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「MIDNIGHT SWAN ミッドナイトスワン」&「あのこは貴族」

5日くらい前からテレビの録画で使用しているBlu-rayレコーダーが、焼き込み用の生ディスクを認識しなくなりました(レンズクリーナーも同様)。家電量販店に相談しましたら修理が必要でその際レコーダー内のデータは、補償出来ないと言われたものですから、仕方なく自分でレコーダーの蓋をあけて直にレンズを掃除しました。しかし、結果は変わらず。ディスク読み込みの不具合以外は正常に動作しますので、色々考えた結果、自分でドライブを交換して、これでダメなら諦めて買い換えようと家電量販店に型番を控えてドライブを注文しましたら、メーカーがダメ出しして部品は売れないと却下。こちらの事情を察した店員さんのおすすめ、「SHARPさんのモデルならこんな時にデータの移し替えができますよ~」。以上レコーダーの不具合を通してわかったことをお伝えしました(笑)


ミッドナイトスワン.jpg

評判の良かった本作を遅ればせながら鑑賞してみたら…。いやぁ~、よかったですね~(こういう重い作品大好きです)!めっちゃ感動しました!もっと早く鑑賞したかった。パンフも欲しい~(後悔) 


LGBTのトラウマを抱える健二(心は女性)が母親から虐待を受けている少女 一果を、預かることから始まる二人の物語。関係もギクシャク、学校でもトラブルメーカーの一果を受け止めることが出来たのは、健二が人の心の痛みを知っていたから。健二が一果のバレー(踊り)の才能に気付いてから二人の関係の歯車が回り出す。


ストーリーは確かに「リトル・ダンサー」を想起させますが、「魂を揺さぶられる衝撃映画」という括りが、ドハマりの作品です。もう見ていられないほど痛くて、胸が苦しくなりました。鑑賞者を油断させておいて、奈落に突き落とす衝撃のシーン(監督さん、やめてくださいよ~、心臓に悪い!マジ、ビックリしちゃいましたよ。あのシーンです、アレッ!:誉め言葉)や、一果への思いが、だんだんエスカレートして行く健二の顛末といい、心の抑揚を表現する語彙が思考停止(笑)!


それにしましても健二を演じた草彅剛さん、一果を演じた新人の服部樹咲さん!もう拍手です!深く印象に残る作品でした。


監督・脚本:内田 英治


キャスト

草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖ほか


2020年日本映画

上映時間:124分


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あのこは貴族.jpg

タイトルに興味を持ち、鑑賞してみました。CDのジャケ買いみたいなものです(笑) こちらは原作小説の同名映画化作品。女性作家と女性監督がタッグを組んでジェンダー問題を格差社会の視点で問う。


俗に言う階級層が対照的な境遇にある女性ふたりがひょんな巡り合わせで出会い、新たな人生を踏み出す青春ドラマ。上流階級と下層階級の落差で、住む世界の違いを鮮明に表現しているところは印象的。ないものねだりではないけれど、何者にも縛られず自由奔放に生きる美紀(水原希子)の影響を受けたお嬢様 華子(門脇麦)の決断には、恐れ入谷の鬼子母神(笑)


東京生まれ、東京育ち、筋金入りのお嬢様 華子は、家族から言われるがままに何度かのお見合いを経て、弁護士の幸一郎と結ばれるのですが、期待されているお子に恵まれなくて妊活中。一方、富山から上京し、一流大学に入学するも仕送りが途絶え、夜のバイトを始めるが補い切れず中退し、OLとして働く美紀。この出会うはずのない二人が、出会ってしまう運命のいたずら。一触即発の出会いが華子の運命を変えてゆく。


弁護士幸一郎の親族が、家族として迎える華子の身元調査をしたというシーンは、なんか生々しかったですね。リアルでも皇室の結婚問題が、メディアを賑わせておりますけど、結婚相手については徹底的に調査するんでしょうね。


監督・脚本:岨手 由貴子

原作:山内マリコ「あのこは貴族」(集英社文庫刊)


キャスト

門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、銀粉蝶ほか


2021年日本映画

上映時間:124分


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