱旋!タイトルはもちろん、ソニックがハリネズミキャラであることも知っていましたが、ゲームをプレイしたことはありません。ソニックの見た目が、ぬいぐるみ風なので一瞬ためらいもありましたが、鑑賞して5分後には馴染んでいました(笑)


ソニックの星では、母親のフクロウ(これシャレですかね?おふくろう)と平和に暮らしていたのですが、ソニックの秘められたパワーをねらうモノたちからの襲撃を逃れてひとり地球にやってきます。その10年後からの物語が描かれています。


地球人とその生活を学習し、文化も嗜むソニックですが、ある日ひとりベースボールを楽しんでいたら突然覚醒したパワーの影響で町中が停電に!この事件の調査で派遣されるのがドクター・ロボトミック(ジム・キャリー)。天才的な頭脳と技術、誰に対しても上から目線のパンクな科学者とハリネズミ ソニックの高速鬼ごっこが開幕!


ソニックのスピード感を活かした映像は、見どころとして効果的。悪役のジム・キャリーさんは、はまり役です。この人のお陰で作品が、盛り上がっているといっても過言ではない健在ぶり。ジム・キャリーさん主演作品では「マスク」、「トゥルーマンショー」、「ライアー ライアー」は、好きな作品です。エンディングでは、続編を匂わせる映像もあり、ソニックの人気のほどがうかがわれます。


ゲームをモチーフとした作品では「モンスターハンター」も控えていて、こちらも「バイオハザード」シリーズでお馴染みのミラ・ジョヴォヴィッチさんが出演します。楽しみです。


監督:ジェフ・ファウラー
脚本:パット・ケイシー&ジョシュ・ミラー


キャスト
ジェームズ・マースデン、ベンシュワルツ、ティカ・サンプター、ジム・キャリーほか


2020年アメリカ映画
上映時間:100分


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「ランボー/ラスト・ブラッド」

「ハケンの品格」新シリーズが、始まりました。前作から13年ぶりの復活ですが、大前 春子役の篠原 涼子さんが全然変わっていないところはさすがプロ。13年前とは世の中もだいぶ変わりましたが、楽しませていただいております(笑)


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シルベスター・スタローンさん主演の「ランボー」もシリーズ40周年!最新作「ランボー/ラスト・ブラッド」は、ご本人の年齢からしてもこれが最後のド級アクション。「ロッキー」では、引退後「クリード」という作品で新たな展開に入りましたが、永年戦い続けて来た孤高のヒーロー「ランボー」は、良い潮時だと思います。


ランボーが、やっと手に入れた安住の生活。友人マリア、孫娘ガブリエラと養子縁組で家族となり、3人で暮らす平和な日常が続いていた。大学進学を控えたガブリエラが自分を捨てた父に会いたいとランボーに相談するが、クズだと拒否される。しかし、気持ちを押さえきれないガブリエラはひとりメキシコへと向う。


父親と会った後にクラブで行方不明になったとガブリエラの友人ジゼルから、連絡を受けたランボーはメキシコへ。様子のおかしいジゼルに不信感を抱いたランボーは、クラブに向かいガブリエラと接触のあった男を締め上げる。


何度も地獄を味わってきたランボーというキャラは、シリーズ通してヒーローではあるけれど、この終わり方は気の毒としか言いようがありません。これがお国のために戦ってきたヒーローの末路か?家族のために命を賭して、闇組織相手に怒りの臨界点突破!原点回帰したゲリラ戦では、持ち前のスキルを発揮し、悪党どもと対決!


もう、これはランボーと共に怒りを爆発させましょう!スカッとします(笑)


監督:エイドリアン・グランバーグ
脚本:マシュー・シラルニック、シルベスター・スタローン
ストーリー:ダン・ゴードン、シルベスター・スタローン


キャスト
シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バサーラ、イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダほか


2019年アメリカ映画
上映時間:101分


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「GOOD BOYS]

テレビで放送されていることを知らなくて、今年から視聴し始めたテレビ朝日の「熱闘!Mリーグ」2019ファイナルシリーズが、ようやくスタートしました。麻雀ファンならばご存知、麻雀のプロリーグで、日々の激闘をダイジェストでお届けする番組。ちなみに俳優の萩原 聖人さんもMリーガーです。麻雀の世界は、男社会と思いきや女性Mリーガーの活躍も目が離せません。熾烈な戦いの中、プロならではの鮮やかな役満が飛び出たかと思えば、まさかの少牌(ショウハイ)もあったりで、喜怒哀楽の大混戦。4チームで行われている決勝戦の行方が気になります。それにしましてもプロでも少牌なんてあるのですね(なんかほのぼの)、私もよくチョンボやりました。それは、スカートめくり(やってはいけないという意味合いで命名。違う山から牌をツモること)です(笑)


