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「薬の神じゃない」

「鬼滅の刃 無限列車編」の勢いが止まりません!公開から10日で興収100億円突破は、日本映画史上歴代1位の速さ!宮崎 駿監督作品「千と千尋の神隠し」の25日の記録を塗り替えました。劇場にとっても苦しい時の「鬼滅」さまです(笑) この追い風に乗って更に鑑賞特典第2弾のリピート集客作戦で最終興収308億円の記録も更新しましょう!(イケイケGO!GO!)応援団(笑)


薬の神じゃない.jpg


興行収入と言えばこちらの作品「薬の神じゃない!」は、中国本土で500億円の大ヒットだそうですからバケモノです(笑) とは言っても人口が日本の10倍以上なので分母が違いますけど、鑑賞してみてこのヒットは伊達じゃありませんでした。2014年に実際に起きた事件を基に制作しただけあって、説得力もありますし、これからは中国映画から目が離せなくなる。そんな予感が致しました。


中国医療業界に一石を投じることになった実話のニセ薬事件が母体の本作。上海でインドの強壮剤を販売する店主のチョン・ヨン(程勇)は、店の家賃が払えず家族崩壊の末期状態。そんなある日、店を訪れた慢性骨髄性白血病を患う客から国内で認可されていないインドの安価なジェネリック薬を販売して欲しいと依頼を受けます。


認可されていない薬を販売することは犯罪なので、一度はことわるチョン・ヨンですが、背に腹は代えられず依頼の客と手を組んで渡印、薬を仕入れますが最初は全く相手にされず在庫をさばけません。国内の正規品実売価格が、4万元で売られている薬と同じ効能の薬を2000元で販売するというのに何故か?チョン・ヨンは、町でちょっと名の知れたダンスパフォーマーや白血病患者のネットコミュニティ管理人、英語が話せる牧師、ヤンキーらを説得し、販売網を構築することでようやく軌道に乗り始めます。


事業が順調に進むにつれ、地下で流通する密輸品の取り締まりに警察が動き出したころ、チョン・ヨンは危険を察知し事業を解散します。


最初はカネ目的で始めた密輸品売買事業でしたが、現実に薬が買えず苦しんでいる庶民の惨状を目の当たりにしてチョン・ヨンは、心を入れ替えるんです。インドのジェネリック医薬品の安全性については、マユツバなところもありますが正規品4万元(レート換算62万5600円)の薬は、日本の医療制度3割負担でも厳しい!チョン・ヨンは、法を冒して密輸を再開、500元で販売を始めます。


起承転結が理路整然としていて、あぶり出される社会問題はシリアスですが、そんな中で感じられる人情味。罪人チョン・ヨンが、罹患者たちのヒーローになって行く様、刑事との関係は、感動的でした。


監督:ウェン・ムーイエ


キャスト

シュー・ジェン、ワン・チュエンジュン、ジョウ・イーウェイ、タン・ジュオ、チャン・ユー、ヤン・シンミンほか


2018年中国映画

上映時間:117分


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