「第88回アカデミー賞」
2月29日第88回アカデミー賞の授賞式があり、各賞の発表がありました。
作品賞は「スポットライト~世紀のスクープ~」に決定したそうですが、こちらはまだ日本では上映されておりませんのでこれからのお楽しみです。
アメリカではすでに上映済みの作品が、それぞれ各賞にノミネートされ授賞式を待つのみというアカデミー賞ですが、日本ではノミネート作品すら上映されていない状況での結果発表ということで、日本人にとってのアカデミー賞は一過性のお祭りという感が否めません。しかし、映画史に年輪を刻み続けるアカデミー賞を無視して映画を鑑賞することは、味気なさを感じることも事実です。味気無さを感じる理由は、アカデミー賞が、それぞれの表彰部門において作品の羅針盤であり、希望になっていると考えるからです。
年間何百本も上映されている作品すべてを鑑賞することは、趣味で鑑賞している私でも限界がありますので、予め目星を付けてくれているアカデミー賞は、鑑賞する上で参考にさせていただいております(今まで気が付かなかったことや発見もあります)。ノミネート作品が受賞出来るか、否かは蓋を開けてみなければ判りませんが、ノミネートされた時点でその賞の候補者として認められたことに値することを考えたらそんなに一喜一憂する必要もないように思えるのですが、受賞出来なかった役者さんの心情はいかばかりなものでしょうか?
受賞の意義については、主演男優賞受賞のレオナルド・ディカプリオさんがその心境を叫んでくれました。
第88回アカデミー賞の発表に伴い、受賞の有無にかかわらず、今後もノミネート作品と向き合ってみたいと思います。
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