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子どもが主人公のファミリー作品は、敬遠してしまいがちなのですが、「ソーセージ・パーティー」の制作陣が手掛けた作品とあっては、見逃せません。キスの経験がない3人組の小学生が、大人の階段を昇るための冒険コメディ!お下劣だけど大まじめなドタバタが笑いを誘います。


仲の良い3人組の小学生マックス、ルーカス、ソー(ビーバッグ・ボーイズ)は、友人が主催する「初キス・パーティ」にお呼ばれしますが、キス経験のない3人は、パーティーで失敗しないようキスのリサーチを開始。ネットで調べたり、隣近所にドローンを飛ばし、キスシーンの撮影を敢行したり!ところが…。


3人のやることなすこと家族や友人たちも巻き込み、大騒動に発展!取引、駆け引き、友情の亀裂に家族の悩みもあったりして…。ハラハラさせることも知られたら赤面必至のことも知らないが故に笑い飛ばせるのは、天真爛漫な小学生のなせる技!


ソーセージ・パーティーの制作陣は、期待を裏切りませんでした。子どもたちが知らないことをいいことになんてことさせるんだ!のてんこ盛り。ソーの両親(不在)が愛用するSMプレイのグッズやラブドールなど世間には知られたくない嗜好が、白日の下にさらされ、挙句の果ては、小さなボールが等間隔でついている紐のようなグッズをマックスの大好きなブリクスリー(黒人少女)にネックレスとしてプレゼント!それはネックレスじゃないよ、ヤバイ!(苦笑) 


それでも全米では「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」をぶっちぎり、初登場NO.1に輝いたのだとか、あんたも好きね~(笑)


監督・脚本:ジーン・スタプニッキー
制作・脚本:リー・アイゼンバーグ


キャスト
ジェイコブ・トレンブレイ、キース・L・ウィリアムズ、ブレイディ・ヌーン、モリー・ゴードン、ミドリ・フランシス、リル・レル・ハウリー、ウィル・フォーテほか


2019年アメリカ映画
上映時間:90分


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「ストーリー・オブ・マイライフ~わたしの若草物語~」

コロナ禍で上映作品の延期が続き第93回アカデミー賞授賞式はどうなるのかを気にしていたタイミングでSNSから情報が流れて参りました。当初予定されていた2021年2月28日の授賞式が4月25日に延期されると言うことで賞の対象も2020年12月31日までのところを2021年2月28日まで公開された作品が該当するそうです


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アカデミー賞受賞作品は、全部は観られなくても押さえられるだけ押さえておきたいということで鑑賞した「ストリー・オブ・マイライフ~わたしの若草物語~」は、衣装デザイン賞に輝きました。


「若草物語」はタイトルだけは知っていましたが、150年も愛されている作品だったのですね。物語は、原作者ルイーザ・メイ・オルコットさんの自伝小説ということでその4姉妹の人生が描かれた群像劇です。同じ姉妹でも考え方、価値観がみんな違っていて、現在を生きる女性たちにとっても自分の考える幸せについて参考になるような作品ではないかと思います


彼女たちのストーリーは、みんな時代を感じながら家族を想い、夢をかなえようと前向きです。そんな中で結婚だけが女性の幸せではないと言う次女のジョーが、心の寂しさを吐露するところは、印象的でした。


結婚観については、現在の日本はだいぶ様変わりしました。


友人たちの話題に混じって結婚してよかったか尋ねたことがありますけど、遠慮もあったのかもしれませんが、質問に困っていた様子(そこは嘘でもいいから最高!といいましょう:笑)。人生に答えはありませんので、結婚していてもしていなくても幸せであって欲しいと願う訳です。


話はそれましたが、永年愛され続ける作品を鑑賞するご縁があってよかった(笑)


監督・脚本:グレタ・ガーウィグ


キャスト

シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ローラ・ダーン、ティモシー・シャラメほか


2019年アメリカ映画
上映時間:135分


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「デッド・ドント・ダイ」

今週のラジオ ニッポン放送「あなたとハッピー」ちまたの今をまるかじりコーナーでコンビニのコピー機が混雑しているという情報がありました。理由は定額給付金の申請に必要な免許証や通帳のコピーに利用するお客さまが増えたからだそうです。それに伴い、免許証や書類などの忘れ物も増えているそうです。これから利用される方はご注意ください。蛇足ですが、コンビニでの忘れ物で友人から聞いた話を思い出しました。友人の娘さんの友人(外国籍)がコンビニでアルバイトをしていた時、免許証の忘れ物があって、ご本人らしき男性から電話がかかってきたそうです。外国籍の友人は、日本語は話せますが漢字が読めないので名前の確認が出来ません。そこで免許証の顔写真の特徴で確認をしました。その第一声が、「はげてますか~?」ですって(苦笑)


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「デッド・ドント・ダイ」は、ゾンビのコメディ作品です。カントリー風のオープニングテーマが、劇中でもヒット曲としてラジオから流れたり、蘇ったゾンビたちは、生前好きだったお酒やコーヒーを所望するなど欲求にかられたゾンビが登場します。映画に詳しい雑貨店の店主が「ゾンビ映画は全部観た!」と語りますが、これは単なるシナリオではなくて、制作者の代弁ではないか?お笑い要素をちりばめつつ、究極のゾンビファンであってもこれまでに誰も観たことがない、突飛なゾンビ映画をめざしたと思えるストーリーです(笑)


異常現象は、北極で行われた大規模工事の影響か?


