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「イエスタデイ」

ラジオ ニッポン放送「あなたとハッピー」月~木のパーソナリティ カッキーこと垣花 正さんが、フリーになってテレビにも進出!TOKYO MX「バラいろダンディ」のMCもつとめるなど幸先の良いスタートとなりました。バラダン以外で垣花さんが、出演された番組もいくつか視聴する中でマツコさんMCの「アウト×デラックス!」の録画をようやく視聴しました。番組は常識的にアウトなゲストが、毎回入れ替わりで紹介されるバラエティです。垣花さんのアウトなお話は「競馬で借金」でした(現在は、もちろん完済!)。借金のお話は、ラジオでも何度か断片的に聴いたような記憶があるのですが、番組のおかげで全容を視聴することが出来ました。

もう面白くて5回もリピートしちゃいましたよ~(完済した現在だからこそ面白いといえるのであって、現在進行形だったらまさに地獄の3丁目!:笑)。救いの手を差し伸べてくれた友人に”感謝”ですね!次は「しくじり先生」出演ですか?


イエスタデイ_0002.jpg


そのカッキーが、ラジオで紹介してくれました「イエスタデイ」。世界規模で発生した停電を境に主人公が、「ビートルズ」が存在しない世界にジャンプ!夢をあきらめかけていたシンガーが、「ビートルズ」のナンバーで一躍大スターの座に駆け上るお話です。「ボヘミアンラプソディー」、「ロケットマン」と続いたミュージック作品の中でもSFチックで面白いアプローチだと思いました。


上映が始まって1ヶ月以上のロングランですので、鑑賞者を対象にお話します。


「ビートルズ」は、往年の世代にはいまさら説明の必要がないスーパースターですが、私は1970年の解散以降に知った世代でラジオを聴き始めた当時の洋楽トップスターは、カーペンターズでした。ですからビートルズの熱狂時代を肌で感じることは出来ませんでしたが、洋楽好きな友人の影響もあってビートルズのレコード「ヘイ・ジュード」を初めて購入したことが、私とビートルズの出会いです。


毎週日曜の朝 ラジオニッポン放送でポップスベストテン、不二家歌謡ベストテンを聴いていたあのころ、もらったおこづかいは、すべて洋楽、邦楽のレコード購入に消えてゆきました。購入のしかたもビートルズが好きだからということではなく、感覚的に気に入った曲を購入するというスタイルでした。その後「レット・イット・ビー」を知って、ビートルズが好きになります。ですからビートルズを意識するようになったのは「ヘイ・ジュード」からではなく「レット・イット・ビー」からで、これが後に青盤(カセットテープ)やビートルズ詩集(写真)の購入へと繋がります。


ビートルズ詩集1・2.jpg 所蔵本


「レット・イット・ビー」がビートルズナンバーで一番好きな証拠が、写真の昭和49年六版発行のビートルズ詩集(2)にありました。P36にある「レット・イット・ビー」の訳詞にしおりがはさんでありました(笑)


そして「イエロー・サブマリン」、「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」、「イエスタデイ」と購入が続きます。何しろインターネットなどなかった時代なので、ネットで購入するなんて夢の世界でした。昔レコード購入は、レコード専門店で購入するのが常識、いまはネットでも購入出来るデジタル時代、便利な世の中です。


ヘイジュード.jpg 所蔵レコード


LET IT BE.jpg 所蔵レコード


イエローサブマリン.jpg 所蔵レコード


オブラディオブラダ.jpg 所蔵レコード


イエスタデイ.jpg 所蔵レコード


事故から復帰した主人公のジャック(ヒメーシュ・パテル)が、友人の前で初めて披露するビートルズナンバー「イエスタデイ」。この歌声を聴いた時、この俳優さんの「イエスタデイ」もいいなぁ~と直感した瞬間でした(聴き入ってしまったんです)。なのでこの流れのあと、両親の前で披露する「レット・イット・ビー」の期待感は、マックスでした!ところが、いろいろ邪魔が入っていつまでたっても始まらず、歌うどころかそのまま終わってしまうという扱いにフラストレーションがマックス!(なんちゅうシナリオじゃ!聴きたかったのに!でも面白かったですけどね:笑)


