「検察側の罪人」
本日のラジオでカレンダーの撮影がどうのという会話を聞いていてハッとしたのですが、今年の夏は平成最後の夏なんですね。元号がまだ発表されておりませんので、カレンダー・手帳は西暦で対応するのでしょうか?
今回は木村 拓哉さん、二宮 和也さん主演「検察側の罪人」です。正義をジャッジする執行官が正義を巡り対立するドラマ。検察のミスは、医療ミス同様その結果次第で人の運命が変わってしまう重さがあります。本作では、私情に突っ走るジャック・バウアー(24時間)みたいな検事 最上を木村 拓哉さんが演じていて、二宮 和也さんは最上と師弟関係にある検事 沖野を演じています。作品の重厚感、緊迫感がヒシヒシと伝わってくる展開、個人ではコントロール不可能な法律に権力で抗う最上に疑問を呈する沖野との激突。頭がキレル人のやることは怖い!
正義をジャッジするというのは、実はとても難しいものだと思います。なぜならそれは、人が行う行為であり、現場に居合わせない人によって決定されるものだからです(ミスをしない人間はいないし、私情もあります、嘘もつきます、忖度や悪魔の証明だってあります)。作品では最上の人物像を絡めながら、そこはキチンと素人が観ても「それはダメでしょ!」という描き方がされていますので、解りやすくて良いです。強く印象に残ったのは、被疑者 松倉と沖野の聴取シーン、検察官らしい大人な対処と思いきや、いきなり恫喝に等しい激しい聴取へと変貌!「あ~、ビックリした~」。
それにしましても、最上のジャッジ・ガベル(裁判官が叩く小槌) コレクションは、いいなぁ~(どこで売っているんだろ、ハウマッチ!)。笑
監督・脚本:原田 眞人
原作:雫井 脩介「検察側の罪人」
原作:雫井 脩介「検察側の罪人」
キャスト
最上 毅(木村 拓哉)、沖野 啓一郎(二宮 和也)、橘 沙穂(吉高 由里子)、松倉 重生(酒向 芳)、諏訪部 利成(松重 豊)、白川 雄馬(山﨑 努)他
最上 毅(木村 拓哉)、沖野 啓一郎(二宮 和也)、橘 沙穂(吉高 由里子)、松倉 重生(酒向 芳)、諏訪部 利成(松重 豊)、白川 雄馬(山﨑 努)他
2018年日本映画
上映時間:2時間3分
上映時間:2時間3分
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