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「GODZILLA  決戦機動増殖都市」

本日の朝刊一面は、「是枝監督作 カンヌ最高賞」と映画の話題がトップを飾りました。受賞作品は「万引き家族」で邦画21年ぶり(最高賞パルムドール賞は、1997年の今村 昌平監督作「うなぎ」以来の快挙!)。邦画作品が、海外で認めてもらえることは、日本の誇りです。作品は、6月8日の上映。是枝監督おめでとうございます!


増殖都市.jpg


世界的なスーパースター「ゴジラ」の邦画3DCGアニメ作品「GODZILLA  決戦機動増殖都市」は、三部作の第二章です。選ばれし者に託された移民計画が失敗し、再び帰還した地球は2万年の歳月が経過した別世界。調査活動で洗礼(地球を支配する生物の攻撃)を受けながら、現れた「ゴジラ」に対し、論理的なクルーたちの作戦により倒したかに思われたゴジラは亜種であることが判明。大地を揺るがせ登場した本丸「ゴジラ・アース」の圧倒的な破壊力のまえにクルーたちは敗走する(おさらい)。


クルーのリーダー ハルオは、地球に生存していた人類の末裔「フツア」に助けられ、生き残った他のクルーたちと合流。クルーは、フツアが使用する武具がナノメタル(自立思考金属体)で作られていることに着目し、採掘場所を案内してもらう。そこに広がる壮大なプラントは、21世紀末に「対ゴジラ決戦兵器」として開発されながらゴジラに破壊された「メカゴジラ」を構成する物質で出来ており、開発種族ビルサルドの指揮官 ガルグは、勝算に歓喜する。


ゴジラ史上初の3DCGアニメ作品三部作を鑑賞しておりますが、いいですねぇ~。この三部作は独立した形式ではなく、継続型のストーリーとして描かれていますが、設定で移民計画の人員選考に異星人2種族(地球人を除く)が乗船している意味がここでようやく明かされます。横浜DeNAベイスターズのラミレス監督が「リーグ戦は、トータルで考える」と述べられましたが、この作品も三部作トータルで考えると最終章の期待感をマックスに誘う構成です。その代わり、1作品として考えるのか、3作品でひとつと捕らえるのか?個人のランキングで悩みの種ではありますが…(笑)


いちゴジラファンとして「ゴジラ・アース」は、理想形態です。その名の通りゴジラ=地球の化身のような圧倒的存在感!まさに " 破壊神 " 、 " 王者 " です。ゴジラを熟知して、存在について考え尽くされた答えだと思います。今作でゴジラと対峙すると予想されていた「メカゴジラ」が良い意味で意外な " 形 " での登場となりましたが、これがストーリーにリアリティを与えています。「人知を超えた存在には、人知を超えた戦略!を…」これが、もし?と想像するだけで「メカゴジラ」がいかにスゴイ破壊兵器であったことか。まだ、終わっていませんけど、テレビシリーズでやってくれませんかね(笑)


2万年後の地球ではありますが、ゴジラとの決戦の場所は富士山跡地周辺です。富士五湖もなければ、勿論東名高速も走っていない原始世界。この究極な悲壮感の中で人類が選択する生き残りの道も楽しみたいと思います(笑)


監督:静野 孔文、瀬下 寛之
脚本・シリーズ構成:虚淵 玄


キャスト
ハルオ・サカキ(宮野 真守)、ユウコ・タニ(花澤 香菜)、アダム・ビンデバルト(梶 裕貴)、メトフェイス(櫻井 孝宏)、マーティン・ラッザリ(杉田 智和)、ムルエル・ガルグ(諏訪部 順一)、マイナ(上田 麗奈)、ミアナ(小澤 亜李)他


2018年日本映画
上映時間:1時間41分


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「GODZILLA」の最終章(次回作)タイトルは「GODZILLA 星を喰う者」で2018年11月の公開予定です。本作の中でエクシフ人メトフェイスが、ハルオにこっそりと囁くキーワードが、次回に登場する「星を喰う者」だと推測されます。「宇宙には、ゴジラ以上に恐ろしいものが存在する(こんなニュアンスでした)」その言葉を口にすることも憚られる凶ワード。これは控えておきますけど、ビジュアルが楽しみです。

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