ストーリーについてですが、ジャックを支えてくれたエリーとの関係や大スターに近づくほど大きくなって行く良心の呵責といった問題が、始まりの「イエスタデイ」、エンディングの「ヘイ・ジュード」の歌詞とリンクしているように思えてなりませんでした。


「YESTERDAY」


YESTERDAY
面倒な問題はすべて
遠いことのように思えた
しかしいまその問題が
ここに居ついてしまいそうだ
OH
私は信じる
YESTERDAY


にわかに
私はかつての自分の
半分ほども元気がない

頭上に影が
垂れこめている
OH
YESTERDAY
突然にやって来た


なぜ彼女が
去らなければならなかったのか
私は知らない
なにかまちがったことを
私は言ったのだ
そしていま
昨日に焦がれる


YESTERDAY
愛とはかくにもたやすく
楽しめるゲームだったのに
いま私は、かくれる場所を
必要としている
OH
私は信じる
YESTERDAY


なぜ彼女が
去らなければならなかったのか
私にはわからない
なにかまちがったことを
私は言ったのだ
そしていま
昨日に焦がれる

YESTERDAY


愛とはかくにもたやすく
楽しめるゲームだったのに
いま私は、かくれる場所を
必要としている
OH
私は信じる
YESTERDAY


ビートルズ詩集(2)より


「ヘイ・ジュード」


ヘイ・ジュード
悪い方へもっていってはいけない
悲しい歌を悲しくはなくするのだ
彼女を自分の心の中にとりこむのを忘れずに
そうすればよくなっていくのだから


ヘイ・ジュード
こわがってはいけない
きみは彼女を手に入れる運命にあるのだ
彼女を自分の中にとりこんでしまえば
そのとたんに
よくなっていきはじめるのだ


苦しくなってきたらいつでも
ヘイ・ジュード
我慢しなさい
すべての苦痛を自分一人で背負い込んでいるような気になってはいけない
クールにことをはこぶ人は馬鹿なのだと
わかっているはずだ
自分の世界がそれだけ冷たくなっていくだけなのだから


ヘイ・ジュード
ぼくの期待にこたえてくれたまえ
きみは彼女をみつけたのだから
さあ手に入れたらいいのだ
彼女を自分の心にとりこむのを忘れずに
そうすればよくなっていくのだから


とにかく自分の中のものをみんな出し
そしてなんでもとりこむといい
ヘイ・ジュード
はじめなさい
いっしょにおこなう人をきみは待っているのだから
きみこそふさわしい人なのだとわかっているはずだ
ヘイ・ジュード
きみは充分にふさわしいのだよ
動き出すための力はきみの中にある


ヘイ・ジュード
悪い方へもっていってはいけない
悲しい歌を悲しくはなくするのだ
彼女を自分の心の中にとりこむのを忘れずに
そうすればよくなっていくのだから


ビートルズ詩集(1)より


監督曰く「これはビートルズへのラブレターだ」だけあって、心に沁みる作品でした。


監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
原案:ジャック・バース&リチャード・カーティス


キャスト
ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、エド・シーラン、ケイト・マッキノン、ジョエル・フライ、アレクサンダー・アーノルド、ラモーネ・モリス、ジェームズ・コーデンほか


2019年イギリス・アメリカ映画
上映時間:1時間57分


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「レ・イット・ビー」で溜まったフラストレーションを癒すにはもうサントラ買うっきゃないっしょ!と言うことでツタヤさんで買って参りました。オリジナルだったらどうしよう!という不安もありましたが、なっわけないかと家で聴いたらビンゴ!ヒメーシュ・パテルの楽曲でした(大満足!)

イエスタデイ_0001.jpg 所蔵CD

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