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「2020年月別ベスト PART3」

またまたラジオネタになりますが、2日火曜日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」のゲスト やくみつるさんの9時の聴きどこで、私の知る限りでは初めて(過去に聞き逃したかもしれません:笑)の映画紹介がありました。やくみつるさんは、漫画家でありコレクターであり、相撲や横浜DeNAの深いファンであり、旅や漢字、虫の達人でもある博学な方です(同じ漫画家として博学だった”はらたいらさん”を思い出します)。言葉を慎重に選び、豊富なウンチクで語られるコメントからは、インテリジェンスが伝わって参ります。そんなやくみつるさんのおすすめ作品は、

▽「キング・オブ・シーヴズ」2015年に実際に起きた強盗事件をモチーフにした作品(新作)

▽「大コメ騒動」富山県出身の俳優さんたちが、大活躍。現在富山で盛り上がっているそうです(新作)

▽「馬鹿が戦車(タンク)でやってくる」山田洋次監督の初期作で大江健三郎さんや安部公房さんといった日本の頭脳からも高い評価を得た作品らしく、やくみつるさんのイチオシ!

私は「馬鹿が戦車(タンク)でやってくる」に興味が湧きました。詳しく紹介を聴きたいと思われましたらラジコのタイムフリーでご視聴なさってください。


拙ブログで毎年恒例にしている、あくまでも個人主観による月別ベストの3回目です。記事を書いた作品もあれば、タイミングを逸して書けなかった作品もありますが、自分にうそはついていないと自負しております(笑)



2020年8月鑑賞作品(全8作品)

▽SKIN/スキン(短編、長編で1作品とカウント)

▽はちどり

▽海底47m~古代マヤの死の迷宮~

▽思い、思われ、ふり、ふられ

▽2分の1の魔法

▽糸

▽コンフィデンスマンJP~プリンセス編~

▽事故物件~怖い間取り~



第1位「SKIN/スキン(短編、長編)」

SKINスキンS.jpg

短編、長編が同時上映の本作。のっけからの短編にまず度肝を抜かれました。短編はレイシスト(人種差別主義者)の顛末が描かれ、長編は、レイシストからの転生が描かれています。寝不足での鑑賞だったので体調が心配だったのですが、目が覚めました(笑)



第2位「コンフィデンスマンJP~プリンセス編~」

コンフィデンスマンプリンセスS.jpg

この結末は絶対にないだろうと思っていたら、見事に裏切ってくれました。素晴らしい!本作に出演していた三浦春馬さん、竹内結子さんの件は本当にショックでした。竹内結子さんが他界した9月27日は、私の母親の命日です。生涯忘れることはないと思います。



第3位「糸」

糸S.jpg

「はちどり」か「糸」か迷いましたが、もう一度鑑賞するとしたらどちらを選ぶのかを自分に問うた結果です。作品には児童虐待といった要素もあって、不憫に思えてなりませんでした。そんな過去を乗り越えた二人の運命が、中島みゆきさんの楽曲「糸」に乗って壮大に描かれています。児童虐待で思い出すのはアニメ「ぼくだけがいない街(TVシリーズ)」です。この作品にも虐待を受けている少女が出てきますが、少女が主人公の家に泊まって母親から出された朝食を見て泣いてしまうシーンは、観ているほうも涙でした。



2020年9月鑑賞作品(全9作品)
▽青て痛くて脆い
▽宇宙でいちばんあかるい屋根
▽ファナティック~ハリウッドの狂愛~
▽ミッドウェイ
▽スペシャルズ
▽TENET
▽劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
▽アダムスファミリー
▽ウルフズ・コール


第1位「ミッドウェイ」

ミッドウェイS.jpg

映画では描かれていないのですが、そもそも日本がなぜ真珠湾を攻撃したのか?池上彰さんの解説によりますと当時日本は日中戦争の最中でその日本に対しアメリカが経済制裁に乗り出し、原油の輸出を止めた(中東で油田が発見されたのは、戦後で当時はアメリカに頼っていた)。焦った日本は、インドネシアの油田を狙いますが、オランダ領であるため同盟国のイギリス軍がシンガポール基地から救援に駆け付ける。なのでシンガポールを占領しなければならない。しかし、イギリス軍を攻撃すれば今度はハワイの真珠湾からアメリカ軍が支援にやってくる。その前に真珠湾を攻撃しようとなったのだそうです。今の世の中からは想像もつかない世界だったんですね。日本は戦争に負けたことで、「世界と仲良くすることを学んだ」と思いたいです。


第2位「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

ヴァイオレット・エヴァーガーデンS.jpg

ご存知京都アニメーションの秀作です。テレビシリーズの劇場版ということで、一見さんでも楽しめる作りにはなっていますが、真に劇場版の感動を知るにはやはりテレビシリーズは必見です。死んだと思われていたギルベルト少佐が生きていた。ヴァイオレットは、ただこのためだけに生きる希望を繋いできたからです。「鬼滅の刃 無限列車編」も例外ではありません。原作を読まなくてもテレビシリーズさえ押さえておけば、これからのワクワク感はキープ出来ます。


第3位「ファナティック~ハリウッドの狂愛者~」

ファナティックS.jpg

主演のジョン・トラボルタさんを初めてスクリーンで観たのが、オールナイト上映された「サタデーナイトフィーバー」です。ビージーズの楽曲に乗り、披露するダンスのかっこよかったこと。一夜にしてハリウッドのスターダムにのし上がって以来今日までその座をキープしてきた実力派が、オタクを演じるということに根っからの職人を観たように感じました。


つづく



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tommy88

You Tube にて、毎日予告を流しています。
個人的な日課ですが、「糸」です。
予告を見ながら涙しています。
早く来い来いWOWOWに、おいで「糸」。
中島みゆき様が偉大なので、もう、正座して見たい映画です。
我が菅田クン、オレの小松菜奈が主演ですからね。
もうすぐだろうとワクワクしています。

by tommy88 (2021-02-10 05:52) 

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