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「ボルグ/マッケンロー」&「マイナス21℃」

最近気になった新聞記事(21日の朝刊1面)は、「日本に移り暮らす~労働者・生活者として 溶け込む外国人」です。現在日本で暮らす外国人は今年1月の時点で約250万人だそうです。つい最近、映画鑑賞に出掛けた先でも信号待ちをしていたら子どもを乗せ、チャリで横断する欧米の女性を見かけました。考えてみれば、この光景は珍しいものでもなんでもなく、外国に行かなくても外国人にいつでも出会える社会になりました。”多民社会”これからの日本のキーワードになりそうです。


ボルグマッケンロー.jpg


「ボルグ/マッケンロー」 このタイトルを冠する二人のテニスプレイヤーを平成生まれ諸氏は知らないかもしれませんが、実は二人とも日本のテレビCMに登場したほどのスタープレイヤーです。氷の男と表されるウィンブルドンの覇者ビヨン・ボルグ選手と対照的な炎の男ジョン・マッケンロー選手。作品はウィンブルドン決勝の激闘と対戦するまでの二人のエピソード、心理描写に迫る実話に基づく感動の秘話です。


ウィンブルドン4連覇の覇者ボルグ選手。沈着冷静で王者の貫禄そのもの。一方マッケンロー選手は主審の判定にクレームをつけ、”悪童”と揶揄されるチャレンジャー(現在のビデオ判定が採用されたきっかけは、マッケンロー選手のお陰ではないかと思っています:笑)!これはメディアを通じて知っている二人の姿です。この二人の過去を紐解いていくストーリーで意外な真実が明かされます。


性格が対照的な王者とチャレンジャーとなればメディアにとってこれ以上の宣伝材料はありません。しかし、当人たちは孤独で常にプレッシャーと闘っています。そして勝つために必死です。あの冷静なボルグ選手が、実はマッケンロー選手に自分自身を観ていたこと、これには驚きましたけどそんなボルグ選手がより好きになりました。現役プレイヤーのフェデラー選手を観ているとそのプレイスタイルからボルグ選手を思い出します。いちばんビックリしたのは、ボルグ選手の引退年齢が26歳だったことです。


マッケンロー選手がサウスポーだったこともよく覚えていますけどシャイア・ラブーフさんもサウスポーだったのですね。


監督:ヤヌス・メッツ


キャスト
シャイア・ラブーフ、スベリル・グドナソン、ステラン・スカルスガルド、ツヴァ・ノヴォトニー、レオ・ボルグ他


2017年スウェーデン・デンマーク・フィンランド映画
上映時間:1時間48分


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マイナス21℃.jpg


こちらも実話に基づくドラマ「マイナス21℃」。アイスホッケーの監督を父に持つエリック(ジョシュ・ハートネット)は厳格な父の教育に疲弊した過去を持ち、プロにまで上りつめるが、突然チームを去ってしまう。そんな彼は、やがて麻薬に手を染め、出廷を7日後に控えたある日、残り6日間をスノーボードで過ごすと母親の携帯に伝言を残す。過去を回想し、気持ちを整理するためのスノーボードであったが、山頂辺りから吹雪に見舞われ、彼は知ってか?知らずか?こともあろうに立ち入り禁止区域にボードを走らせてしまう。この作品は、極寒のシエラネバダ山脈で8日間彷徨い生還した男の壮絶なサバイバルドラマです。


最初は、登山での遭難かと思っていましたがまさかスノボで遭難とは…。私も遭難経験者なのでその心理状態が、よく解ります(笑)登山ならまだしもスノボじゃ装備もなければ食料もなし!しかも冬山ですよ!オオカミは出るわ、湖に落ちるわでよく助かりましたね(この状況が私だったら死んでます:笑)!


いやらしい話ですが、演じる役者さんのギャラって、どういう基準で決められているのかは知りませんけど、ジョシュ・ハートネットさんの遭難役は並のギャラではやってくれないでしょ~(笑) 仕事とはいえ、役者さんもたいへんだ~!


監督:スコット・ウォー


キャスト
ジョシュ・ハートネット、ミラ・ソルヴィノ他


2017年アメリカ映画
上映時間:1時間38分


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