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「search(サーチ)」&「ボーダー・ライン」

12月です。現在「下町ロケット」にかじりついておりますが、もう一つ楽しみがあります。それは「下町ロケット」の番組スポンサーCM「BOSS」です。トミーリー・ジョーンズさんが看板になっているこのCM、今回はこたつでくつろいでいるところを堺 雅人さんに足をひっぱたかれて「痛っ!」っていうやつ。これ、ドリフのギャグみたいで笑っちゃいます(笑)


サーチ_edited-1.jpg

ストーリー展開がパソコンのモニターだけに終始するサスペンス作品「search(サーチ)」。映画の鑑賞記録を付け始めてから現在まで1518本鑑賞しておりますが、その中でも記憶にない斬新な手法にワクワク!鑑賞してドキドキする緊張感とどんでん返しにビックリ仰天!知的好奇心も満たしてくれる面白い作品でした。


パソコンのモニター画面の中でストーリーが進行する!こんな表現手法で楽しませてくれる本作は、音や迫力映像だけが全てではないという映画の可能性を提起してくれながらも鑑賞者を釘付けにする展開の面白さ、パソコンを利用している人にしてみればいつもの見慣れた光景の中で出来事が進行しているかのような錯覚感。言葉や文化は違っていても世界は間違いなくつながっていることを実感させられます。


今ではすっかり日常に溶け込んだ感のあるSNS。これを利用したごく普通の夫婦の記録から始まり、やがて夫婦は娘を授かり家族へ。娘が生まれてからの家族の楽しい想いでの記録から幸せな日々が伝わって参りますが、母親が他界する不幸も…。やがて娘は16歳に成長し、娘と父親の良好なコミニュケーションへと続きますが、ある日突然娘との連絡が途絶えます。父親は、娘との関係は良好と思っていたはずなのにいざ、行方不明となると娘のことをまったく知らなかった自分にガク然としつつ、手掛かりを探そうと娘のSNSの記録にアクセス。


PCのお陰で在宅勤務をしているお父さんは、この世界(ネット)の知識が深いからこそ、この作品が成立したという好例で便利な反面、ネット社会の怖さも描写されています。手掛かりのひとつに「ポケモン」が登場するあたり、ハリウッドでの「ポケモン」実写映画化の理由がわかるような気が致しました。


監督:アニーシュ・チャガンティ
脚本:アニーシュ・チャガンティ&セブ・オハニオン


キャスト
ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ミシェル・ラー、ジョセフ・リー他


2018年アメリカ映画
上映時間:1時間42分


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ボーダーライン.jpg


国境を意味する「ボーダー・ライン」は、まさしくそこ(アメリカとメキシコの境界)で起きている事件を描いたアクション超大作です。リアルでは、トランプ大統領が、メキシコとの国境について声明を発表直後批判の嵐となったことも記憶に新しいですが、最新のニュースでも国境を越えて不正にアメリカへやってくるメキシコ移民の問題が取り沙汰されておりました。ひと昔前までは、麻薬。現在は麻薬以上に移民の問題にナーバスなようです。


移民に紛れてやってくるテロリストを何とかしようとアメリカ政府から依頼を受けた男グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)は、あちこちの修羅場で法律もルールも関係なく作戦を実行して来たCIAの猛者。結果がすべてである以上、成果を出すためには汚いことも辞さないわけですからそれなりのことを仕掛けようということです。


ところが、作戦は思いもよらぬ不測の事態へ!メキシコで信頼出来る味方アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)も孤立してしまい、政府からも作戦変更命令が…。なんか怖い世界のお話で、こんなの見せられちゃうとケネディ大統領の暗殺は絶対政府が絡んでいるな、なんて勘ぐっちゃいます。骨太な作品でした。


それにしましても国境というのは大変です。警備費はかかるし、何よりももめごとの種ですからね。


監督:ステファノ・ソッリマ
脚本:テイラー・シェリダン


キャスト
ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー、ジェフリー・ドノヴァン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、キャサリン・キーナーほか


2018年アメリカ映画
上映時間:2時間2分


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