田舎町センターヴィルの警察署長クリス(ビル・マーレイ)と巡査のロニー(アダム・ドライバー)はある通報で巡回中、夜8時を過ぎても陽が落ちないことに異常を感じます。他にも時計が止まったり、動物たちが姿を消したりとただならぬ気配が。テレビニュースで、世界的な異常現象はエネルギー企業が行った北極での水圧破砕工事が原因と報道。


平和で閑静な町に殺人事件が!


そんなある日、町に一軒しかないカフェ「ダイナー」で経営者と女性店員の猟奇殺人事件が発生。獣の仕業ではないかと噂されるが…。


「ゾンビ映画は全部観た!」って言うので何作くらいあるのか「ウィキペディア」で調べてみましたら1930年代から始まって2020年の現在まで、制作国はアメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、スペイン、フランス、ベルギー、香港、ニュージーランド、ドイツ、アイルランド、台湾、アルゼンチン、日本、カナダ、ポルトガル、オーストラリア、チェコ、ギリシャ、タイ、パキスタン、ノルウェー、セルビア、フィリピン、リトアニア、インド、ブラジル、韓国と世界28カ国。作品数は、1930年代2本、1940年代4本、1950年代が3本、1960年代が9本、1970年代が21本、1980年代が62本、1990年代が32本、2000年代が162本、2010年代が41本、2020年代が1本の全337本でした。ちなみに「ウィキペディア」には、前に紹介した「ゾンビの中心で、愛をさけぶ」と本作が入っていませんでした。これを加えると339本になります。全部観たら「ゾンビ博士」ですね(笑)


監督・脚本:ジム・ジャームッシュ


キャスト
ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ロージー・ペレス、イギー・ポップ、サラ・ドライバー他


2019年アメリカ映画
上映時間:104分


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「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」

アメリカの黒人男性死亡事件に端を発した大規模デモは、世界に飛び火して、再び人種問題が叫ばれています。デモは権利ですが、便乗した略奪行為、破壊行為、暴力行為を行使してしまっては何のためのデモなのか考えてしまいます


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1969年東大駒場キャンパス900番教室で開催された東大全共闘と作家三島由紀夫さんの討論会記録映像が世に公開される四章構成のドキュメンタリー。「右翼(保守派)三島由紀夫vs左翼(革新派)東大全共闘」の図式は、のっけから対決の様相を呈しており緊張感が走ります。警察の警護を断り、本人一人で乗り込んだ討論会の行方は?


1960年代の学生運動は、テレビの普及に伴い反戦運動など世界的に波及していた時代。メディアの報道がなければ、知られなかったであろうこの討論会はTBSのみが保管する貴重映像で、当時三島由紀夫さんと討論を交わした学生たちが証言者として、また親交のあった著名人が作家 三島由紀夫の人物像について語りますが、一度視聴しただけではすぐに理解が出来ない一連の発言について時代背景やイデオロギー、三島由紀夫さんの著書などを交え誤解を招かないよう補完されています。


会場に貼られた討論会ポスターは、ゲスト(三島由紀夫)をゴリラと形容し、飼育料100円と記された挑発的なものでした。私も三島由紀夫さんのイメージについては、明確なものはなく、ただ過激な作家というだけでした。なのでこれから、バトルでもはじまるのか?と一瞬脳裏をよぎりましたがいざ、討論が始まると意外にも飾らなくて、ユーモアがあって、人間味あふれる語り口調なものですから作家 三島由紀夫を論破し、尚且つ ぶっとばしてやろうと息巻いていた学生たちの意図は大きく外された格好です。


司会進行に則り、意思表明を行うと容赦ない学生からの意見に対し、ひとつひとつ真摯に向きあい応答します。討論会と言うひとつのテーブルでお互いがまず理解し合うというスタンスに三島由紀夫さんの人間性、やさしさが見え隠れします。この一年後に自決してしまうのだと思うと、とても悔やまれました。生きるということを持続してほしかった!


結果的にはモヤモヤしていた三島由紀夫さんのイメージも晴れ上がり、くせはあるけど憎めない人でした。討論会の結末は書きませんが想像付きますよね(笑)


監督:豊島 圭介


三島由紀夫、芥 正彦、木村 修、橋爪 大三郎、篠原 裕、宮澤 章友、原 昭弘、椎根和、清水 寛、小川 邦雄、平野 啓一郎、内田 樹、小熊 英二、瀬戸内寂聴


ナビゲーター:東出 昌大


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